Point
解決したい課題
複数のデータ入力が混在する複雑な給食費管理事務を解消し、市と学校の双方が手作業から解放される持続可能な仕組みを構築すること
想定する実証実験
協力校において給食数の集計及び管理を統合・システム化し、転記作業や突合業務の削減を検証する
提案企業に求める専門性
・機密性の高い個人情報の取り扱いに精通していること
・セキュリティを確保しつつ、異なる拠点(学校・市役所)間でスムーズなデータ共有を実現する技術力
・複雑な事務フローを整理し、ITに不慣れな職員でも簡単に扱えるUI/UXで作っていただけること
Story
目次
「先生、まだ帰れないの?」子どもたちの声の裏で、数字と格闘する教職員の日常
文部科学省が、学校徴収金の管理を「学校以外が担うべき業務」と定義してから久しいですが、現場の実態は教職員が学校徴収金業務を担わざるを得ない状況が続いています。
本来、教育のプロフェッショナルである教職員が放課後に向き合うべきは、子どもたちの成長や明日の授業の準備であるはずです。
しかし現実には、彼らは1円のミスも許されない給食費の集計を含めた、煩雑な事務作業に忙殺されています。この「数字との格闘」によって、子どもたちと向き合う大切な時間が、今この瞬間も奪われ続けているのです。

複数のファイルの確認とデータの集約作業

現在の給食費管理は、4種類のエクセルデータと1種類のアクセスデータが複雑に絡み合う、アナログな運用です。
学校側が手入力したデータを市職員がチェックし、別の形式へ転記するという、非効率な二重・三重の手間が常態化しています。
さらに深刻なのは、この運用が特定の職員に依存している点です。年度替わりの人事異動で担当者が変わるたびに、この複雑なマクロや管理体制は大きなハードルとなり、業務の持続可能性は限界に達しつつあります。

75校分の膨大なチェックを数日で。現場の工夫だけでは突破できないアナログの連鎖
市役所の担当課では、市内小学校・中学校合わせて75校分の書類を、提出期限からわずか数日という短期間で全て目視チェックしなければなりません。
学校現場でも、事務職員や教員が日々変わる欠席状況を必死に集計し、多忙な中で時間を割いて業務に当たっています。
これまでも現場の努力と工夫でなんとか維持してきましたが、もはや個人の熱意だけでこの「アナログの連鎖」を断ち切ることは不可能です。単なる効率化ではなく、システムによる抜本的な解決が求められています。
「働き方」をアップデートし、教育現場の未来を共につくるパートナーを求めて
今回の実証実験では、給食の注文予定食数(学校給食注文表)から、実食数管理(学級給食実施簿)までを一つに統合し、手作業による転記や目検によるチェックをできるだけ減らす仕組みを構築したいと考えています。
パソコンに不慣れな職員でも直感的に操作できるUI/UXで、誰が担当になっても業務が滞らない仕組みが理想です。
さらに、将来的には給食費だけでなく、可能であれば教材費や修学旅行費などを含めた徴収金や督促業務、さらには保護者決済など広く展開していくことも選択肢として考えられます。

すでに給食費管理や徴収管理の仕組みは世の中に存在します。
しかし、限られた財源のなかでは、システム導入のハードルが高いというのが実情だと認識しています。
私たちは、今回のプロジェクトを機に、教育現場の未来を共に創る「パートナー」を求めています。
「教員を、子どもたちのもとへ」。
この想いに共鳴し、日本の教育現場のDXに共にチャレンジしてくれる企業の皆様をお待ちしています。

