実証支援金:最大50万円
実証にかかる実証プロジェクト経費の支払
1件(1課題)あたり50万円(税込み)上限
Story
どうしたら、クマや他の野生動物を「人の生活圏に入る前」に検知し、その情報を市や地元住民とも共有・協力しながらタイムラグなく速やかに、対応できる仕組みを構築できるだろうか?
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課題詳細・想定する実証内容
| 課題の背景 |
課題背景【課題サマリー】近年、八戸市内でもクマの出没件数は急増しており、昨年度は134件と例年の約2倍を記録しました。現在の八戸市での対応は「目撃の通報を受けてから動く」という事後対応型で、住民への注意喚起まで30分〜1時間のタイムラグが生じています。この構造的な遅れが、人身被害リスクを高めています。 【全国規模の急増と、地域固有の難しさ】
【「事後対応」の限界と現場の疲弊】目撃通報は電話・窓口で個別に受け付け、職員が手作業で記録・関係者に連絡・住民に周知するという流れで対応しています。昨年は目撃件数が急増し、担当職員からは「忙しすぎてGIS(地理情報システム)への入力が後回しになった」という状況が生じました。 現在、目撃情報があった場合は、罠を設置するほかに、付近にセンサーカメラを設置する場合もあります。ただし、このカメラは近くを通ったクマを撮影するだけで、遠隔通知の機能はありません。情報を得るために職員が現地までSDカードを回収しに行く必要があり、その際にクマと遭遇するリスクもあります。定点的に設置された監視カメラは現在ありません。 現在の業務フローと課題①通報受付:市民・農家・警察等から電話・窓口で目撃情報を個別受付 ②記録・共有:職員が手作業でGIS・台帳に入力し、上司・関係課・猟友会に個別連絡 ③住民周知:防災行政無線・「ほっとスルメール」(危機管理課が所管・民間委託)・SNSで情報発信 ④現地対応:猟友会への出動依頼(駆除時のみ)→市職員と現地確認・追払い・罠設置 ▶課題の所在:
対象業務の規模
〈目撃状況(4~5月末時点)〉
変えたいポイント【現状】
【想定する解決イメージ】
※写真左は訓練時の様子です |
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| プロジェクトのゴール |
実証の成功指標【最低限クリアしたい指標】
【理想的な達成状態】
※具体的な数値目標(通知までの時間・検知精度等)は採択後に担当課と協議のうえ設定します。 最終目標クマなどの野生動物の出没を、生活圏に入る前に把握し、市民・農家・猟友会・職員がリアルタイムで情報を共有できる仕組みを市内に根付かせること。事後対応型から先手型への転換により、人身被害・農作物被害の未然防止につなげることを目指します。 社会的意義野生動物の出没急増は、全国的に非常に深刻視されている社会課題であり、先進的な自治体ではAIカメラや通知システムの導入が始まっています。 一方で、広域かつ不規則な出没パターン、既存機器の活用、市民や猟友会との情報連携など、それぞれの地域事情に合わせた設計が必要で、対応が追いついていない自治体も多いのが現状です。八戸市の本プロジェクトでは、行政・市民・地域コミュニティ等が情報を共有しつつ「みんなで協力・連携型」で先手を打てる仕組みを実証できれば、同じ課題を抱える地域のモデルケースになり得ます。 |
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| 想定する実証内容 |
検証したいこと以下の4点を検証したいと考えています。優先度の高い順に記載しますが、すべてを一つの実証で網羅する必要はなく、提案内容に応じて協議します。 ①【最優先】クマなどの野生動物が、「生活圏に降りてくる前」の山林等で早期に検知し、職員・猟友会に速やかに通知できるか 現状の「目撃→通報→受付→確認→周知」という流れを短縮し、先手型の対応に転換できるかを検証します。 ※デジタルを使った自動検知を理想とします ※カメラやセンサーからの「目撃・検知後の通報」に限らず、蓄積されたデータや環境(天候・気温等)、周辺地域での出没情報などから、「出没可能性大」を示すような「事前予測」の提案も歓迎します ②【次点】検知情報と既存の目撃データを地図上で一元的に可視化し、職員が出没傾向を把握できるか →10年以上分の目撃データと組み合わせることで、どのエリアにどの時期にリスクが集中するかを可視化できるかを確認します。 ③【加点ポイント】クマ以外の野生動物(イノシシ・シカなど)にも対応できるか →同一エリアに年間を通じて出没するイノシシ・シカにも検知・通知が機能すれば、冬季もシステムを継続活用でき、野生動物対策全体の底上げにつながります。 ④【加点ポイント】市民や農家が出没情報をデジタルで共有できる仕組みも試験的に運用できるか ⑤【加点ポイント】将来的な侵入予防等に繋げられる拡張性があるか 実証の5W1HWhen(期間):2026年9月中旬〜2月末 ※クマの出没が最も集中する10〜11月に実証期間が重なります Where(場所):既存の罠設置箇所(市内5箇所)周辺および山林と生活圏の境界付近の私有地。最低1箇所からでも可能(多いに越したことはないが、限られた予算・時間なので現実的な範囲で行う) ※設置場所の選定・地権者との交渉は担当課が主導します Who(対象者):畜産林政課職員、猟友会員、周辺農家、および一般市民(通知受信) What(想定内容):野生動物の自動検知・遠隔通知システムの設置と運用試験。既存カメラ資産の活用方法を含め、提案内容は企業側の判断に委ねます How(想定する測定方法):検知から通知までのリードタイム計測、職員・猟友会員への操作性ヒアリング、誤検知率の記録など(詳細は採択後に協議) 解決策の方向性【必須条件】まずは「市職員(畜産林政課の当番など)が確実に気づける仕組み」であること。 【理想の内容】検知時の「場所・写真・時間」が送られてくるのがベスト。電話やメールにこだわらず、新しいアプリの導入など、確実に通知に気づける手段であれば柔軟に対応が可能です。 特定の技術・製品を唯一の正解とは考えていません。例えば以下のような方向性が考えられますが、これ以外のアプローチも歓迎します。 【方向性の例】
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| 提供可能なリソース |
データ
※昨年度は入力業務が担当者の負担となっていた。採択後、企業が活用できる形での整備を予定(要確認)
フィールド
人的リソース
その他農林水産省「鳥獣被害防止総合対策交付金(ICT活用スマート鳥獣害対策枠)」の活用可能性あり(実証成果に応じて翌年度以降の本格導入予算として検討)(要確認) |
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| 制約条件 |
制約事項留意事項として以下の点をご確認ください。 【捕獲・駆除は対象外】本プロジェクトのスコープは「検知・通知・可視化」に限定し、捕獲対応は既存の猟友会体制が担います。 【カメラ設置場所と映像の取り扱い】設置予定箇所は山林と生活圏の境界付近であり、通行人が映り込む可能性があります。個人情報保護の観点から、映像の取り扱い・保管ルールについては採択後に協議します(要確認)。 【通信環境・電源の制約】設置候補地は山間部・農地の私有地が中心です。電波環境・電源確保の可否は設置場所ごとに異なります。SIM通信やソーラー給電への対応など、現場環境に合わせた設計が必要です。 【既存通知インフラとの連携】市民向けの「ほっとスルメール」配信は危機管理課が所管しており、自動連携には関係課との調整が必要です(要確認)。 |
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| 自治体の体制・推進姿勢 |
カウンターパート
プロジェクトの進め方採択後は以下の流れで進めることを想定しています。
担当者に関する特記事項野生動物対応の現場経験が豊富な担当者が窓口となります。出没データや現場状況については詳細な情報提供が可能です。一方、ICT・データ分析の活用は発展途上であり、システム設計や運用方法については企業側のリードを期待しています。 |
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| 出口戦略 |
本格導入の道筋実証の成果に応じて、以下のステップでの継続・拡大を検討します。
横展開の可能性本実証で構築した仕組みは、同様の課題を抱える東北・中山間地域の自治体への展開が期待できます。特に以下の点が横展開の強みになります。
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| 求める企業像 |
専門性・技術以下の技術・経験をお持ちの企業を想定していますが、必ずしもすべてを満たす必要はありません。 【主に想定する技術・経験】
【あわせて歓迎する経験】
期待する姿勢
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Hachinohe X−Tech Innovation オンライン課題説明会
開催日時:
【開催概要】
◯ 日時:2026年7月9日(木)15:00〜16:15(1時間15分)
◯開催方法:Zoomミーティング
※申し込み頂いた方に接続先URLをお知らせします。
◯ 当日プログラム
各課題の担当課とのQAセッションができる貴重な機会となっておりますので、ぜひご参加ください。
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