Urban Innovation JAPAN


残り29

締 切

交通局 駅務課

技術で実現!駅の案内、もっとスムーズに

Point

解決したい課題

社会情勢の変化により、駅における問合せ対応は多様化・複雑化してきており、多言語対応や介助が必要な方への迅速な対応が求められています。こうした状況下で、効率的な駅務運営と顧客満足度の維持向上を目指します。

想定する実証実験

・お客さまからのお問い合わせに対し、多様なインターフェースを通じて案内を行う実証
・駅構内で支援が必要な方を検知し、AI等と連携して迅速な声かけや対応判断を行う実証

提案企業に求める専門性

あくまで一例ですが、以下のような技術を持った公共交通の現場課題解決に意欲のある企業を求めます。

・多様なセンサー技術やAI技術
・自然言語処理技術
・ロボティクス関連技術
また、実証実験の企画から効果検証までを主体的に推進できる実行力も期待します。

Story

駅サービスの現状と目指す姿

 名古屋市交通局駅務課は、地下鉄をご利用になるすべてのお客さまに、安全で円滑な移動サービスを提供することを目指しています。日々の通勤・通学、お出かけや観光など、様々な目的で利用される駅において、わかりやすい案内と必要なサポートを提供することが私たちの重要な役割です。現状のサービスを維持しつつ、時代に即した新しい技術も取り入れながら、より効率的で質の高い駅務運営を実現していきたいと考えています。

多様化するニーズと駅の現状

 近年、駅で対応するお問い合わせの内容は、かつてないほど多様化、複雑化しています。インバウンドのお客さまの増加に伴い多言語対応は日常となり、観光情報や周辺施設に関する詳細な案内も求められるようになりました。
 また、ご高齢の方やお手伝いが必要な方へのサポートも、ますますその重要性を増しています。しかしながら、こうした状況に対し、限られた人員で対応しているのが現状であり、お客さまをお待たせしてしまう心苦しい場面も少なくありません。

新しい技術活用への期待

 私たちは、多様化するお問い合わせへの対応や、より迅速な情報提供、そして支援が必要なお客さまへのきめ細やかなサポートを実現するために、新しい技術の活用が不可欠だと考えています。例えば、AIを活用した案内システムの導入や、駅構内の状況をリアルタイムに把握し、適切なサポートにつなげる仕組みづくりなど、具体的な解決策を模索しています。これにより、駅職員の業務負担を軽減し、人にしかできない温かみのあるサービスに、より注力できる環境を目指します。

これまでの努力と新たな挑戦

 これまでも、私たちは、観光スポットなどから検索できる券売機の導入や、駅の案内表示の多言語対応、タブレット端末の配備など、様々な取り組みを通じて誰もがわかりやすく利用しやすい環境づくりに努めてきました。しかし、増え続ける業務量と多様化するニーズに対し、従来の手法だけでは限界を感じているのも事実です。
 そこで今回、私たちは新たな発想と技術を持つ企業様と共に、この課題解決に挑戦したいと考えています。目指すのは、単なる業務効率化ではなく、お客さまにとっても、そして私たち駅職員にとっても、より良い駅環境の実現です。

構内に設置された多言語の案内板

ともに創る、新しい駅のカタチ

 私たちは、駅務業務効率化とお客さまサービスの向上という共通の目標に向けて、現場の課題に真摯に向き合い、自由な発想と先進的な技術で解決策を提案してくださる企業様との出会いを求めています。これまでの実績や規模は問いません。大切なのは、公共交通の未来をより良くしたいという情熱と、私たち駅職員と共に汗を流し、試行錯誤を重ねながら、実証実験を通じてより良いサービスを創り上げていく意欲です。
 ぜひ、貴社の柔軟なアイデアとチャレンジ精神で、名古屋の駅の新しい可能性を一緒に切り拓いてください。

Vision

実現したい未来

効率的な駅務運営の実現とともに、お客さまにはよりスムーズで質の高いサービスが提供できる未来

得られるもの

・本市公共交通機関で実証を行うことによる広報PR
・1日120万人以上が利用する本市地下鉄というフィールド
・効果的な技術であれば、他の駅でも活用・導入する可能性

