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神戸市 水道局 計画調整課

水道法改正や脱プラで話題!「水道水」をみんなが飲む時代を創りたい!

要点 Point

解決したい課題

水道水の飲用利用に対する不安感を払拭し、安全で環境にやさしい水道水の飲用利用の啓発をしたい。

想定する実証実験

水道水の利用促進につながるようなツールや画期的な広報により、市民の方の行動変容につながるかを検証する。

実現したい未来

水道水を身近で便利なもの、環境にやさしいものと認識して飲んでもらうことで、将来にわたって品質の高い水道水が提供できること。

得られるもの

脱プラスチックの事例として、企業イメージが向上する。他都市も同様の課題を抱えているため、水平展開が可能。

物語 Story

集合写真

ショック!「水道水? 生水やから飲まへんなあ」

みなさんは、水を飲む習慣はありますか?
体内の水分が不足すると、健康上のさまざまなリスクが引き起こされると言われています。熱中症や脳梗塞、心筋梗塞など・・・。スポーツドリンクは糖分や塩分の摂り過ぎになってしまうため、ただの「水」をこまめに飲んでいただくことがおすすめです。

・・・と、そこまで知っている方の中でも、ミネラルウォーターやウォーターサーバーで水を飲んでいる、という方は多いです。

飲み水についての調査 (内閣府 世論調査報告書 平成20年6月調査)

水道法では、水道水の水質基準項目が51項目定められています。
一方で、ミネラルウォーターに適用される食品衛生法での基準項目は26項目。

実は、水道水の方が厳しい基準で検査され、家庭に届けられているのです。
神戸市水道局では、この51項目の基準項目に加え、農薬などを含めた水質管理目標設定項目などを合わせ、必要に応じて200項目以上の検査をしています。

そのような厳しい検査を経た水道水を、蛇口をひねるだけで飲めるように日々お届けするのが水道局の仕事。安心して飲んでいただくことが職員としては本望ですが、先日、このような言葉をお聞きしました。
「水道水? 生水やから飲まへんなあ」

正直、ショックでした。

なぜ、水道水にはこのようなイメージが付いてしまったのでしょうか?

考えられる原因は次の3つです。
(1)ひと昔前の水道水のイメージが抜けていない。
(2)消毒に使っている塩素の匂いが苦手な方が多い。
(3)ミネラルウォーターやウォーターサーバーの商品広告が多い。

(1)については、「昔はカビくさいにおいがした」というお声を伺うことがあります。その印象が、親から子へ、孫へと引き継がれて、「水道水はまずい、飲んではいけない」と思って育ってきた方もいるようです。最近は、高度浄水処理や水源保全の取組みにより、昔よりもかなり美味しくなっているはずです。

(2)は、レモンを入れたり、一晩置いていただいたりすることで塩素をほとんど抜くことができるので、簡単に対策ができます。

(3)は、行政の宣伝力ではどうしても太刀打ちできないように思われます。市販のお水はおしゃれで、美容や健康にも良くて、エコフレンドリーなイメージが定着しています。

でも、よくよく考えれば水道水だって負けていません。むしろ、人にも地球にもやさしい特徴を数多く持っているのですが、水道局だけでその魅力を周知することには限界があると感じています。

そこで、水道水の良さに共感する方を増やし、もっとみなさんに水道水を利用する(特に飲む)習慣をつけていただきたい、というのが今回の課題です。

水道水は環境にも家計にもやさしい!

水道水は、前述したとおり厳しい水質基準で安全性が確かめられているのはもちろん、以下のような少し意外な特長もあります。

水道水の特長その1:水道水は家計にやさしい

神戸の水道水の値段は500mlあたり0.06円。1日1本500mlペットボトルで水を飲むとすると年間で36,500円かかるところを、水道水ならおよそ22円で済ませることができます。

水道水の特長その2:水道水は環境にやさしい

ボトルに入った水は、製造や運搬、販売、ごみ処理・リサイクルといった工程で大量の二酸化炭素を排出しますが、一方で水道水を飲む場合はその600分の1の排出量で済ませることができます。近年注目を浴びている脱プラスチックの観点からも、もっと水道水は評価されても良いはず。水道水を選ぶことは環境を大切にすることにつながっています。

神戸市水道局の水のイメージ

いかがですか?
水道水のイメージが少し変わってきませんか?

水道水を飲んでいただくことは、市民との重要なコミュニケーション

最近水道法の改正でも話題になりましたが、水道は今重要な時期にあります。

私たちが現在使っている水道施設の多くは、高度経済成長期の時代に整備されました。同時期に大量に整備された設備は、これから大量に更新が必要となってくることを意味しています。

神戸市の排水管の更新需要のグラフ

多額の費用と多くの時間が必要になる一方で、人口減少や節水型機器の普及により、給水収益の減少も避けられません。

財政収支の実績と今後の見通し

水道事業は、税金ではなく水道料金で運営しています。

もちろん、私たちも今まで何もやってこなかった訳ではありません。神戸市ではこれまでに、コスト削減や次世代の負担軽減のためにこれらの取組みを行ってきました。

・テレメータ・テレコントロールシステムによる配水量の集中管理と施設の無人化
・設備のダウンサイジング
・施工の効率が高いポリエチレン管の採用
・管更新のペースアップによる更新時期の平準化
水草を使った水源地カビ臭抑制効果の世界初の発見・研究

などなど。

また、その反対に、収益を増やす=水道水をもっと使っていただくためにやってきたこととしては、産学官連携で「おふろ部 」を運営し入浴の魅力を発信し続けています。

おふろ部のロゴイメージ

また、「Love&Water 」という企画を発信したり、市内全戸配布の広報紙で水道水の魅力を宣伝したりしてきました。

Love&Waterのイメージ

これからも安心・安全な水道を持続していくためには、PR活動により市民との関係を築き、理解を得ながら事業を進めていくことが不可欠になってきています。(実際、全国的にも水道事業のPRの重要性が高まってきています。)

