Urban Innovation JAPAN


残り29

締 切

山口県立大学 キャリアサポートセンター(就職支援部門)、事業管理・経営企画部門

県内企業の魅力を伝え、学生をひきつけるデジタル手法を実証したい!

Point

解決したい課題

学生の県内企業に対する認知度が低く、就職活動前に県外へ目が向きがちです。学生と地元企業の効果的な接点を創出し、県内就職への関心を自然な形で高めることが求められています。

想定する実証実験

大学内でデジタル技術やAI等を活用し、学生が大学生活の中で県内企業の情報に自然と触れる新しいソリューションの提供と、その効果検証を目指します。

提案企業に求める専門性

学生の興味を最大限に引き出し、行動変容を促すためのUI/UXデザイン、インタラクティブコンテンツ開発、AI技術(機械学習、自然言語処理、画像・音声認識等)の活用経験、行動データ分析とそれに基づくソリューション改善能力など、先進的なデジタル技術に関する高度な専門性と実装力を求めます。加えて、教育分野や若年層向けサービスの開発・運用に関する知見や実績があれば、なお望ましいです。

Story

山口の未来、学生と共に

私たち山口県立大学は、地域社会に貢献できる人材の育成を使命としています。学生たちが卒業後もこの山口県に残り、地域の中核を担う存在へと成長してくれることが、私たちの大きな願いです。そのためには、学生たちが早い段階から県内企業の魅力に触れ、この地で働くことの価値を実感できる環境づくりが不可欠だと考えています。私たちは、学生と地域企業との架け橋となり、山口県の未来を共に創造していくことを目指しています。

知られざる地元企業の魅力

昨年度の卒業生の県内企業就職率は36.8%ですが、山口県には、独自の技術やサービスを持つ素晴らしい中堅・中小企業が数多く存在しているので、もっと多くの学生が地元企業に就職する余地があると考えています。しかし、それらの企業の魅力や情報が、残念ながら就職活動を控えた学生たちに十分に届いていないのが現状です。実際の学生へのアンケートでは、県内企業の認知度がほとんどない、という結果でした。この”もったいない”情報の隔たりを越え、地元企業の熱い想いを学生たちに直接届けたいのです。学生の間での認知度が低いことが、県内就職率が低いという長年の課題の一因となっているのではと考えています。

“知らない” の壁をどう越えるか

学生たちが県内企業を「知らない」ので、就職先の「候補にすら上がらない」。これが私たちの直面する大きな壁です。では、どうすればこの壁を越えられるのでしょうか?単に情報を増やし、学内のサイネージに企業広告や紹介動画を流すだけでは、情報に溢れた現代の学生たちの心には響きにくい現状です。彼らが日常的に触れる情報量は膨大であり、その中で本当に価値のある情報として認識してもらうには、従来の手法とは異なるアプローチが不可欠です。

チラシや動画では届かない心に、新技術で挑む

これまでも、学内での企業説明会の開催や、企業見学の機会などを提供してまいりました。しかし、それらの取り組みは、参加する学生が限定的であったり、配布したチラシや用意した動画だけでは、企業情報を届ける範囲や学生の興味を深く喚起するには限界がありました。学生の日常に自然と溶け込み、かつ「面白い!」「もっと知りたい!」と思わせるような新しい認知のきっかけ作りが求められています。ここに、私たちはデジタル技術やAI、XR(Extended Reality)などの先端技術に大きな可能性を感じています。

学生の心を動かす、県内企業との出会いを創出

私たちが実現したいのは、サイネージを使ったチラシや動画配信などの情報発信ではなく、デジタル技術やAIなどの先端技術を駆使し、学生が無意識のうちに興味を喚起されるようなソリューションです。例えば、AIが学生の興味や特性、履修科目等に合わせて最適な企業情報をリコメンドしたり、AR技術でキャンパス内に企業の魅力がインタラクティブに出現したり、ゲーミフィケーションを通じて楽しみながら企業理解を深められるような、そんな「面白い仕掛け」を求めています。

学生と企業の未来を繋ぐ、新しい出会いをデザインしよう

この取り組みは、県内就職率50%達成という私たちの目標に向けた、そして山口県の未来に向けた大きな一歩です。学生たちが、知らなかった地元企業のポテンシャルに気づき、ここで働くことの魅力を再発見する。そんな未来を、革新的な技術とアイデアを持つ企業の皆様と一緒に創りたいのです。山口県立大学を実証フィールドとして、学生たちの心を掴む新しい企業と学生の出会いの形を、ここ山口から発信しませんか?この挑戦に共鳴し、共に未来を切り拓いてくださる企業様からのご応募を心よりお待ちしております。