Outline

実証支援金:最大300万円

負担金の支払い
実証にかかる経費の一部を本市が負担します。※消費税等も対象
行政課題1件あたり150万円まで
社会課題1件あたり300万円まで

Hatch Technology NAGOYA 2025 オンライン課題説明会

開催日時:


今年度募集する16課題について、市職員と対話し理解を深めていただく課題説明会を開催しますので、ぜひご参加ください。

【開催概要】
◯ 日時:2025年7月1日(月)15:00〜17:30(2時間30分)
◯開催方法:Zoomミーティング
※参加申し込み頂いた方に接続先URLをお知らせします。
※お一人ずつお申し込みください。
◯申込み方法
参加申込みフォームよりご登録ください。
https://www.hatch-tech-nagoya.jp/solution/info-session/
◯ 当日プログラム
課題の分類ごとに2部構成でお届けします。

●第1部 行政課題編(8課題)
15:00〜15:10  10分 Hatch Technology NAGOYAとは 事務局
15:10〜15:20  10分 課題説明(動画)
15:20〜16:00  40分 ブレイクアウトルーム(分科会) 各担当部署と企業で質疑応答
16:00〜16:05  5分 よくあるQ&Aの紹介、全体QA、応募の注意点
16:05〜16:15  10分 休憩

●第2部 社会課題編(8課題)
16:15〜16:25  10分 Hatch Technology NAGOYAとは 事務局
16:25〜16:35  10分 課題説明(動画)
16:35〜17:15  40分 ブレイクアウトルーム(分科会) 各担当部署と企業で質疑応答
17:15〜17:20  5分 よくあるQ&Aの紹介、全体QA、応募の注意点
17:20〜17:30  10分 クロージング 事務局
17:30 終了

背景 駅施設や乗車関連の案内に加え、特に観光客からのお問い合わせは年々多様化しています。インバウンド増加に伴う多言語対応の必要性も高まり、駅職員が都度情報を確認しながら案内する場面が増えています。
また、人員確保も喫緊の課題となっています。
課題(詳細) 多岐にわたるお問い合わせへの対応や、多言語でのコミュニケーション、さらには介助を必要とするお客さまへの迅速かつ適切なサポートが求められています。これらの業務によって、駅職員の負担が増大し、限られた人員での効率的な駅運営が困難になっています。結果として、お客さまをお待たせしたり、ご不便をおかけしたりする可能性も生じています。
求める解決策 駅職員の業務負荷を軽減し、お客さまへのサービス品質を維持・向上させるための解決策を求めます。多様化するお問い合わせへの効率的な対応や、支援が必要なお客さまへの迅速な情報伝達とサポートを実現するアイデアを期待します。
想定する実証実験内容(詳細) 一例として以下のような実証を想定していますが、下記以外でも駅務の効率化に繋がるご提案をお待ちしています。
・お客さまからのお問い合わせに対し、多角的な情報提供手段を用いて、駅職員に代わって主体的に案内を行う
・駅構内でお手伝いを必要としているお客さまを早期に発見し、適切なサポートに繋げるためのシステム的な支援
実証実験成功後の発展性 実証実験で効果が確認された解決策は、名古屋市営地下鉄の他駅への展開や、他の公共交通機関への応用も期待されます。
プロジェクトの進め方打合せ方法 ・定期的な進捗共有会議(オンラインまたは対面)
・現地視察や検証、機材等の設置については現地に来ていただくことを期待します。
提供可能なデータ・環境等 現時点では、実証実験のフィールドとして名古屋市営地下鉄の「名古屋城駅」を想定しています。
駅構内の状況や過去のお問い合わせ傾向(個人情報を除く)など、実証に必要な情報については、可能な範囲で提供を検討します。
プログラム終了後の本格導入 実証実験の結果を踏まえ、効果的であると判断された解決策については、本格導入を積極的に検討します。

選考基準・スケジュール・よくある質問など

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