平成30年度に神戸市水道局が取ったアンケート調査によると、「水道水を直接飲む」と回答する方ほど水道に信頼や好感を持ち、事業に理解があるという結果も出ています。

飲む、という行為は、給水量の増加という直接的な効果についてはそれほど大きくないかもしれませんが、最も基本的で、かつ信頼を必要とする行動です。だから、水道水を飲んでいただくことは、市民と水道局との重要なコミュニケーション手段の1つだと考えています。

これからも市民の大事な財産である水道を守っていくために、まずは安心して水道水を飲んでいただきたい。

例えば、マイボトルを持ち歩く習慣をつけてもらう。
水道水が飲める街中の給水スポットを地図上に落とし込む。
蛇口から直接飲んでいただいても、ウォータークーラーを使っていただいても、自宅でお茶やコーヒーを作って飲んでいただいてもかまいません。
色々な方法を、若手揃いの水道広報担当者たちと一緒に考えていただければと思います。

人の行動を変えるお手伝いをしていただける事業者さまや、環境問題に関心が高い事業者さま。全国の水道事業体が真似したくなるような妙案を、神戸から生み出していきませんか?

集合写真

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募集要項 Outline

背景 水道事業は税金ではなく水道料金で運営を行っていますが、高度経済成長期に整備した水道管が経年化し、更新費用が増大していっている一方、人口減少社会や節水型製品の普及により料金収入は減少しています。将来的に必要な費用が水道料金で賄えなくなる可能性があります。
課題 水道水に漠然とした不安を抱える市民は多く、そうした層は市販のミネラルウォーターやウォーターサーバーをわざわざ購入して飲んでいます。水道水を選んでいただくことで、環境にも家計にもやさしく、水道事業を継続させるための収益につながるばかりでなく、水道管内の滞留を防いで水質を維持することにもなるため、できるだけ水道水を利用していただきたい。
求める解決策 水道水を飲用としての利用を啓発でき、かつ、水道水が身近で安価であり、環境にやさしいと認識していただける仕組の構築。
また、熱中症対策としての利用を促進する仕組みの構築。
たとえば、水道水を無料ないし有料で飲める場所をマップ上に可視化したツール等の製作など。
その他、既存の枠に囚われない、柔軟な解決策を広く募集。
付加的・発展的な要素 単発ではなく継続したシステムの構築、もしくは広く普及するシステムの構築。
お風呂などの生活用水の使用量を増やす仕組も加えて欲しい。
想定する実証実験内容 水道水の利用促進につながるようなツールや画期的な広報により、実際に市民の方の行動変容につながるかどうかを検証する。
求めるスタートアップ像 多角的な視点から水道水の飲用利用について考慮できる企業。SDGsに関心のある企業。
スタートアップに求める条件 スタートアップ側が複数人で作業、打ち合わせを行う場合は、窓口役を一人設けること。
ただし、遠方の場合は随時オンラインでの打ち合わせも可。
提供可能なデータ・環境等 水道局の収支がわかる資料、平成30年度のネットアンケート調査、令和元年「Love&Water」写真展でのアンケート結果
プログラム終了後の本格導入 実証実験において、効果的な広報であると判断できた場合、令和3年度以降に本格導入を検討

お申し込み Application

<神戸市、姫路市、豊橋市>
締切:2020年7月19日(日)


<名古屋市>
締切:2020年7月31日(金)

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神戸市 企画調整局 情報化戦略部 & 神戸市 行財政局 業務改革課

今までにない!業務フローを楽しく描けるツールがほしい!

要点 Point

解決したい課題

仕事の流れをもっと楽しく見える化したい!

想定する実証実験

業務フロー作成をボードゲームにして、様々な部局とブラッシュアップを行う

実現したい未来

課長・係長・担当・事業者が一つのテーブルを囲んで、触れるモノを使いながら楽しく業務改善(課題把握)ができる

得られるもの

・幅広い自治体業務フローを把握し、業務改善に関する共通言語を得ることができる
・神戸市との連携実績

物語 Story

集合写真

人は減るけど、仕事は増える

みなさんの暮らしを支える行政サービスを提供する公務員。
意外に思われるかもしれませんが、神戸市では過去20年で職員数を3割削減してきました。

職員数の推移グラフ

一方で、世の中はどんどん複雑になっていて、それに伴い行政に対するニーズは複雑・多様化しています。
その結果、職員1人あたりの業務量はどんどん増え、また、より幅広い業務を行うことが求められています。

年々減っていく職員で、年々増えていく仕事に対応するためには、仕事のやり方を継続的に見直し、テクノロジーの導入や、アウトソーシングなど、仕事を効率的に行うための検討をしなければいけません。

業務の流れや仕事のやり方を文書として見える化したものを、ワークフロー(業務フロー)と言いますが、業務の効率化を検討するためには、まずこのワークフローの把握がその第一歩になります。

そのため、これからの公務員にとって業務のワークフローが書けること、それを他の人に分かりやすい形で伝えることは必須のスキルになっていくと考えられます。

いやいや、そんなことやったことないって

とは言え、職員の多くはワークフローを頭に浮かべて仕事をするなんて経験はほとんどしたことがありません。業務のマニュアルはよく見るけど、自分で作ったことなんて一度もないなぁという職員がほとんどです。結果として、業務改善は自分ごとになりにくいのが現状です。