Vision

実現したい未来

学生が大学生活の中で県内企業の魅力に自然と触れ、県内就職を身近な選択肢の一つとして考える文化を醸成します。これにより学生の県内定着を促進し、地域経済の活性化に貢献することを目指します。

得られるもの

・先進技術を用いた学生向け情報発信・ソリューションの実証機会
・新しい就職促進・企業認知向上モデルの大学との共創実績
・開発したサービスの他展開や、新たなビジネスモデル構築の可能性

Outline

実証支援金:最大50万円

1件(1課題)あたり50万円(税込み)上限

オンライン説明会

開催日時:


開催日時:2025年6月27日(金)13:30~16:30
内容:全8課題を前後半の2部制で実施(予定)
・第1部 県庁編 13:30〜14:45
・第2部 市町編 15:00〜16:30

背景 山口県立大学では、学生の県内就職率向上を重要なミッションとして掲げています。しかしながら、多くの学生が就職活動を開始する前の段階で、県内に数多く存在する優良な中堅・中小企業について知る機会が限られています。その結果、学生が県内企業を十分に認知しないまま県外へ流出してしまう状況が長年の課題となっています。企業側も学生への効果的な情報発信に労力とコストを要し、継続的な広報活動が難しいという実情があります。
課題(詳細) 学生が学業や日常生活を送る中で、県内企業の魅力や情報を自然な形で得る機会が不足している点が問題です。そのため、いざ就職活動が始まる時期には、学生の出身地や大都市圏の有名企業に目が向いてしまい、県内企業が学生の選択肢から外れてしまっている可能性があります。この状況は、学生にとっては将来の選択肢を狭め、企業にとっては地域内での人材確保を困難にし、双方にデメリットがあります。日常生活の中で学生が県内企業を目にする機会を増やすことができる広報手段を必要としています。
求める解決策 本プロジェクトでは、学生が日常的に滞在する大学生活の様々な接点において、県内企業の魅力に気づく機会を創出することを目指します。従来の効果が見込みにくいチラシや動画などの情報伝達よりも、デジタル技術やAIなどの先端技術を駆使し、無意識のうちに興味を喚起されるようなソリューションを求めています。
想定する実証実験内容(詳細) 大学キャンパス内において、食堂など学内に複数設置されている既存のサイネージなど、学生が日常的に触れやすい様々な媒体を効果的に活用し、それらにデジタル技術を組み合わせた情報発信・体験型の実証実験を行います。一例として、学生の行動パターンや興味関心を分析し、最適なタイミングと場所で、インタラクティブ要素などを取り入れた情報発信を試みます。本実証実験を通じて、学生の企業認知度や関心度にどのような変化が見られるかを検証し、その効果を測定・分析します。将来的には、持続可能な情報発信モデルの構築を目指します。企業から広告料をいただくことなども可能性として広がると考えています。
実証実験成功後の発展性 本実証実験で効果が確認された場合、この取り組みを県内就職促進の新たなモデルとして確立し、学内での継続的な運用を目指します。そして、山口県全体の若者の県内定着に貢献できるような展開を検討していきたいと考えています。
提案企業に求める専門性 学生の興味を最大限に引き出し、行動変容を促すためのUI/UXデザイン、インタラクティブコンテンツ開発、AI技術(機械学習、自然言語処理、画像・音声認識等)の活用経験、行動データ分析とそれに基づくソリューション改善能力など、先進的なデジタル技術に関する高度な専門性と実装力を求めます。加えて、教育分野や若年層向けサービスの開発・運用に関する知見や実績があれば、なお望ましいです。
プロジェクトの進め方打合せ方法 プロジェクト期間中は、定期的なオンラインミーティングを想定しています。必要に応じて、学内施設や実証実験の状況を確認いただくための現地訪問も歓迎いたします。
提供可能なデータ・環境等 学内に設置されているサイネージや学生が日常的に利用する共用施設(食堂、ラウンジ等)の利用が可能です。また、本学が連携する県内企業の情報提供(企業の許諾を得た範囲で)や、実証実験への学生参加協力の呼びかけなど、可能な範囲でのサポートを行います。
プログラム終了後の本格導入 実証実験の結果が良好で、その有効性が確認された場合には、本格的な導入を前向きに検討します。将来的には、持続可能な運用体制の構築や、協力企業からの費用負担によるビジネスモデルの確立も視野に入れています。

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