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Point
解決したい課題
正確な潮位情報や降雨情報が不足しており、職員が現場で目視確認と手動操作に頼る現状を改善したい。これにより、職員の判断負担を軽減し、災害時の迅速かつ的確な樋門管理を実現したい。
想定する実証実験
小規模なシステムを構築し、平生町の潮位・降雨情報をリアルタイムで取得・共有できるか検証します。AIなど先進技術による潮位・水位予測の可能性を探り、職員の判断支援に繋がるかを確認します。現場に足を運ぶことなく、水門の開閉などの操作を行えるような技術についても、可能であれば検討したいです。
提案企業に求める専門性
リアルタイムでのデータ計測・収集技術、データ可視化、およびAIによる予測技術などに関する専門性を求めます。また、限られた予算と時間の中で、課題解決に向けた柔軟な発想と提案力、自治体職員との円滑なコミュニケーション能力も重視します。防災や水害対策に関する知見があれば尚良いです。
Story
目次
平生町が描く未来:水害から町民を守るスマートな樋門管理
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平生町は、瀬戸内海に面し、豊かな自然と穏やかな暮らしが広がる町です。しかし、海抜の低い平野部では、台風や大潮時には高潮や内水氾濫の脅威に常に直面しています。私たちは、このような自然災害から町民の皆様の命と暮らしを守るため、樋門管理に先端技術を取り入れてきた歴史があり(平生町ホームページ参照)、現在も日夜、様々な防災対策に取り組んでいます。
(参考)
土手町南蛮樋
https://www.town.hirao.lg.jp/kosodate/kyoikuiinkai/bunkazai/1485398768142.html
堀川南蛮樋
https://www.town.hirao.lg.jp/kosodate/kyoikuiinkai/bunkazai/1485398805011.html
災害の最前線で奮闘する職員の負担を軽減したい
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現在、町内各所にある樋門の開閉は、予報潮位や降雨状況を参考に、職員が現地に赴き、目視で確認しながら手動で行っています。特に、大潮時期と降雨が重なる際には、正確な潮位把握が難しい状況で、迅速かつ的確な判断が求められます。休日や夜間を問わず、緊急時には現場へ急行しなければならず、担当職員は常に気が休まらない状況です。判断を誤れば、地域に甚大な被害をもたらす可能性があり、その責任は重大です。
デジタル技術で未来の防災を切り拓く
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このような現状を打破し、より確実で効率的な樋門管理体制を築くため、私たちはデジタル技術の導入を強く望んでいます。現場に行かずとも、リアルタイムで正確な潮位や降雨情報を把握し、データに基づいた迅速な判断を可能にしたいと考えています。
過去の経験から得た教訓を未来へ
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過去には、判断の誤りや急な気象変化によって地域が浸水した事例もあり、その度に私たちは苦渋を味わってきました。この教訓を活かし、同じ過ちを繰り返さないためにも、新しい技術の導入は不可欠です。これまでも、システム化やセンサー導入の検討はありましたが、予算や規模の制約から実現に至りませんでした。
協働で挑む、新しい樋門管理の実現
今回のプロジェクトでは、小規模なシステムを用いて、平生町の潮位や降雨情報をリアルタイムで取得・共有できるかを検証したいと考えています。さらに、AIなどによる潮位・水位予測の可能性も探り、職員の判断を強力にサポートする仕組みを目指します。将来的には、これらのデータに基づき、樋門の自動開閉やポンプのオンオフ操作まで実現できれば、職員の負担は大幅に軽減され、より迅速な水害対応が可能になると確信しています。
平生町から始まる、地域防災の新たなスタンダード
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この取り組みは、単に樋門管理を効率化するだけではありません。AIなどの先端技術の活用は、町全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するきっかけとなり、他の行政課題解決への波及効果も期待されます。地域住民の皆様が安心して暮らせる町を実現するため、私たちはこのプロジェクトに大きな熱意を抱いています。ぜひ、貴社の先進的な技術と知見をお借りし、平生町の、そして地域防災の新たな未来を共に創り上げていきたいと強く願っています。皆様からの革新的なご提案をお待ちしております。