そりゃそうですよね。
ワークフローを書くなんて、全然楽しくないですし、見るだけでうんざりする人が大半です。そんなことをするのはコンサルタントかITベンダーか、余程の物好き管理職くらいではないでしょうか。

業務フローのイメージ

特に日常のちょっとした仕事は、口頭伝承されたり、簡単なメモで伝えられるのが一般的です。研修などで体系的にワークフローの書き方を学んだことがある人も、おそらくいないでしょう。
少なくとも僕は学んだことがありません。

実際、ワークフローを書くのは時間がかかるし、昨日と同じやり方で仕事をする方がラクなのは当然です。しかし、これまではそれでも許される、幸せな時代だったのでしょうが、これからの時代は、そんなことではたちまち行政の仕事は立ち行かなくなるのです。

でも、ただでさえ忙しいのに、楽しくもない追加の仕事をする人がいるとは思えませんよね。

もしワークフローづくりが遊びになったらどうだろう?

ワークフローを書くためのスキルはますます必要とされるけど、それを楽しい形で学べる方法はないんだろうか。それが私たちがUIKに応募した理由です。

子供がレゴやパズルで楽しく遊ぶように、仕事のやり方を表現したり、組み替えることができたら楽しいと思いませんか?

家族や親戚、友だちと人生ゲームをするように、新しい仕事のやり方を上司や部下と集まってお喋りしながら考えられたら面白くないですか?

職場のみんなで楽しんで遊んでいるうちに、やりたくなかった仕事が終わっていたら得した気分になりませんか?

私たちは、ワークフローを作ったり、改善したりする体験をデザインしたいと考えています。大きな机に、課長以下の職場メンバーや事業者が集まり、手を動かしてわいわいがやがやしながらみんなで業務改善を考える、そしてそれを庁内のあらゆる職場で行うことで、自治体業務全体のやり方が常にアップデートされていく、そんな姿を目指しています。

自治体業務を楽しみ、オープンにしていく

これまでも一部の職員が効率性を重視し、ワークフローの標準化を進めてきました。ただ、私たちは効率性だけでは人は動かないと考えています。

自治体業務のワークフローづくりを、もっと楽しく、オープンにすることで始めて、もっと多くの職員が仕事のやり方を変えていくことを自分ごととして考えることができるのだと思います。

職員一人一人がそうしたマインドセットを持つことで、組織として持続的な“カイゼン”のサイクルが回り、時代に合わせた行政サービスを素早く柔軟に提供できる。そんな神戸市を目指します。サービスデザイン的なアプローチで、私たちの挑戦に共鳴してくださるパートナーの方々をお待ちしています。

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募集要項 Outline

背景 全国の自治体で働き方改革や業務改善が求められているが、残業規制や単純なICTツールの導入に終わっているケースが多い。今後さらに自治体職員数が減少していくことが見込まれるが、自治体の業務範囲はますます拡大していくため、継続的に業務の意義ややり方を見直す組織文化が求められている。
課題 多くの職員にとって”業務改善”はさほど楽しいものではなく、業務フローを自分で描く経験も十分でない。また、業務フローを描いたり、それを改善するためには関係者が同時に集まって、様々な視点から意見を言うことが効率的であるが、そのために使える共通的なツールが存在しない。
求める解決策 自治体の業務フローを網羅的に分析・類型化した上で、複数の職員が楽しく業務フローを描き、改善できるツール
付加的・発展的な要素 アナログのボードゲームで描いたAs-Is, To-Beの業務フローを、簡単にデジタル表現(ExcelやPower Pointなど)に変換できるツール
想定する実証実験内容 業務フローの作成、分析、改善ができるボードゲームのプロトタイプを作成し、様々な部局で業務フロー分析として試してもらいながらブラッシュアップを行う
求めるスタートアップ像 ・サービスデザインへの理解が深く、分析的な思考が得意であること
・本取り組みを行政分野だけでなく、産業界の生産性向上に繋げられること
スタートアップに求める条件 サービスデザインやワークショップデザイン、グラフィックデザインの経験
提供可能なデータ・環境等 神戸市役所情報化戦略部と業務改革課でこれまで実施した業務改善案件データベース
プログラム終了後の本格導入 神戸市働き方改革推進チームで導入し、各局にも配布する。

お申し込み Application

<神戸市、姫路市、豊橋市>
締切:2020年7月19日(日)


<名古屋市>
締切:2020年7月31日(金)

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神戸市 保健福祉局 健康政策課

ICT×高齢者!?誰もが健康になれるまちを目指すために

要点 Point

解決したい課題

市民PHR(Personal Health Record)システムの開発・運用を行っているが、ICTに馴染みがない高齢者の健康データが集められない。

想定する実証実験

高齢者のヘルスケア関連のデータを電子化し、市が所有する市民PHRシステムで一元管理するツールや仕組みの試行導入および効果測定。

実現したい未来

個人や関係者が、個人から社会レベルまで幅広くヘルスケア関連のデータを利活用し、健康増進に役立てることができる社会。

得られるもの

実証実験後の本格導入、他都市への水平展開

物語 Story

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わかっちゃいるけど、変えられない

最近、日本人の健康意識は非常に高いものとなってきています。各企業からも健康食品が売り出され、従来はボリューム重視だったコンビニでも、健康志向の商品が数多く並ぶようになりました。
生涯にわたって健康な生活を送るために、大切なことは何でしょうか?

