Urban Innovation JAPAN


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締 切

庭園都市推進課

公園の隠れた声を発掘!真のニーズ把握で公園をよりよい場所に

Point

解決したい課題

現状の意見収集では、利用者の多様なニーズや潜在的な声、民間企業の公園活用アイデアを効率的・効果的に把握することに限界があり、隠れた意見を捉えきれていない可能性があります。

想定する実証実験

浦安総合公園をフィールドに、単なるアンケートやヒアリングではない手法で、利用者の行動や潜在ニーズ、満足度等を多角的に収集・分析し、公園の再整備(遊具の入れ替えや広場の整備など)への活用のしやすさを検証することを想定しています。

提案企業に求める専門性

多様な市民の意見や行動、さらには潜在的なニーズを的確に捉えるためのデータ収集・分析技術(例えば、アンケート調査の高度な設計ノウハウ、行動観察手法、テキストや画像・動画データからの感情・意図分析、AI技術の活用など)や、市民参加型の合意形成・アイデア創出を促進する手法に関して深い知見と実績を有する企業からの提案を期待しています。また、集積された様々な形態の情報を整理し、本質的な課題の発見や、具体的な解決策の立案に繋がる価値あるインサイトを導き出す知見も重視します。

Story

「声なき声」に耳を澄ます

これまで公園の整備・再整備を行う際には、公園の管理を担う地元団体などへのヒアリング、あるいは都度実施するアンケート調査でご意見を伺ってきました。

しかし、従来の意見収集手法だけでは、普段公園を静かに利用されている方々や、もっとこうして欲しいという思いを内に秘めている方々の「声なき声」を十分に拾いきれていないのではないか、という課題を感じています。

また、民間活力の導入を検討する際に、民間企業が持つ多様なアイデアや参画意向を効率的・効果的に把握する手法について、模索しています。

下石井公園でのイベントの様子

公園をよりよい場所に

公園は、子どもたちの笑顔があふれ、時には一人で静かに過ごしたり、世代を超えて人々が集まったりする、私たちの暮らしにとってかけがえのない場所です。

私たちは、市内にたくさんある公園の一つひとつが、そこに住む人々や訪れる人々にとって、もっと安全で、もっと快適な「なくてはならない存在」になることを目指しています。そのためには、公園を利用する皆さんの多様なニーズを正確に理解し、それを公園の整備・再整備の計画や日々の管理・運営に活かしていくことが不可欠です。

ヒアリングやアンケートも大切な手法ですが、それだけでは見えてこない本音や、まだ言葉になっていない期待に応えることで、公園はもっと魅力的になり、市民生活全体の質の向上にも繋がると信じています。

公園で遊ぶ子どもたち

模索してきた道のり

これまでも、公園の整備・再整備の計画にあたっては、地域の代表の方々へのヒアリングや、利用者アンケートなどを実施し、ご意見を伺う努力を重ねてきました。

また、公園の新たな活用方法を探るために、民間企業の方々から広くアイデアを募るサウンディング調査などにも取り組んできました。

しかし、時間やコストの制約、あるいはアプローチ方法の限界から、必ずしも全ての方のニーズを網羅的に、そして効率的に把握できたわけではありませんでした。もっと良い方法があるのではないか、という思いを常に抱きながら、試行錯誤を重ねてきたのです。

これまで実施したアンケート

公園の整備・再整備の計画の際には規模に応じて、様々な方のご意見を伺うために質問内容・質問数・調査範囲などを検討し、ヒアリングやアンケートを行い、事業を進めてきました。しかし、公園が完成し、実際の利用者の意見を聞くと「せっかく整備するなら〇〇もしてくれたらよかったのに。」や「以前の〇〇の方がよかったのに。」といったマイナス意見をいただくこともあります。

利用者の全ての意見を聞いて、実現をすることはできませんが、マイナス意見を聞くと計画段階でもう少し工夫ができたのではないかと思うことがあります。そのため、従来の手法に加え、新しい手法を模索しています。

「未来のヒント」を発掘したい

そこで今回、私たちは新たな一歩として、利用者の方々がまだ気づいていないかもしれない「隠れたニーズ」や、民間企業の方々が持つ「斬新なアイデアの種」を発掘するための新しい手法を、企業の方々と一緒に実証実験という形で試みたいと考えています。

岡山市南区にある浦安総合公園を実証フィールドとして、最新の技術やユニークなアプローチを用いて、利用者の行動パターンや満足度、改善への要望などを多角的に収集・分析することに挑戦します。これまでにない方法で、公園をよりよくするヒントを見つけ出したいのです。

浦安総合公園

共に未来の公園を描こう

このプロジェクトは、単に新しい技術を試すことだけが目的ではありません。企業の方々が持つ専門的な知見や自由な発想力と、私たちが持つ公園への想いや課題意識を掛け合わせることで、これまでの常識にとらわれない、新しい公園のあり方や価値を生み出せると信じています。

この取り組みを通じて、誰もがもっと公園を好きになり、誇りに思えるような、そんな未来の公園の姿を一緒に描いていけるパートナーと出会えることを楽しみにしています。ぜひ、あなたの力を貸してください。

