
Point
解決したい課題
伊勢市の観光の玄関口、宇治山田駅周辺のカラスのフン害を解消し、心地よく伊勢を観光してほしい。
想定する実証実験
宇治山田駅にて、カラスを撃退したり、近寄らせない技術の有効性を検証します。
提案企業に求める専門性
・鳥獣害対策に関する知識、経験
・鳥獣害対策に応用可能な専門技術や製品開発の実績
例)AI(画像認識)、IoT、レーザー、音響技術など
Story
観光の玄関口、そのあるべき姿
伊勢市の玄関口であり、多くの人々を迎え入れる宇治山田駅。
この場所が、悪臭や汚れに悩まされることなく、本来の美しい景観と快適さを取り戻すこと、それが私たちの切なる願いです。
そんな当たり前の日常と、訪れるすべての人々を心からおもてなしできる環境を、私たちは取り戻したいのです。

駅前を覆う、フン害という現実
夕暮れ時になると駅前の電線をカラスが埋め尽くし、足元の歩道は無数のフンで汚染されています。特にフン害は秋冬に悪化し、強烈な悪臭は、市民の日常生活だけでなく、観光で訪れた方々の思い出さえも台無しにしかねません。
実際に、「臭いがひどい」「景観が悪い」といった不満の声が、私たちのもとに数多く寄せられている、非常に深刻な問題です。

賢すぎるカラスとの、敗北の歴史
私たちも、決して手をこまねいていたわけではありません。数年前には、専門家である鷹匠の力を借りて追い払いを試みました。
また、電力会社にも協力を仰ぎ、電線に鳥よけを設置したり、音による撃退も試行たりと地道な努力を続けてきました。相手は私たちの想像をはるかに超える、賢いカラス。単発では効果のある方法もありましたが、数回の撃退では、すぐにカラスは戻ってきてしまいます。
また、費用面の課題もあり、継続的に追い払いを続けるための根本的な解決には至りませんでした。

持続可能なモデルをともに作りたい
そもそも、カラス対策は駅前だけがターゲットではありません。一方で、市内全域からカラスなどを追い払おうというのは現実的ではありません。
そこで、従来の発想を転換し、少なくとも多くの観光客が訪れる時期、場所に絞っての対策だけでもできないかと考えています。また、関係者にその効果を示すことで、持続可能なカラス対策のモデルも作りたいと考えています。
このモデルを考えるにあたっても、人手を介さずにカラスを追い払える技術が重要だと考えています。もちろん技術的な難易度もあるということは理解していますので、ともに技術を実証しながら、持続可能なモデルをともに作っていただけるとありがたいです。
企業のみなさんからのご応募をお待ちしています。どうか皆様の力を貸してください。
この切実な思いと挑戦に、どうか皆様の力を貸してください。

Vision
実現したい未来
伊勢市の玄関口を常にきれいな状態に保ち、観光都市としてのイメージ向上に繋げます。
得られるもの
・全国的な観光地での技術実証と解決事例の創出
Outline
実証支援金:最大50万円
実証にかかる実証プロジェクト経費の支払
1件(1課題)あたり50万円上限 ※消費税等も対象
オンライン課題説明会
開催日時:
【開催概要】
◯日時:2025年9月2日(火)15:00〜16:15
◯申し込み方法:お申し込みはこちら
◯開催方法:Zoomミーティング(※申し込み頂いた方に接続先URLをお知らせします。)
◯ 当日プログラム:各課題の担当課とのQAセッションができる貴重な機会となっておりますので、ぜひご参加ください。
本事業についてのお問い合わせは事務局から回答いたしますので、担当課や関係先に直接メール・お電話等でご連絡いただかないようお願いします。
背景 |
環境課は、市内全域の環境対策に関する業務を行っております。そのうちの一つとして市街地でのカラス対策も行っています。近年特に課題となっているのが、飲食店などが集中する駅周辺です。 住民や観光客からはフンによる悪臭や景観の悪化に関するクレームが継続的に発生しており、観光客のSNSに投稿されるケースもあります。 |
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課題(詳細) |
伊勢市の観光玄関口である宇治山田駅周辺のカラスのフン害を解消したいと考えています。 一方で、多くの方が伊勢神宮を初めとする神社へ参拝に訪れる時期のフン害は、伊勢市に訪れる人や観光業にとっても損失ではないかと仮説を立て、せめてこの時期だけでもこの問題を解消し、綺麗な伊勢で初詣に訪れる方を迎えたいと考えています。 |
求める解決策 |
人手をかけずに、カラスを撃退したり、寄せ付けない技術を検証したいと考えています。 単に追い払うだけでなく、カラスに「この場所は危険だ」と学習させ、持続的にフン害を減らすことができる根本的なアプローチがあれば理想的です。 |
想定する実証実験内容(詳細) | 宇治山田駅周辺で、ご提案いただくシステムや装置を一定期間設置(1月~2月頃を想定)し、フン害の実態調査や、市民・観光客が駅前をきれいになったと感じるかアンケートやヒアリングを行い、その効果を検証したいと考えています。 |
実証実験成功後の発展性 | カラス対策に悩んでいる他自治体や民間企業などへの横展開 |
提案企業に求める専門性 | 新たに技術を開発いただいている方の実証の場として活用いただければと考えていますが、専門性もあるとなお有り難いです。 ・鳥獣害対策に関する知識、経験 ・鳥獣害対策に応用可能な専門技術や製品開発の実績 例)AI(画像認識)、IoT、レーザー、ドローン、音響技術など また、過去の経緯から効果検証の難しさも想定されるため、客観的なデータに基づいた効果測定の手法をともに検討いただけるご提案もあると嬉しいです。 |
プロジェクトの進め方打合せ方法 | プロジェクト期間中は、オンラインでの定例会議を基本とします。ただし、現地調査や、実証・効果測定の際には、現場にお越しいただけると助かります。 |
提供可能なデータ・環境等 | ・実証実験のフィールド(宇治山田駅周辺を想定) ・過去の対策実績や被害状況 ・実証を進める上で地域関係者との連携 ・その他、市としてできる限りの協力・調整を行います。 |
プログラム終了後の本格導入 | 本実証の実績をもとに、他部署や民間企業への展開などを、検討できればと思います。 |
選考基準・スケジュール・よくある質問など

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