毎日の生活習慣と健康は、切っても切れないとても強い関係があります。たとえば、偏った食事をしている、デスクワークばかりで運動不足である、睡眠時間は5時間程度など、ちょっとしたことでも、それが、1ヶ月、1年、10年と続くと、身体に与える影響は非常に大きいものになります。

バランスの良い食事は大事。野菜も食べなきゃ。運動しなきゃ。ストレスは溜め込んではダメ。タバコは止めないといけない…頭では理解していても、その生活が長く続いていれば続いているほど、生活習慣を変えるのが難しくなります。
未来の自分から、あのときの自分がもっとこうしていれば健康だったのに、という手紙でも受け取ることができれば、状況は変わるかもしれませんが、そんな訳にはいきません。

ICTの活用により、市民の皆さんの健康課題を解決したい!

神戸市は、未来の自分から手紙が届かなくても、市民一人一人に健康への意識を変えてもらい、行動変容を促し、健康な生活を送ってもらうための政策を実施しています。

平成29年7月に、健康課題に産学官民が連携して取り組んでいくために健康創造都市KOBE推進会議を設立し、誰もが健康になれるまちを目指した取り組みを進めています。
特に、平成31年4月から、市民の健康関連データを集約・結合しビッグデータ化して利活用することで、市民の健康づくりを支援する仕組み、市民PHR(Personal Health Record)システム「MY CONDITION KOBE(マイコンディションコウベ)」の運用を開始しました。
そのシステムのサービスの一つとして、スマホ向け健康アプリの運用も行っています。

行政としては、地域の健康課題の「見える化」ができ、さらにICTを活用することで、時間をかけずに低予算で情報の収集・配信ができるため、必要な施策を効率よく市民に届けることができます。
市民目線では、自分の健康状態の「見える化」ができ、健康アドバイスが受けられ、さらに健康ポイントの運用により、楽しみながら健康づくりに取り組むことができます。

MY CONDITION KOBE イメージ

ICTに馴染みのない人のデータをどのように集めるか?

スマホ向けアプリは、健康への意識が高まってくる年代である40歳から60歳代の方をメインターゲットとして運用していますが、今後必要になってくるのが、高齢者の健康情報です。

ICTに馴染みのない方からすると、スマホ向けアプリで健康情報を管理するというのはとてつもなくハードルが高いですし、そもそもスマホを持っていない、スマホは持っていても小さな画面が見えない、文字の入力が難しいなどなど様々な声を聞きます。
しかし、高齢者に適切な健康支援サービスを提供するには、まずは高齢者の健康情報から暮らしの中の健康課題を明らかにする必要があります。

また、高齢者の支援については、本人が健康管理をするだけでは十分ではない場合も多く見受けられます。家族のほか、医師・看護師、ケアマネージャー、薬剤師等、様々な職種の医療関係者が関わるケースがほとんどで、高齢者を取り巻く関係者の中での情報共有をいかに円滑に行うか、という課題も神戸市に限らず存在しています。そのような文脈でも、高齢者の健康状態をデジタル化し、共有できる状態にすることが急務となっているのです。

もちろん、この市民PHRシステムは、市が単体でできるものではなく、本人の同意があってはじめて成り立つものです。本人の同意を取り、情報を集め、電子化し、市民PHRシステムと連携させる。どのようにすれば、ICTに馴染みのない高齢者の情報を、効率的に集めることができるか、そのアイデアとツールをぜひいただきたいと思っています。

高齢者とICTのイメージ

誰もが健康になれるまちを目指して…

急速な高齢化が進む中で、健康に生きられる期間(健康寿命)を延ばすためには、産学官民の連携が不可欠です。
神戸に来たらみんなが健康になれる!
そんな街にしていくために、先進的なIT 技術を活用し、当市の課題を解決できるスタートアップの方からのご提案をお待ちしています!神戸市から健康を!

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募集要項 Outline

背景 神戸市は、誰もが健康になれるまち「健康創造都市KOBE」の実現を目指す中で、EBPM(Evidence-based Policy Making)の手法による健康政策を行っていくため、2019年4月に、市民の健康データを一元管理する市民PHR(Personal Health Record)システム「MY CONDITION KOBE」を理化学研究所と共同開発した。
課題 生まれてから死ぬまでのあらゆる健康データを一元管理することで、市民が抱える健康課題を解決していくことが必要であるが、データを集める部分で多くの課題を抱えている。市民が自らカラダや暮らしの情報を入力し、自身で管理ができるスマホアプリの導入により、若年層のデータ収集は順調に進んでいるが、ICTに馴染みのない高齢者の情報の収集が喫緊の課題である。
求める解決策 高齢者のデータが自然と集まってくるツール、システム等
付加的・発展的な要素 高齢者の健康情報をデジタル化して集めることで、医療・介護の分野が抱える様々な課題を解決できること。
想定する実証実験内容 本人の同意を適切に取った上で、また個人情報保護法・条例に則った形で、高齢者のデータを収集できるツールや仕組みの試行導入、効果検証。
求めるスタートアップ像 先進的なIT 技術に広く専門的な知識を有し、行政だけでは企画できないツール・システムの提案をいただきたい。
スタートアップに求める条件 神戸市内での打ち合わせが可能なこと。
提供可能なデータ・環境等 各種検討会での議論
プログラム終了後の本格導入 市民PHRシステム「MY CONDITION KOBE」との連携

お申し込み Application

<神戸市、姫路市、豊橋市>
締切:2020年7月19日(日)


<名古屋市>
締切:2020年7月31日(金)

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神戸市 教育委員会事務局 学校支援部 健康教育課

みんなにやさしい!新しいこんだて表がほしい!