Vision
実現したい未来
デジタル技術を活用し、急激な水位変化や天候にも迅速に対応できる樋門管理体制を確立したい。データに基づいた予測精度を高め、町全体の防災力向上と職員の負担軽減を目指します。
得られるもの
○ 地域課題解決への貢献を通じた社会貢献性
○ 自治体との連携による実証機会
○ プロジェクトの広報活動への協力
○ 実証環境やデータ提供
Outline
実証支援金:最大50万円
1件(1課題)あたり50万円(税込み)上限
オンライン説明会
開催日時:
開催日時:2025年6月27日(金)13:30~16:30
内容:全8課題を前後半の2部制で実施(予定)
・第1部 県庁編 13:30〜14:45
・第2部 市町編 15:00〜16:30
背景 | 平生平野は海抜が低く、特に大潮時には町内各所にある樋門や排水ポンプの操作が不可欠です。しかし、近隣の正確な潮位予報がなく、気圧によって潮位が変動するため、現状では正確な潮位を把握できていません。また、降雨が重なる場合は内水排除の判断も求められ、これらの状況下では職員による迅速かつ的確な対応が求められています。緊急時や一定の潮位を超える予報のある際には、職員が現場に赴き、目視で状況を確認し、手動で樋門を開閉している現状があり、判断の遅れや操作ミスが地域に浸水被害をもたらすリスクを抱えています。担当職員は休日や夜間でも対応する必要があり、負担が大きい状況です。 |
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課題(詳細) | 現在、樋門の開閉判断は職員の経験と目視確認に頼っており、常に現場へ足を運ぶ必要がある点が大きな課題です。特に、予報潮位が変動することや、降雨と潮位の兼ね合いでの判断は複雑です。これにより、職員の負担が大きく、また、急激な気象変化への対応が難しい状況です。既存の潮位データや河川情報も参考にしていますが、現地とのずれが生じることがあり、最終的には現場での確認が不可欠となっています。 |
求める解決策 | 職員が現場に行かなくても、正確な潮位情報や降雨情報をリアルタイムで把握できるシステムの構築を求めています。これにより、樋門の開閉やポンプの作動判断をスマート化し、迅速かつ的確な対応を可能にしたいと考えています。将来的には、これらのデータに基づいた潮位・水位予測や、樋門の自動開閉・ポンプのオンオフ操作も視野に入れています。 |
想定する実証実験内容(詳細) | 小規模なシステムを構築し、平生町における潮位情報や降雨情報をリアルタイムで取得・共有できるかを検証したいです。合わせて、刻々と変化する現場の状況を、近隣地点での年間潮見表などとも照らしたうえで、平生町に特化した潮位や水位の予測が可能かどうかも検証し、これらの情報が職員間で容易に共有されることで、職員の判断負担が緩和されるかどうかを確認します。具体的な樋門は、役場から近く手動で閉めなければならない「野島樋門(Googleマップ)」を想定しています。 |
実証実験成功後の発展性 | 実証実験で得られた知見は、他の樋門や水門、排水ポンプへの展開を検討します。急激に変化する水位や天候に対しても、デジタル技術を活用してデータを蓄積し、予測精度を向上させることで、より正確な業務実施につなげられる可能性があります。将来的には、町全体の防災力向上にも貢献できると期待しています。 |
提案企業に求める専門性 | リアルタイムでのデータ計測・収集技術、データ可視化、およびAIによる予測技術などに関する専門性を求めます。また、限られた予算と時間の中で、課題解決に向けた柔軟な発想と提案力、自治体職員との円滑なコミュニケーション能力も重視します。防災や水害対策に関する知見があれば尚良いです。 |
プロジェクトの進め方打合せ方法 | 実証プロジェクト期間中は、必要に応じて週に1回程度のオンラインミーティングを想定しています。進捗状況の確認、課題の共有、次ステップの検討など、密に連携を取りながら進めていきたいと考えています。必要に応じて現地での打ち合わせも可能です。 |
提供可能なデータ・環境等 | 既存の樋門に関するデータ(潮位データ、河川情報など)や、過去の降雨記録、担当職員の持つ運用ノウハウを提供可能です。実証実験の対象となる樋門の現地視察も可能です。その他、必要なデータや環境については協議の上、可能な範囲で協力いたします。 |
プログラム終了後の本格導入 | 実証実験の結果、職員の負担軽減、判断の迅速化、防災効果が確認できれば、本格導入を検討します。また、今回の取り組みが町全体のDX推進の事例となり、他の部署への波及効果も期待されます。継続的な運用に向けて、費用対効果なども考慮した上で、実現可能性を探っていきます。 |
選考基準・スケジュール・よくある質問など

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