Vision
実現したい未来
教員が教育に専念できる環境を整えることを目指して、まずは誰もが簡単に運用できる持続可能な給食数・給食費管理体制を確立したい。将来的にはあらゆる学校徴収金関連業務のデジタル化を実現したい。
得られるもの
・教育現場での実証の機会とフィードバック
・全国の自治体へのソリューション展開を見据えた、モデルケース構築の支援
・給食管理だけでシステム導入はコスト面で難しいと悩んでいる自治体は多数いる
Outline
実証支援金:最大50万円
実証にかかる実証プロジェクト経費の支払
1件(1課題)あたり50万円(税込み)上限
Urban Innovation TOYOHASHI オンライン課題説明会
開催日時:
【開催概要】
◯ 日時:2026年2月4日(水) 14:00〜15:00(1時間)
◯ 申し込み方法:
お申し込みはこちら
◯開催方法:Zoomミーティング
※申し込み頂いた方に接続先URLをお知らせします。
◯ 当日プログラム
各課題の担当課とのQAセッションができる貴重な機会となっておりますので、ぜひご参加ください。
本事業についてのお問い合わせは事務局から回答いたしますので、担当課や関係先に直接メール・お電話等でご連絡いただかないようお願いします。
| 背景 | 現在、学校現場における給食の食数管理業務は、教職員や市職員によって、アナログで複雑な工程を経て行われています。文部科学省は学校徴収金(※)の徴収・管理を「学校以外が担うべき業務」と定義しており、教員の事務負担の軽減は急務ですが、現場では依然として教職員や市職員が多大な時間を事務作業に費やしているのが実態です。 給食に関する業務は、デジタル化が遅れている領域のひとつです。学級閉鎖などによる食数変更の集計や、アレルギー対応などもあって、すべての児童に対して一律で請求するわけではありません。私たちは、この給食費管理のあり方を根本から見直し、教職員が本来の子どもと向き合う時間を取り戻したいと考えています。 (※) 学校徴収金とは、教材費や給食費、修学旅行費など、学校教育において、必要となる経費で、保護者が負担しているものです |
|---|---|
| 課題(詳細) | 給食費の事務処理には、現在4種類のエクセルデータと1種類のアクセスデータの入力・管理が必要となり、市と学校双方がこの作業に忙殺されています。 学校側は複数のデータを作成して互いに内容を突き合わせる必要があり、さらに市側は75校から提出されたものをすべて目検でチェックする必要があり、それらを別のエクセルへ転記するという、二重三重の手間が発生しています。 さらに、年度が替わるたびに発生するデータのメンテナンスも、人事異動後の担当者にとって大きな壁となって立ちはだかっています。 |
| 求める解決策 | 給食の注文予定食数(学校給食注文表)から、実食数管理(学級給食実施簿)までを一気通貫でデータ管理できる仕組みを求めています。現在の複雑なエクセル管理や手動での転記作業を不要にし、誰もが直感的に操作できるクラウドベースのシステムや、様式の共通化を実現したいと考えています。 教職員・児童の個人情報を含む情報を取り扱う必要があり、安全な形で管理する方法は協議の上、実現したい。 |
| 想定する実証実験内容(詳細) | 協力してくれる学校において、給食費管理に特化した新たな仕組みの構築と検証を行います。 具体的には、現在手作業で行っているデータの作成・突合・転記作業が、システム導入やフローの統一によってどの程度効率化できるかを定量的に評価します。 この実証を通じて、教職員による給食費管理業務を削減できる仕組みの有効性を確かめます。 |
| 実証実験成功後の発展性 | 実証成功後は、市立小中学校75校全校への導入を検討します。 この食数管理のデジタル基盤を土台として、将来的には教材費や修学旅行費等を含めた「学校徴収金の管理」、さらには「保護者直接決済」や「公会計化の完全自動化」など、学校のお金に関する事務をゼロにするプラットフォームへの拡張を目指せないか、と考えています。 |
| 提案企業に求める専門性 | ・機密性の高い個人情報の取り扱いに精通していること ・セキュリティを確保しつつ、異なる拠点(学校・市役所)間でスムーズなデータ共有を実現する技術力 ・複雑な事務フローを整理し、ITに不慣れな職員でも簡単に扱えるUI/UXで作っていただけること |
| プロジェクトの進め方打合せ方法 | ・教育政策課と保健給食課がタッグを組み、週1回程度の定例会議(オンライン可)で連携します。 ・現地視察や効果測定の際には、豊橋市にお越しいただけると助かります。 |
| 提供可能なデータ・環境等 | ・現在運用している給食費管理データ(エクセル・アクセス等)一式 ・実証校での現場視察、教員へのヒアリング機会の提供 |
| プログラム終了後の本格導入 | 実証実験において、成果が見込まれる場合は、全校導入に向けた予算化を検討します |
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