要点 Point

解決したい課題

誰にでも見やすいこんだて表で、 ”目視と手作業”で支えているアレルギー等の対応を少しでも簡単にしてより安全にしたい

想定する実証実験

家庭で献立情報を参照する際の見やすさ・検索性を重視したアプリ等のプロトタイプツールを用いたユーザーニーズの検証。
校務運営上無理のないスキームの構築。

実現したい未来

アレルギーなどの理由で食べられないものがある子供たちも、もっと安心して食べられる給食。グローバル化に対応した、新しいこんだて表。

得られるもの

他都市への水平展開。
学校現場のニーズ感覚とその他の家庭課題・校務課題の把握、あるいは解決策。

物語 Story

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給食の時間のことを思い出してみると

みなさんは、小学校の頃の給食を覚えていますか?

好きだった献立、苦手だった献立、ありますよね?
余った牛乳やゼリーの争奪戦をした思い出もあるかもしれません。
大多数の方は、パンまたはごはん、牛乳、おかず(、たまにデザート)が揃った給食を思い浮かべることでしょう。

でも、全員が全く同じ献立をそのまま食べられるわけではありません。
アレルギーやその他様々な理由で、みんなと同じように食べられない子供たちがいます。

こうべ特産給食イメージ 神戸市産の食材をたっぷり使った「こうべ特産給食」

神戸の小学生の4.5%は食物アレルギーで食べられないものがある

植物アレルギー児童実態調査結果その1 出典:平成30年度神戸市立小学校における食物アレルギー児童実態調査結果(平成30年5月1日現在)

子供の食物アレルギーで多いのは卵と乳。
続いて、えび、落花生、かに、キウイ、そばなども人数が多いです。
「その他」にはナッツや果物、魚介類などが含まれています。アレルギーの原因となる食べ物は多岐にわたります。

みなさんにとって意外な食べ物もあるのではないでしょうか。

食品別アレルギー人数 食物アレルギー児童実態調査結果その2 出典:平成30年度神戸市立小学校における食物アレルギー児童実態調査結果(平成30年5月1日現在)

食物アレルギーの症状は人によって様々で、少し触れただけでも命にかかわる人もいれば、体調によっては特に異常が出ない人もいます。
また、子供の場合は成長に伴って症状が軽くなることもあり、医師の指導の下で自宅では食べる練習を始めている子もいます。

しかし、学校で食べる給食は「もしも」があってはいけませんから、医師から許可が出るまでは食べないようにしています。

人気メニュー「やきそば」のイメージ 人気メニューの「やきそば」。大きな回転釜で数百人分一気に作ります。

本当は一人ひとりの事情に合わせて食べられるようにしてあげたいところですが、給食は大きな釜で全員分を一気に作ります。
だから、あれを除いてこれを除いて……というオーダーメイドはとても難しいのです。
唯一できるのは、かきたまじるなどの最後に入れる卵を除くこと。

それ以外は、「もしも」の事故で子供たちに辛い思いをさせたくないから、食べられない料理の代わりのものを家庭から持ってきてもらうルールにしています。

今は保護者と学校の”目視と手作業”が頼みの綱

食べられないものを判断するのは保護者の方にお任せしています。
毎月こんだて表と使用食品一覧表(食材の原材料リスト)を見比べて、食べられない料理を探してご連絡いただきます。

もちろん学校の教職員もチェックしますが、その子のことを一番分かっているのは保護者の方。
安全と安心のために、ご家庭でしっかり確認していただくようお願いしています。

アレルギー品目チェックの様子 こんだて表と使用食品一覧表。アレルギー品目ごとにチェックします。

確認に使うのは紙の資料。全て目で見ていくことになります。

こんだて表のメニューと食材だけでなく、各食材に含まれる原材料リスト(使用食品一覧表)も全て見て、アレルギー品目が含まれているものを食べてしまうことがないように印をつけていきます。

複数の資料を見ながらチェックしていることに加え、それぞれの子供の症状によって食べられるかどうかが変わってくるので、今世の中にある献立アプリのようなシンプルなツールでは対応しきれないのが実情です。
たくさんの食材を全部確認して、食べられないものが含まれていないかを調べるのは本当に大変です。

毎月丁寧に確認してくださっている保護者の方には頭が下がります。
この”目視と手作業”に支えられているのが今のアレルギー対応です。

また、食物アレルギー以外にも、健康上の制限や服薬の都合、宗教上の理由で食べられないものがある場合もあります。
そうした場合もアレルギーと同じ方法で食べないものを保護者の方に確認していただき、対応しています。

加えて、神戸市は日本語以外を母語とする住民も多く、学校給食でもアレルギー対応のための資料にフードピクトを導入するなど工夫していますが、さらにグローバル化への対応を進めていきたいと考えています。

「みんなにやさしいこんだて表」にできるんじゃないだろうか

それぞれの子供の事情で食べられないものがあることを、本人も周囲も理解し、受け入れて、上手に付き合っていかなければなりません。

子供たちが安心して給食を食べられるように、保護者や教職員など周囲の大人がサポートしています。

誰もが見やすいこんだて表を作り、みんながサポートしやすいように、一番いいやり方を一緒に考えてくれるパートナーを求めています。

アレルギーと給食の関係はどこの自治体でも発生する課題です。
また、グローバル化による多様な対応も今後増えていきます。
そのため、神戸市の規模でもうまくいく方法が見つかれば、他都市の課題にも対応できると思います。

アイデアと技術で、神戸だけでなく全国の子供たちの学校生活を支えてくださる企業の応募をお待ちしています。

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募集要項 Outline

背景 神戸市立小学校・特別支援学校・義務教育学校(前期課程)全168校では、給食のアレルギー対応を行っていますが、全校生徒分の給食を一度に調理するので、個別の細やかな対応は難しく、アレルゲンとなる食材を取り除く対応ができるのは、神戸市ではかきたまじるなどの料理で最後に入れる卵だけです。

