Urban Innovation JAPAN


残り26

締 切

農村整備課

ため池の潜在的リスクに対応!革新的な水質浄化技術、求む!

Point

解決したい課題

ため池の水質悪化や有害物質汚染をくいとめ、農業用水の安全性を確保したい

想定する実証実験

市内のため池を実証フィールドとし、提案技術で水質浄化実験を実施

提案企業に求める専門性

・水質浄化に関する専門知識と、実証実験を遂行できる技術・サービス及び分析力
・特に有害物質(有機フッ素化合物等を含む)の除去・分解技術や、小さなため池にも対応できる環境負荷の小さい浄化手法に関する知見

Story

恵み豊かな水とともに

岡山の豊かな大地を潤し、私たちの食を支える農業。その基盤となる「ため池」が、常に清らかで安全な水を湛えている未来を想像してみてください。農業を営む人々が何の心配もなくその恵みを利用し、育まれた作物は安全でおいしく、私たちの食卓を彩ります。ため池は、作物を育むだけでなく、多様な生き物のすみかとなり、時には地域の人々の憩いの場としても親しまれる。このプロジェクトは、そんな人と自然が調和した豊かな未来への、確かな一歩となることを目指しています。

岡山市内の整備されたため池

ため池に潜む、見えざるリスク

古来より、私たちの生活と農業に不可欠な存在であったため池。しかし、時代の移り変わりと共に、その水環境も静かに変化し始めています。私たちの生活様式の変化や、新たな化学物質の利用拡大など、様々な要因が水質に影響を及ぼしている可能性が否定できません。

特に、ごく微量であっても環境中に長く留まり、影響を及ぼす可能性のある有害物質による汚染は、目に見えない静かなリスクとして、私たちの安全・安心な暮らしに影を落としかねない懸念事項となっています。

水干ししているため池の様子

水環境保全の歩みと、これからの挑戦

岡山市内に1400ほどあるため池の環境整備や除草などの用水路の清掃活動は地域の皆さんの努力により維持されております。私たちは、定期的な点検や、用水路やため池での事故が起こらないための啓蒙など、現状の把握と課題の早期発見に力を注いでいます。

用水路の清掃活動
農村整備課にて扱っている啓蒙チラシ

地元の農家さんをはじめ関係機関と連携し、ため池や用水路の状況や課題認識の共有を進めてきましたが、未知の汚染物質への対応、そして何よりも効果的で持続可能な浄化技術の確立には、新たな視点と革新的な技術力が必要であると痛感しています。

そこで、今回は水質浄化技術を持つ企業を募集し、協働による実証実験へ取り組むことを計画しています。提案内容として、有害物質への対策に留まらず、ため池全体の水環境を総合的に改善しうるアプローチを期待しています。実証実験では、浄化効果、導入・運用コスト、そして持続的な運用が可能かどうかを多角的に検証したいと思っています。

ぜひ一緒に未来を描きましょう!

このプロジェクトは、私たち農村整備課だけの挑戦ではありません。実証実験をする際には、地元の農家さんとの協働も必要になります。安全な水を未来へ繋ぎ、豊かな実りを守り、美しい自然を次世代へと引き継ぐために、実証実験をご一緒してくれませんか?先進的な技術力、独創的なアイデアをお持ちの企業の皆様からのご提案をお待ちしております!

Vision

実現したい未来

農業者が安心して用水を利用でき、安全な農作物を供給できる環境の実現

得られるもの

・岡山市のため池をフィールドとした実証実験機会の提供
・開発技術の有効性を実証し、実績を構築する機会

Outline

実証支援金:最大50万円

実証にかかる実証プロジェクト経費の支払
1件あたり50万円(税込み)上限

GovTech Challenge OKAYAMA2025課題説明会

開催日時:



参加申し込みはこちらから。→GovTech Challenge OKAYAMA説明会申し込みページ


募集中の課題について、岡山市職員と直接話ができる、貴重な機会です!応募をご検討中の方は、ぜひご参加ください。
◯参加費:無料
◯当日プログラム
15:00〜15:05 GovTech Challenge OKAYAMAとは 岡山市スタートアップ支援係
15:05〜15:10 GovTech Challenge OKAYAMAの流れ 事務局
15:10〜15:40 各担当課より課題説明(各5分)
15:40〜15:45 よくあるQ&Aの紹介、全体QA
15:45〜16:25 ブレイクアウトルーム 担当課との質疑応答 
16:25〜16:30 クロージング 事務局
16:30 終了

背景 本市における農業にとって、ため池は古くから重要な水源としての役割を担ってきました。しかし近年、一部のため池において水質の悪化が報告されており、農業用水としての安全性や周辺環境への影響が懸念されています。特に、微量な有害物質による汚染の可能性も指摘されており、農産物への影響や風評被害を防ぐための対策が急務となっています。地域農業の持続可能性を高め、安全・安心な農産物を供給するためにも、ため池の水質浄化は課題の1つです。
課題(詳細) ため池の水質が悪化することにより、農業用水としての利用に支障が生じるだけでなく、悪臭や、生物のへい死、藻類の繁茂など周辺の環境や景観にも影響を及ぼす可能性があります。水質の低下は、農作物、への悪影響が懸念され、農業経営の不安定化を招く恐れがあります。また、一部の有害物質については、その性質上、環境中に長く残留しやすく、人の健康や生態系への長期的なリスクも無視できません。現状では、これら複合的な要因による水質問題に対し、効果的かつ経済合理性のある解決策が確立されているとは言えず、新たなアプローチが求められています。
求める解決策 ため池に存在する可能性のある有害物質の低減・除去、および総合的な水質の改善を実現する革新的な技術やサービスを募集します。提案には、浄化効果を客観的にモニタリングし、継続的な水質管理に繋げる仕組みを含むことを期待します。
想定する実証実験内容(詳細) 本市が管理する特定のため池を実証フィールドとして提供します。ご提案いただく浄化技術やシステムを用いて、一定期間、実際に水質浄化に取り組み、その効果(水質改善度、有害物質の低減効果など)を詳細に測定・評価します。実証実験を通じて得られたデータや知見を基に、技術の実用性、経済性、展開可能性などを総合的に検証し、さらなる課題の抽出と改善策を検討します。
実証実験成功後の発展性 本実証実験で有効性が確認されれば、他ため池を始めとする各水利施設への展開を検討します。
提案企業に求める専門性 水質浄化に関する専門知識と、実証実験を遂行できる技術・サービス及び分析力を有する企業を求めます。有害物質(有機フッ素化合物等を含む)の除去・分解技術や、小さなため池にも対応できる環境負荷の小さい浄化手法に関する知見を持つ企業からの提案を歓迎します。
プロジェクトの進め方打合せ方法 採択後は、実証内容のすり合わせや進捗確認のため、定期的なオンラインミーティングを実施します。早い段階で、実証フィールドとなるため池の状況確認のために現場に来ていただければと思っています。
提供可能なデータ・環境等 実証実験の対象となるため池の場所や規模等の基本情報など、公開可能な範囲で提供予定
プログラム終了後の本格導入 まずは、実証実験の結果、水質浄化効果、経済性、維持管理の容易性などを総合的に判断します。結果次第で、継続の方法を模索します。

選考基準・スケジュール・よくある質問など

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