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残り29

締 切

長門市 市民生活部 市民活動推進課

空き状況をリアルタイム表示!誰もが使いたくなる交流プラザへ!

Point

解決したい課題

長門市交流プラザ(旧公民館)において、紙ベースで行っている貸館業務の申請、許可、支払い事務をデジタル化し、利用者の利便性向上と管理業務の効率化を図る。特に、オンライン申請と予約状況のリアルタイム表示を実現したい 。

想定する実証実験

オンライン申請と貸館状況のリアルタイム表示システム(施設でのモニターとサイト上)を構築し、長門中央交流プラザで運用することで、業務効率化と利用者の利便性の向上を検証する。

提案企業に求める専門性

・貸館予約・申請システムの設計・開発、施設の空き状況をホームページや施設内モニターにリアルタイムで表示するための技術
・ 高齢者層を含む幅広い利用者が使いやすい、直感的で分かりやすいユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)に関する知見
・ 利用者の傾向を把握し、サービス向上や利用促進のための新しい価値(例:興味関心に合わせたイベント企画)を生み出すためのデータ分析に関する知見と技術
・ 個人情報(純粋な個人か団体かに関わらず個人が特定される情報全て) を含む利用者情報を扱うため、セキュリティポリシーに則った堅牢なシステム構築の専門性

Story

利用率が伸び悩む交流プラザ

交流プラザは市民の皆さんの学びや活動を支える大切な拠点です。具体的に、中央交流プラザでは、会議室や大講堂、ピアノのある音楽室や調理室など多種多様な部屋があります。長門市民であれば、会議室を1時間あたり100円から利用することができます。また、団体登録していただくと、定期利用や使用料80%減額で利用できます。

しかし、今の利用率は約14%にとどまっているので、もっと多くの市民の皆さんに、もっと活用していただきたいと願うのと同時に、災害時には避難所にもなる施設なので、普段から身近に感じてもらい、気軽に足を運べる親しみのある場所であることも求められます。

長門市中央交流プラザのサイト:https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/soshiki/38/

時代遅れの手続きが招く不便

令和7年4月から交流プラザへ生まれ変わり、商業利用を可能にしたり、登録団体の条件を緩めたり、利用率を上げるために、様々な取り組みを行っています。

しかし、市民に活用してもらうためのハードルが、紙による申請にあると考え、今回のシビックテックチャレンジに応募しました。というのも、オンライン申請が一般的になっている現代において、現在の貸館業務は紙ベースで行っているのです。

利用申請書の提出、受付簿への転記、納付書の送付、当日の利用状況を各館の入口にあるボードや黒板に手書きで表示など、基本的に紙の書類と手書きで業務を行っている状態です。

今のままだと、手書き文字の判別ミスや転記のミスなどの人為的なミス等も懸念しています。また、利用申請は正職員がいる時間に行っているので、受付時間は基本的に平日の8時30分から17時15分までとなっています。この時間的制約が、使いたいと思い立ったときに、申し込めない状況を生んでおり、利用者に、使いにくい不便な施設であると感じさせているのではないかと推測しています。そして、これが市民、特に20-40代の利用を遠ざけている要因であると仮定しています。

さらには、今の状態では職員の業務負担が大きく、来館者との対面でのコミュニケーションや地域課題の発見、サービス向上に取り組むための時間を確保できていない状態です

デジタル化への葛藤と懸念

「このアナログな状況を変えたい!変えなければ!」と、デジタル化の検討を始めました。目指すのは、申請受付のデジタル化とホームページや各館での予約状況のリアルタイム表示です。

しかし、市内に10館ある交流プラザの職員を集めて説明した際には、「利用者が使えなくなる」「業務が増える」「利用が減る」といった懸念の声が上がりました。特に、利用者の多くを占める高齢者層がデジタルに不慣れなために現場業務が増えるのではないかという懸念もありました。もちろん、高齢者層が使いやすいUIやシステムであることは不可欠ですが、職員がタブレット操作をサポ―トするなど、利用者と意思疎通を図れば、デジタルリテラシーの問題は乗り越えられると信じています。

紙の手続きを卒業したい!

今今年度夏頃からは、市の公式LINEアカウントを活用し、教育施設の体育館などでオンラインによる申請、鍵の受け渡し、決済の導入を順次実施する予定です。しかし、このLINEシステムでは、空き状況のリアルタイム表示が困難であることが判明しました。私たちが目指すものを実現するためには、独自システムを構築するしかありません。

私たちが今回の実証実験で取り組みたいのは、貸館業務におけるデジタルによる申請受付と予約状況のリアルタイム表示です。これを実現し、利用者の皆さんが24時間いつでもどこでも施設の空き状況を確認し、手軽に利用申請できる環境を構築したいと考えています。将来的には、オンライン決済まで一括でできることを視野に入れており、サービス向上のために申請データを分析し、利用者の興味や関心に合わせたイベントを企画するなど、利用促進のための新しい価値を生み出すこともできたら理想的だと考えています。

市の公式LINEではなく、オーダーメイドでのシステム構築が必要な私たちには、技術とアイデアを持つ企業の皆様の力が必要です。私たちが抱える課題を一緒に解決することで、長門市の地域活性化に貢献いただき、私たちの理想の実現をサポートしてくださる企業の皆様からの応募をお待ちしています!