それ以外は、その料理の食材と原材料を確認して食べるか食べないかを保護者が判断し、学校へ連絡していただき、当日は家庭から代わりの料理を持って登校していただきます。本当はみんな同じ給食を食べてほしいですが、命にかかわることだからこそ、確実にできる対応だけをしています。

一日の献立に使う食材は様々で、更に加工品に使っている原材料までチェックし、その子が安心して食べられるものだけを食べるように保護者と学校、本人も気を付けている毎日で、現行の紙媒体による人間の目視確認だけでは不安も残り、負担も大きい状態です。

もう少し確認しやすい形にすることで、学校と保護者、そしてなにより児童本人がより安心して給食を食べられるような仕組みに変えたいと考えています。
課題 献立情報のより分かりやすい提供、アレルギー対応に必要な情報のより確実な共有。
求める解決策 保護者視点:献立情報(料理・使用食材等)検索性の高いツールによる利便性向上。家庭から代替食を持参する日を事前に知らせてくれる機能。
学校視点:その日の献立提供にかかる情報を担任・管理職・栄養教諭・養護教諭などの関係者が共有できるツール。
付加的・発展的な要素 家庭で代替食を調理するときの参考となるレシピ情報との連携(クックパッドへのリンク)。
学校ごとの行事などを反映したスケジューラ機能。
グローバル化対応。
想定する実証実験内容 家庭で献立情報を参照する際の見やすさ・検索性を重視したアプリ等のプロトタイプツールを用いたユーザーニーズの検証。
校務運営上無理のないスキームの構築。
求めるスタートアップ像 ・保護者と学校現場それぞれのニーズ・事情をくみ取り、相互の摩擦を減らす提案を行えること。
・上記解決策について、興味があり、実効性のある提案ができるスタートアップ。
スタートアップに求める条件 神戸ハーバーランドにある教育委員会事務局オフィスおよび神戸市内の各学校等でのヒアリング調査などに積極的に出向けること。
データベース検索システムやアプリ構築等の経験があること。
提供可能なデータ・環境等 献立情報(料理・使用食材)にかかるデータの一切、神戸市立小学校在籍児童のアレルギー傾向統計資料(個人情報を含まない)
プログラム終了後の本格導入 学校現場で実際に活用でき、保護者と学校双方の負担軽減が見込める内容となれば、導入を検討する。

お申し込み Application

<神戸市、姫路市、豊橋市>
締切:2020年7月19日(日)


<名古屋市>
締切:2020年7月31日(金)

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神戸市 都市局 計画部 指導課

紙による開発許可申請の電子化実証開発

要点 Point

解決したい課題

開発許可申請の電子化による手続きのスピードアップ!

想定する実証実験

関係課(協議先等)を交えて開発許可申請・許認可のシステム化実証

実現したい未来

・前例踏襲の紙による申請の受付業務、台帳保存、協議先・申請者とのやりとりの廃止
・申請、許可における事務処理の迅速化による市民サービスの向上

得られるもの

・神戸市と協力して開発許可申請システムを構築したという実績
・システム本格導入の検討、後の改善への協力及び関係課
・他自治体への展開への可能性

物語 Story

集合写真

都市の街並みに秩序が保たれているのはなぜ?

皆さんは、都市計画法に基づく開発許可制度が、都市機能の無秩序な拡散に歯止めをかけ、神戸市の秩序だったまちづくりのひとつとして機能していることをご存知でしょうか?
なお、都市の健全な発展等を目的とし、昭和43年に制定された都市計画法は、都市計画の決定手続、都市計画制限、都市計画事業その他都市計画に関し必要な事項を定めるもので、これまで社会経済状況の変化などを踏まえた改正が行われてきました。

長年の紙での運用を行ってきました。しかし…。

これまで、神戸市は開発許可制度に関する事務は全て紙による申請受理・許可および保存等を昭和43年より行ってきました。
しかし、長年の運用のすえ、申請用紙は大変な量となっています。

大量の申請用紙のイメージ

たとえば、申請の照会があった際の事務等、非常に煩雑になってしまっているため、このたび電子化の検討を行ってまいりました。

当初は、他都市でも運用している既存の開発許可システムを検討していました。
が、神戸市は独自の条例を持っているため、そのまま導入することが難しいことが判明しています。
しかしながら、同様に独自の条例をもつ自治体は全国的に存在しており、こうした電子化の悩みを抱える行政職員は、神戸市だけではありません。

なお神戸市では、開発許可申請手続きは平成30年に条例化され、事務処理はより複雑化・高度化しており、開発許可申請手続きにかかる事務負担を軽減してより効率的に処理していく必要が高まっています。
このため、前時代的な事務処理を一新して、開発許可申請に係る情報の一元化及び事務の軽減を図らねばなりません。

こうした背景から、わたしたち指導課は、スタートアップの方々と関係課(協議先等)との連携を図り、申請・許認可の流れを実証して職員が求める実用性が高く、かつイノベーティブなシステムを構築したいと考えています。

このシステムにより、申請や照会が電子上で将来的には完結するようになり事業者の方々にとっても使いやすい環境が構築できること、そして、実証の成功した暁には、他の悩める自治体の課題も解決することが可能となります。
ぜひ一緒にこの課題の解決を試みませんか?

