Urban Innovation JAPAN


残り30

締 切

清掃事務所

粗大ごみ受付を電話からデジタルに?みんなが手軽だと思える受付方法を導入したい!

Point

解決したい課題

電話受付のみとなっている粗大ごみ収集予約に、市民が電話の受付可能時間に限らず、自身のタイミングで申し込めるウェブ申請など新しい受付方法を導入し、市民の利便性を向上させたい。

想定する実証実験

ウェブ申請のテストサイト構築とUX/UI検証、既存システムとの連携方法検討、委託業者の業務内容把握を通じた最適なシステム構成の検討。

提案企業に求める専門性

自治体向けシステム開発やUXデザイン
LINE公式アカウント連携やチャットボット技術などの住民向けサービス開発の実績
※複雑な自治体業務への理解と、市民の利便性を追求する視点は必要です。

Story

市民の皆さんの「粗大ごみを出すの、けっこう不便だなぁ…」を解決したい!

どの自治体にも共通してある、粗大ごみ収集業務。市民の皆さんにとっては「簡単そう」なんて思われてしまうかもしれませんが、意外と複雑です。粗大ごみの種類や材質は多様で、地区ごとの収集日設定や受付量に応じた調整などが必要で、長年かけて少しずつシステムを効率化してきました。

また、本市では6月から、粗大ごみの材質(木材、非木材)により搬入日がそれぞれ設定されたことから、今までにも増して、オペレーターから市民のみなさんへ粗大ごみの内容について詳しく聞き取りをする必要が生じています。

<電話でお聞きしている項目>

  1. 家庭から出される粗大ごみであることの確認
  2. 粗大ごみの品目
  3. サイズ、材質、重量
  4. 引き取りの住所 など

しかし、現在の受付システムは、現代の誰もが常時インターネットに接続している仕組みに対応しておらず、現状予約は電話受付のみで行われています。スマートフォンが当たり前の現代においては「電話がつながりにくい」「受付時間が限られている」「夜間や休日に申し込みたい」「電話で説明するのが面倒」といった市民の要望もあるとあると思います。間違いがないように、丁寧に詳しくゴミの内容を電話で伺おうとすると、おひとりあたり5分程度の時間を要しますので、繁忙期などはより一層つながりにくくなります。また、電話でお聞きした内容の一部は紙資料で保管されているものもあり、昔の情報を探す際の検索性という観点でも、少し時間がかかってしまう場合もあります。

こうした市民の皆様の不便さを解決するため、新たな一歩を踏み出したいです!

既存システムとのスムーズな接続と市民サービス向上の両立、なかなか難しい!

私たちは、市民の皆様の利便性向上を第一に考えています。粗大ごみ受付のデジタル化は、これまで潜在的なニーズを拾いあげきれておらず、導入を見送ってきた分野ですが、今後必要不可欠な取り組みだと考えています。

また、実証実験にあたっては、これまで何十年と委託を受けてきた業者のノウハウやテクニックを活かすことも重要と考えています。すべてをゼロから構築するわけではなく、既存の業務フローとの連携や、委託業者の皆様の負担軽減も同時に実現できるような仕組みを構築することも同様に重要だと考えています。

横浜市や福岡市、金沢市など粗大ごみ受付のDXに成功している他都市の先進事例を参考にしながらも、八戸市独自の課題にどう適用していくかを検討する段階にあります。私たちは、単なるシステム導入に留まらず、市民と業者、そして市役所の三方にとって良い方法を模索したいです。

デジタルだけが正解というわけではない。このプロジェクトで、市民の皆さんの声・ニーズを聞きながら、ベターな方法を探っていきたい

当実証実験は、市民のみなさんにとっては当たり前で簡単なことのように思われているであろう仕組みの裏にある複雑さとも向き合うことになると思います。こういった業務に必要なのは、急激な改革ではなく、一歩一歩、少しずつであっても確実な歩みで緩やかなに変化していくことだと考えています。そうしたプロセスを一緒に探っていくことで、企業の皆さんにとっても実証実験を通じて、システム自体の有用性の確認やブラッシュアップができるだけでなく、行政DXのリアルな現場感を体験してもらう機会にもなるはずです。大掛かりな先進技術やシステムはそれほど必要ではないと考えていますが、八戸市内・市外のどちらであっても、相談を重ねながら、一緒に新しい方法を探ってくださる企業さんとご一緒できると嬉しいです!

チャレンジ性、課題解決、事業継続性、市民目線、そして市民や地域企業団体との連携・協同などさまざまなバランス感覚が試されるのがこの実証実験です。ぜひ、私たちのこの挑戦にご参加いただき、一緒に八戸市の新たなソリューションをつくっていきましょう!

