Urban Innovation JAPAN


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藤枝市 商業観光課

Withコロナ時代の飲食店モデルの実証開発!混雑回避を実現した飲食店の持続的な経営を支援したい!

採択企業
株式会社バカン

Point

解決したい課題

・来客者に感染症への不安を払拭しきれず、市内飲食店の売上が落ちている。
・Withコロナ時代に合った、混雑情報確認ツールや販促ツールが無い。

想定する実証実験

来客者に感染症への不安を払しょくしつつ、個人営業の飲食店の良さを引き出せるようなWithコロナ時代の飲食店モデルの開発し、市内協力店において試験的に導入、効果を検証する

Story

集合写真

市民の誇りである飲食店街を守りたい!

藤枝市内では、JR東海道本線の駅「藤枝駅」が唯一の鉄道駅であり、その周辺は市内の中心市街地として多くの店が集積している。 その中心が、大手チェーンではない居酒屋であり、中心市街地の空洞化の問題を抱える地域が多い中で、珍しく活況を呈している。

中心市街地の活況は、他の地域から羨ましがられることさえあり、市民の方々にとっても近年のシビックプライドを支えるものであった。チェーン店ではない個人営業の飲食店を皆が利用することで、それが街の発展を支える好循環が創出されていた。

飲食店の様子

しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、飲食店での飲食はリスクが高い行為となり、今後も長期間に渡り、今までのような集客は望めない状況となっている。

今後、市内の飲食店が、Withコロナ社会の中で存続していくためには、感染症への対策と、固定経費の削減、そして今までとは異なる顧客体験を提供するなど、新たな経営スタイルを見つけ出さなければならないと考えている。

これまでの市の支援策

新型コロナウイルス感染拡大後、市内の飲食店は、店内飲食での集客が難しくなり、特に、3月から4月にかけては、歓送迎会等による最も売上が期待できる時期にも関わらず、前年比で1割2割という売上の店も多くなった。そのため、テイクアウトを多くの店舗が導入したが、消費者側にそうした習慣がなく、周知方法にも苦慮していた。

そこで市として、テイクアウトの導入などで頑張っている店舗を応援するため、紙媒体のプレミアムランチ券を発行し、3千円分のテイクアウト飲食用商品券を2千円で販売するなど支援を行ってきた。

プレミアムランチ券は、即完売となり、増刷分も販売初日で完売。しかし、紙媒体の販売は高齢者にとっても参加しやすいというメリットがあった一方で、販売時に人と人との接触が発生し、密集防止対策に大変な労力がかかってしまった。また、その販売方法自体が感染症対策に逆行していると、批判の声もあった。

しかし、結果として、5月に実施したプレミアムランチ券は、飲食店の売上改善に一定の成果を残した。

プレミアムランチ券

第2波と初感染者

6月は全国的に感染者も減少したことから、飲食店は店内飲食に軸足を戻し、前年比5割程度までは売上が回復していた。

しかし、そんな矢先に7月の感染の第2波と、市内での初感染者の確認を機に再び客足は激減し、基本的な営業スタイルの転換がない限り、多少の回復と減少を繰り返す状況が現実味を帯びてきている。

店舗の多くは、すでに残資金を使い果たしている状態であり、借り入れによって運転資金を確保している店も少なくない。一方で、将来的な展望がない中では、新たな借り入れも難しいという非常に苦しい状況である。

市では、感染症対策を行うお店の認定制度を開始するとともに、フェイスシールドの配布など、店側により徹底した感染症対策を求める方向にあるが、実際のところ混雑対策だけでは飲食店への客足を戻すことは難しいと考えている。

感染対策
感染対策

Withコロナ時代の新たな飲食店モデルで持続的な経営を支援したい!

市内の飲食店の活況が失われることは、藤枝市全体の活力を失うことに間違いなく直結してしまう。そしてそれは、市民の方々の誰もが悲しむ出来事であり、何としてでも阻止する必要があると考えている。

今後もこのような状態が続くことが予期される中で、新たなWithコロナ時代の新たな飲食店モデルを早急に開発する必要がある。

・集客に結び付くような、混雑情報確認手段の開発やクーポン配信
・個人の飲食店の良さが活かせるような販促ツール
・業務効率化につながるような、接客・会計業務の削減

など、これらの枠にとらわれずに、飲食店の支援につながるような提案を幅広く検討したい。

藤枝市の飲食店の未来を、そして日本の未来にもつながるような本課題を、ともに解決しませんか?

集合写真
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Vision

実現したい未来

飲食店の方もお客さんも、双方が感染症に対する不安を払拭でき、かつ市内の飲食店が持続的な経営をしていくことで、街全体が活気づくこと。

得られるもの

・感染症対策としてのメディア露出・広報面での協力。
・市内店舗への紹介。

Outline

背景 藤枝駅周辺の飲食店街は、近隣都市から羨ましがられるほど個人営業の飲食店が活況であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、飲食店での食事はリスクが高いものとして敬遠されている状態である。藤枝市民にとっても誇りでもあった市内の飲食店街の経営が立ち行かなくなってしまうことは、何とか阻止したいと考えている。
課題(詳細) 新型コロナウイルス感染拡大後、客足が遠のき、市内飲食店の売上が落ちてしまった。
影響が長期にわたる可能性が大きくなってきた中で、Withコロナ時代の中、今後営業を続けていくためには、お客さんが安心して来店できる環境づくりが必要になる。また、コロナ前の客数に戻るにはまだ時間がかかるとみられている中、飲食店側は人件費などの固定費を減らさなければならない状況に陥っている。
求める解決策 混雑回避、固定費削減につながるような業務効率化、人と人との接触を避けながらも、個人営業ならではの良さを引き出せるようなアイデアを広く募集します。
例)
・集客に結び付くような、混雑情報確認手段の開発やクーポン配信
・個人の飲食店の良さが活かせるような販促ツール
・業務効率化につながるような接客・会計業務の削減
想定する実証実験内容(詳細) 市内の飲食店を対象とし、本課題を解決できる可能性のあるツールを市内協力店において試験的に導入し、効果を検証する。
実証実験成功後の発展性 実験のメディア露出や広報による周知、PRを行うとともに、実験モデルの市内導入店舗への補助金支援。また、コロナ禍において、同様の課題を抱える店は多いため、他地域での展開も考えられる。
提案企業に求める専門性 飲食店向けのサービスに対する知見
プロジェクトの進め方打合せ方法 週1回程度対応。オンライン会議可。協力店舗で飲む市職員とのZoom飲み会。
提供可能なデータ・環境等 市内での実験協力店を紹介
プログラム終了後の本格導入 R3年度に補助制度を創設し、市内導入店舗を支援。

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