Vision

実現したい未来

利用者の真のニーズに基づいた公園の整備・再整備を実現し、誰もが満足できる魅力的な公園を持続的に提供すること

得られるもの

・ニーズ把握に関する先進技術やノウハウを実証する機会
・行政との連携による課題解決への貢献実績
・市民の声を活かした公共事業(公園)への参画

Outline

実証支援金:最大50万円

実証にかかる実証プロジェクト経費の支払
1件あたり50万円(税込み)上限

GovTech Challenge OKAYAMA2025課題説明会

開催日時:



参加申し込みはこちらから。→GovTech Challenge OKAYAMA説明会申し込みページ


募集中の課題について、岡山市職員と直接話ができる、貴重な機会です!応募をご検討中の方は、ぜひご参加ください。
◯参加費:無料
◯当日プログラム
15:00〜15:05 GovTech Challenge OKAYAMAとは 岡山市スタートアップ支援係
15:05〜15:10 GovTech Challenge OKAYAMAの流れ 事務局
15:10〜15:40 各担当課より課題説明(各5分)
15:40〜15:45 よくあるQ&Aの紹介、全体QA
15:45〜16:25 ブレイクアウトルーム 担当課との質疑応答 
16:25〜16:30 クロージング 事務局
16:30 終了

背景 公園は市民にとって憩いの場であり、その整備・再整備においては、地域住民や多様な利用者のニーズを的確に反映することが求められています。しかし、現状のニーズ把握は、公園の管理を担う地元団体などへのヒアリング、あるいは都度実施するアンケート調査が中心です。そのため、利用者全体の網羅的な意向や、声に出にくい小さな気づきまでを捉えることには限界があります。また、検討するものの、民間企業が持つ多様なアイデアや参画意向を効率的・効果的に把握することができていないという側面も認識しています。
課題(詳細) 公園の整備・再整備(施設更新・施設改修・新たな利活用方法など)を検討する上で、多岐にわたる利用者の真のニーズを、効率的・効果的に把握するための確立された手法が現時点ではありません。これまでの意見収集方法では、積極的に意見を表明する層や、特定のグループの声に情報が偏る可能性も否定できず、まだ表面化していない潜在的なニーズや、静かな多数派の意見を十分に汲み取れていない可能性があります。さらに、民間企業が持つ公園という空間に対する事業参画の意欲や具体的なアイデアについて、網羅的かつ継続的に情報を収集し、分析するための仕組みも不足している状況です。
求める解決策 利用者が明示的に意識していないような潜在的なニーズや、これまで拾いきれなかった多様な立場からの意見を幅広く収集し、客観的に分析できる新しいアプローチの提案を期待しています。これにより、公園の整備・再整備の計画立案や、日々の管理・運営の改善、さらには魅力向上策の策定といった意思決定プロセスにおいて、より利用者の実態に即した質の高い情報に基づく判断が可能になることを目指します。併せて、将来的には、民間企業が持つ公園活用の斬新なアイデアや具体的な事業参画の意向の可視化もできればなおありがたいです。
想定する実証実験内容(詳細) 実証実験のフィールドとして、岡山市南区にある浦安総合公園を対象エリアとして設定することを想定しています。ご提案いただく新たな手法を用いて、利用者の行動パターン、施設や環境に対する満足度、具体的な改善要望、そしてまだ言語化されていない潜在的なニーズなどを、多角的な視点から収集・分析する実証を行います。
実証実験成功後の発展性 本実証実験を通じて、その有効性が確認されたニーズ把握の手法やツールは、将来的には公園の整備・再整備の計画策定や、日常的な公園の管理・運営業務にも応用し、横展開していくことを視野に入れています。
提案企業に求める専門性 多様な市民の意見や行動、さらには潜在的なニーズを的確に捉えるためのデータ収集・分析技術(例えば、アンケート調査の高度な設計ノウハウ、行動観察手法、テキストや画像・動画データからの感情・意図分析、AI技術の活用など)や、市民参加型の合意形成・アイデア創出を促進する手法に関して深い知見と実績を有する企業からの提案を期待しています。また、集積された様々な形態の情報を整理し、本質的な課題の発見や、具体的な解決策の立案に繋がる価値あるインサイトを導き出す知見も重視します。
プロジェクトの進め方打合せ方法 採択後は、進捗確認や課題共有のための定期的なオンラインミーティングを実施します。早い段階で、実証フィールドとなる浦安総合公園に、状況確認のため来ていただければと思っています。また、本市で発注予定の浦安総合公園に関する業務委託との連携も考えています。
提供可能なデータ・環境等 浦安総合公園に関する基本的な情報(例:施設概要や関連図面の公開可能な範囲)は提供可能です。また、実証実験の円滑な実施に向けて、指定管理者(岡山市公園協会)との連携調整などのサポートを行います。
プログラム終了後の本格導入 本実証実験の結果、提案された手法やツールの有効性、費用対効果、そして持続的な運用の実現性などが総合的に評価され、良好な成果が得られた場合には、本格的なシステムとしての導入や、公園の整備・再整備における標準的なプロセスへの組み込みを検討していきます。

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