Vision

実現したい未来

利用者が24時間いつでもどこでも施設の空き状況を確認し、手軽にオンラインで申請・予約できる環境を実現することで、多様な世代に利用いただき、交流プラザをより身近で親しみやすい施設にする

得られるもの

・長門市の地域活性化への貢献
・市内の交流プラザや他の自治体への展開可能性
・利用データ分析によるサービス改善と利用者ニーズ把握の機会

Outline

実証支援金:最大50万円

1件(1課題)あたり50万円(税込み)上限

オンライン説明会

開催日時:


開催日時:2025年6月27日(金)13:30~16:30
内容:全8課題を前後半の2部制で実施(予定)
・第1部 県庁編 13:30〜14:45
・第2部 市町編 15:00〜16:30

背景 長門市には大小10拠点の交流プラザがあり、地域住民の多様な活動の拠点として重要な役割を担っているのと同時に、災害時には避難所にもなる施設です。しかし、利用者の利便性向上と管理業務の効率化が喫緊の課題となっています。特に、利用申請が紙ベースであり、手続きの煩雑さが市民の利用を阻むハードルとなっていることに加え、職員側でも多くの手作業を伴っており、業務の負担が大きいと認識しています。
課題(詳細) 現在の交流プラザの貸館業務には大きく3つの課題があると認識しています。
・利用申請が紙ベースで行われていることによる利用者の不便と職員の業務の非効率さ
紙で受け付け、受付簿への転記、当日の利用状況を手書きボードで表示しています。申請書の受付時間の制約もあり、料金の支払いも対面で行われ、これらのアナログな運用が、利用者にも不便を感じさせているのではないかと考えられます。また、職員側も手書きで転記することによるミスの懸念や、業務の非効率さを感じています。
・若年層の利用が進まない
特に20代から40代の比較的若い世代の利用が進まないのは、受付時間の制約や、利用状況のリアルタイム表示ができていないことから、利用したい時に申し込めないことも要因のひとつなのではないかと推測しています。
・デジタル化による職員の懸念
利用者は高齢者層が多いため、まず、彼らが利用できるか、という懸念と、デジタル不慣れに対する現場業務増加の懸念が大きい。しかし、これは窓口でのサポートでクリアできると確信しています。
求める解決策 利用者の利便性向上と管理業務の効率化を図るため、交流プラザの貸館業務における申請から決済までの一連の流れのデジタル化を求めています。今回の実証実験で、オンラインでの申請受付と、貸館状況のウェブサイトおよび施設内モニターへのリアルタイム表示を実現できたら、利用者がいつでもどこでも施設の空き状況を確認し、申請できる環境が整うと考えています。しかし、利用者に高齢者が多いため、いきなりオンライン申請のみとするのは困難です。そのため、窓口で職員が申請をサポートも必要と考えています。将来的には、紙の申請を廃止する運用を目指します。
想定する実証実験内容(詳細) 長門中央交流プラザを協力施設として、貸館業務のデジタル化の実現可能性と効果を検証します。具体的には、利用申請のオンライン化(タブレット端末での申請を含む)、使用許可プロセス、貸館状況のリアルタイム表示(ウェブサイトおよび施設内モニター等)に焦点を当てます。これにより、管理業務の効率化と利用者の属性(世代や利用目的)の拡大や利便性の向上を検証したい。将来的にはオンライン決済まで含めた一括管理や、利用者分析からのイベント企画やその企画イベントのオンライン受付管理等も視野に入れつつも、実証期間内では申請受付とリアルタイム表示による業務効率化と利用者利便性向上に目的を置いた検証を行います。
実証実験成功後の発展性 実証実験で貸館業務のデジタル化の有効性が確認された場合、将来的には市内全ての交流プラザ(10館)への展開ができると考えています。また、利用データを分析することで、利用者の傾向把握や施設運営の改善に活用し、施設利用の最大化を図りたいと考えています。
提案企業に求める専門性 ・貸館予約・申請システムの設計・開発、施設の空き状況をホームページや施設内モニターにリアルタイムで表示するための技術
・ 高齢者層を含む幅広い利用者が使いやすい、直感的で分かりやすいユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)に関する知見
・ 利用者の傾向を把握し、サービス向上や利用促進のための新しい価値(例:興味関心に合わせたイベント企画)を生み出すためのデータ分析に関する知見と技術
・ 個人情報(純粋な個人か団体かに関わらず個人が特定される情報全て) を含む利用者情報を扱うため、セキュリティポリシーに則った堅牢なシステム構築の専門性
プロジェクトの進め方打合せ方法 打ち合わせはオンラインでの実施も可能ですが、必要に応じて中央交流プラザなど現場での確認や検証のためにお越しいただくことは歓迎します。
提供可能なデータ・環境等 ・貸館業務で利用している紙の申請書様式、団体登録リスト(Excel形式)などの既存データ
長門中央交流プラザの施設を実証フィールドとして提供予定
プログラム終了後の本格導入 本実証実験の結果が良好であれば、本格導入について前向きに検討します

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