集合写真

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募集要項 Outline

背景 ・神戸市では、開発許可に関する事務は紙による処理・保存を行っていたが、事務の効率化の必要性から電子化の検討を開始した。当初は、他市でも運用している既存開発許可システムの導入を検討していたが、本市の運用状況に適合しにくい(独自の条例の取扱い等)ため断念した。
・現状は、紙とは別に開発許可に関する内容をエクセルデータに入力して共有することも検討したが、同時編集などができないことから一元的に管理ができないため共有は断念し、各地区担当が個別にデータを入力及び保管している。(入力内容も担当毎に異なり、現状の電子データは不完全な状態である)
・昨年より、開発許可は条例化され、事務処理はより複雑化している。開発許可申請手続きにかかる事務負担を軽減してより効率的に運用していく必要がある。
課題 ・開発許可申請に係る情報の一元化及び事務の軽減
・関係課(協議先等)との連携
求める解決策 ・前例踏襲の紙による台帳保存、関係課・申請者とのやり取りを廃止する。
・電子化による申請、許可における事務処理の迅速化。
付加的・発展的な要素 ・インターネットにより開発許可申請とそれに係る申請・照会などの電子化。
想定する実証実験内容 ・関係課(協議先、申請者(内部))を交えた申請・許認可の流れの実証。
求めるスタートアップ像 ・エンジニアが社内にいること。
・打ち合わせ・相談等で連絡がつきやすいこと。打合せ、現地確認の必要性等を考慮し、事務所はできる限り近い方が良い。
・上記解決策及びシステムに興味があり、実効性のある提案をしてもらいたい。
スタートアップに求める条件 同上
提供可能なデータ・環境等 ・既存台帳、様式集、通知依頼等の帳票、開発許可の流れ(手引き)等の情報提供。
・他自治体へ情報収集及び発信。
プログラム終了後の本格導入 ・実証確認後に導入可能かを検討した上で本格的な導入を来年見込んでいる。

お申し込み Application

<神戸市、姫路市、豊橋市>
締切:2020年7月19日(日)


<名古屋市>
締切:2020年7月31日(金)

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神戸市 経済観光局 経済政策課

飲食店の起業ハードルを下げたい!キッチンカー市場の醸成ツールの実証開発

要点 Point

解決したい課題

神戸のキッチンカー市場を盛り上げて、キッチンカーによる起業のハードルを下げたい

想定する実証実験

現状分析、出店場所のマッチングや出店場所を表示するツールの作成等、神戸のキッチンカー市場の盛り上げに効果的な解決策を検討・実施

実現したい未来

神戸を、若者がキッチンカーで起業しやすいまち、おしゃれなキッチンカーで賑わうまちにしたい

得られるもの

キッチンカー市場を盛り上げるためのノウハウ・解決策、他都市への展開

物語 Story

集合写真

飲食店を開業するのにいくらかかるか知っていますか?

飲食店を開業する場合、固定店舗では、店舗の規模や立地等にもよりますが、一般的には1,000万円前後かかると言われています。

飲食店のイメージ

こんなにお金がかかるのかと驚かれる方が多いのではないでしょうか。
一方で、キッチンカーであれば、固定店舗での開業よりも低予算で開業できると言われており、その手軽さから、近年キッチンカーで開業する人も増えています。

キッチンカーのイメージ

神戸市はキッチンカーで起業する若者を応援しています!

神戸といえば食。神戸牛、スイーツ、パン、洋食、中華、日本酒などなど、例を挙げればきりがなく、神戸には魅力的な飲食店がたくさんあります。

神戸牛のイメージ

神戸スイーツのイメージ

神戸市では、「若者に選ばれるまち」の実現をめざしています。そのような中で、神戸には食に関する良質なイメージとマーケットがあること、また、飲食店は、地域に密着したビジネスであり、神戸に定着した展開が期待されることから、神戸市では、食ビジネス分野への起業支援を今年度から始めました。

支援の方法としては、若者の起業を応援するという観点から、前述のキッチンカーに着目し、キッチンカーでの起業支援を行っています。
具体的には、事業立ち上げ期の支援として、
(1)キッチンカー改修費などイニシャルコストへの一部補助
(2)市関連施設を中心とする出店場所の提供
(3)経営ノウハウ習得の支援
を実施しています。

キッチンカーでの起業支援分フレット

現在、選考により選ばれた4名の若者が、この支援を活用して起業をめざしています。この10月には、ついに1台のキッチンカーが神戸のまちでの営業を開始しました。残りの3台についてもキッチンカーが完成次第順次営業を開始していきます。

支援したキッチンカー

神戸のキッチンカー市場の現状は…キッチンカーのあるまちの景色にはほど遠い…

ところで、神戸でのキッチンカーの盛り上がりはというと、残念ながら東京圏と比べるとまだまだといったところです。

東京圏では、平日でもオフィス街を中心にたくさんのおしゃれなキッチンカーが出店し、多くのお客様で賑わっていますが、神戸では、平日のオフィス街でキッチンカーを見かけることはほとんどなく、市民もキッチンカーでランチという意識がない状態です。

東京のキッチンカーの様子

神戸市の起業支援で、せっかくキッチンカーで起業する人が誕生したのに、神戸では営業場所がない、買いに来る人も少ないといった状況では、持続的な経営が難しくなります。それは、起業支援が次につながらない、という私たちにとっての大きな課題でもあります。

もし、神戸でも、キッチンカーが東京圏のようにどこでも見られるようになれば、神戸でのキッチンカーによる起業のハードルは下がり、行政の支援がなくても営業が成り立ちやすく、ひいては、神戸が、若者がキッチンカーで起業しやすいまち、おしゃれなキッチンカーで賑わうまちになるのではないかと考えています。

神戸でのキッチンカー市場を盛り上げたい

そこで、今行っている支援に加えて、もっともっと神戸のキッチンカー市場を盛り上げていきたいと思っています。しかし、行政である私たちだけの力では限界があるのは明白で、今回神戸のキッチンカー市場を一緒に盛り上げてくれるスタートアップを募集するに至りました。