Vision

実現したい未来

粗大ごみ受付業務の省力化と市民からの問い合わせ対応の効率化を実現し、市民の利便性を向上させる未来。

得られるもの

地域課題解決への貢献と新たな行政サービスの創出経験
自治体との協働による実証実験の機会
先進的な取り組みとして、他自治体への展開可能性
事業継続性を見据えたサービス開発と市場開拓の機会

Outline

実証支援金:最大50万円

実証にかかる実証プロジェクト経費の支払
1件(1課題)あたり50万円(税込み)上限

Hachinohe X−Tech Innovation オンライン課題説明会

開催日時:


【開催概要】
◯ 日時:2025年7月17日(木)15:00〜16:15(1時間15分)
◯ 申し込み方法:
お申し込みはこちら
◯開催方法:Zoomミーティング
※申し込み頂いた方に接続先URLをお知らせします。
◯ 当日プログラム
各課題の担当課とのQAセッションができる貴重な機会となっておりますので、ぜひご参加ください。
本事業についてのお問い合わせは事務局から回答いたしますので、担当課や関係先に直接メール・お電話等でご連絡いただかないようお願いします。

背景

現在、粗大ごみの収集予約は電話受付のみで行われています。電話がつながりにくい、受付時間が限られている、夜間や休日に申し込みたいといった市民の要望に答えられていません。また、電話での説明に手間を感じるという意見もあります。このような背景から、ウェブ申請への潜在的な需要が高まっていると推察されます。

課題(詳細)

長い時間をかけて、粗大ごみの種類や材質の多様性、地区ごとの収集日設定、受付量に応じた調整ができる仕組みを作ってきましたが、インターネットを前提とした体制ではないため、市民の利便性が高いとは言えません。デジタル化によって、市民サービスが向上するか否かを実証実験で確かめたいと考えています。

求める解決策

粗大ごみ受付業務の効率化を図る新たな受付チャネルの確立を目指しています。多岐にわたる品目や収集条件に柔軟に対応し、市民が自身のタイミングで円滑に申し込みを行える仕組みを求めています。同時に、既存の業務フローとの連携や、委託業者の負担を軽減できるような実効性のある解決策を期待しています。

※既存システムの入れ替えも含め、検討可能です。

想定する実証実験内容(詳細)

まず現状のニーズ調査をします。期間が限られているので、小規模でも構いません。
その後、ウェブ申請システムのテストサイトを構築し、市民の利用体験(UX)と操作性(UI)の検証を行います。既存システムとの連携方法や外部へのデータ出力形式を検討し、円滑なインターフェース設計を目指します。また、委託業者の詳細な業務内容を把握し、現状の運用に最適なシステム構成の実現可能性を検証します。

実証実験成功後の発展性

本実証実験を通じて市民サービスの向上が確認できれば、本格導入を検討します。また、粗大ごみの受付はどの自治体にもある業務ですので、他地域でも展開も期待できます。

プロジェクトの進め方打合せ方法

1-2週間に1回ほどのオンライン打ち合わせを予定しています。八戸にも数回程度は来訪いただき、現状のヒアリングや委託業者とのコミュニケーションなど対面でのお打ち合わせをお願いしたいです。

提供可能なデータ・環境等

現在の粗大ごみ収集における電話受付件数や、市民からのウェブ申請ニーズに関する情報提供が可能です。また、現在、委託業者で導入しているシステムについても、可能な範囲で情報を提供します。なお、実証実験の検証においては、市の関係部署や、必要に応じて委託業者との意見交換の場を設定し、連携体制を構築します。

プログラム終了後の本格導入

実証実験の成果と市民の利用状況、および委託業者との連携状況を総合的に評価し、本格導入の可否を検討します。市民の利便性向上を第一義としつつ、システムの運用コストや委託業者の業務負担も考慮した上で、持続可能なサービスの提供を目指します。

選考基準・スケジュール・よくある質問など

実証実例

Urban Innovation JAPANならまちを変えたい/便利にしたい本気の自治体職員と自社サービスの検証ができます。

もっと見る
自社サービスでまちを変える

私たちの仕組みについて

想いを持った自治体と
企業が集う場所

Urban Innovation JAPANのプラットフォームを通して、自治体の持つ本質的な課題にアプローチします。自治体と連携したサービスの実証実験を行います。

自社サービスでまちを変える 自社サービスでまちを変える

おすすめの募集中課題

資料請求・新着課題

地域・社会課題解決に繋がる、
本当の意味での地域創生をともに実現しませんか?

社内で検討されたい方のために、
実績などをまとめた案内をご用意しています
自治体関連のお役に立つ情報や、
新着課題をお届けします