まずは、「そもそも、神戸にキッチンカーは何台いるのか。どこに出店しているのか。」「神戸では、いつ、どこに、どのようなシチュエーションにキッチンカーの需要があるのか。」といった現状分析からはじめたいと考えています。さらに、その分析結果をふまえて、キッチンカー事業者、出店場所提供者、市民(キッチンカー利用者)それぞれの動きを誘発するような、神戸のキッチンカー市場を盛り上げていくための解決策を共に考え実行できればと考えています。

集合写真

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募集要項 Outline

背景 神戸市では、全国的な人口減少の局面において、「若者に選ばれるまち」の実現をめざし、若手起業家の成長を促す起業支援施策を展開しています。
そのような中で、多様な食文化を背景にした良質な都市イメージとマーケットを持つ神戸ならではの特性を活かし、より地域に密着した食ビジネス分野での起業支援を行うことで、 若者の将来的な神戸への定着につなげていきたいと考えています。

食ビジネス分野の中でも、固定店舗による開業と比べ、イニシャルコストが低く、自分のライフスタイルに応じて、営業場所や時間を自由に決めることができるため、若者を中心に多様な人材がチャレンジしやすい業態であると思われるキッチンカー事業について、今年度から、起業支援を実施しています。

具体的には、
(1)事業立ち上げ期の支援として、キッチンカー改修費などイニシャルコストへの一部補助
(2)市関連施設を中心とする出店場所の提供
(3)経営ノウハウ習得の支援
を実施しています。

この支援策をきっかけに、神戸が、若者がキッチンカーで起業しやすいまち、おしゃれなキッチンカーで賑わうまちになってほしいと考えているのですが、東京圏に比べて神戸でのキッチンカーの盛り上がりはまだまだといったところです。

神戸でもキッチンカーが東京圏のようにどこでも見られるようになれば、キッチンカーによる起業のハードルは下がり、行政の支援がなくても営業が成り立ちやすく、ひいては、神戸が、若者がキッチンカーで起業しやすいまち、おしゃれなキッチンカーで賑わうまちになるのではないかと考えています。
課題 そのため、神戸のキッチンカー市場を盛り上げて、キッチンカーによる起業のハードルを下げることが大切と認識しています。現在取り組んでいる起業支援で、何とか起業するところまでにはこぎつけられました。しかし、その後の、安定経営のための持続的なビジネスを行うための市場がまだ成熟しておらず、途切れのない支援が難しい現状です。
求める解決策 まずは、現状分析が必要であると考えます。
「そもそも、神戸にキッチンカーは何台いるのか。どこに出店しているのか。」
「神戸では、いつ、どこに、どのようなシチュエーションにキッチンカーの需要があるのか。」
といったことを調査・分析できればと考えています。

さらにその分析結果をふまえて、キッチンカー事業者、出店場所提供者、市民(キッチンカー利用者)それぞれの動きを誘発するような、神戸のキッチンカー市場を盛り上げていくための解決策を共に考え実行できればと考えています。
例えば、東京圏では、民間ビルの足元でたくさんのキッチンカーが出店していますが、神戸では民間ビルの足元に出店しているキッチンカーを見かけることはあまりありません。

それはなぜか。ひとつの仮説として、出店を認めることのメリット(空き地の有効活用、ビル入居者の満足向上、ビルの賑わいづくり等)を多くの民間ビルがまだ認識していないこと、また認識していても、キッチンカーを出店させるための諸手続きが煩わしいことが原因ではないかと考えます。
そこで、自社ビルにキッチンカーを出店させることのメリットを民間ビルに周知できれば、また、キッチンカー事業者との諸手続きを代行してくれる事業者やシステムがあれば、神戸のキッチンカー市場の盛り上がりにつながるのではないかと考えます。
また、市民(消費者)からすると、そもそも、いつどこでキッチンカーが出店するかわからない現状では、キッチンカーが食の選択肢になり得ないのではないでしょうか。

これらの仮説から、解決策のひとつとして、出店場所のマッチングや出店場所を表示するツール等の作成などが有効ではないかと考えますが、これ以外にも、神戸のキッチンカー市場の盛り上げに効果的な解決策を検討・実施できればと考えています。
なお、将来的には、行政の支援がなくとも、神戸が、若者がキッチンカーで起業しやすいまち、おしゃれなキッチンカーで賑わうまちになってくれることを考えているので、民間レベルで継続可能な解決策を期待しています。
付加的・発展的な要素 民間レベルで継続可能な解決策。
想定する実証実験内容 神戸のキッチンカー市場の現状分析、出店場所のマッチングや出店場所を表示するアプリの作成などを想定していますが、これ以外にも、神戸のキッチンカー市場の盛り上げに効果的な解決策を検討・実施できればと考えています。
求めるスタートアップ像 ・神戸の市場特性を理解したうえで、ゼロベースで解決策を検討・実施してくれるスタートアップ。
・神戸のキッチンカー市場盛り上げに今後も携わってくれるスタートアップ。
スタートアップに求める条件 ・定期的に打ち合わせができること。
・関係者(キッチンカー事業者、出店場所提供者、消費者など)の調整ができること。
提供可能なデータ・環境等 出店場所(市の関連施設)、市が支援するキッチンカー出店者情報の提供や、解決策にかかる取り組みの広報等(予定)
プログラム終了後の本格導入 将来的には、行政の支援がなくとも、神戸が、若者がキッチンカーで起業しやすいまち、おしゃれなキッチンカーで賑わうまちになってくれることを考えているので、民間レベルで継続可能な解決策を期待しています。ただし、行政が実施すべき解決策であれば、導入を検討します。

お申し込み Application

<神戸市、姫路市、豊橋市>
締切:2020年7月19日(日)


<名古屋市>
締切:2020年7月31日(金)

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