Urban Innovation JAPAN


残り26

締 切

長寿介護課

「属人化」を解消!地域包括支援センターの業務を標準化したい

Point

解決したい課題

業務の属人化やマニュアルの未整備により、多忙な現場で新人教育が困難な状況です。支援の質を維持するため、業務の可視化と標準化を行いたいと考えています

想定する実証実験

特定のセンターに協力してもらい、現場の状況に即した運用手順の試作と導入を、協働でマニュアル等を作りながら、業務の標準化や人材育成につながるかを検証します。職員からのフィードバックを通じて、実効性の高い仕組みへの改良を重ねます。

提案企業に求める専門性

・現場職員へのヒアリングや業務整理を通じて、属人化した業務を可視化・整理してきた経験、実績
・福祉現場特有の専門性や個別性、対人支援業務の特性などに関する知見
・仕組みや手順を設計するだけでなく、現場に定着させるまで伴走し、業務改善を継続的に支援してきた経験、実績

現場の声を丁寧に汲み取り、複雑な業務を誰もが理解できる形に再構築できる仕組みを一緒に作ってくださるご提案があるとうれしいです。

Story

「何がわからないかが、わからない」――新人職員の悲痛な叫び

豊橋市内に18カ所設置されている地域包括支援センターでは、高齢者の生活を支えるための多様な相談に対応していますが、その現場は今、限界を迎えつつあります。

2024年時点で、豊橋市の65歳以上の人口は97,000人を超えており、今後も高齢者人口の増加が見込まれています。それに伴い、地域包括支援センターが対応すべき相談や支援の件数も、今後さらに増えていくことが想定されます。このような状況を踏まえると、今のうちに業務の標準化に着手しなければ、現場の負担が一層深刻化しかねません。

最大の問題は、業務の進め方が個人の経験やスキルに依存する「属人化」の状態にあり、新人教育の体制が機能していないことです。現在、マニュアルが整備されているのは全体の1〜2割程度に過ぎず、残りの業務は「誰かに聞かないと進められない」状況です。

多忙を極めるベテラン職員は指導時間を確保できず、新人職員は「何がわからないかが、わからない」という不安を抱えたまま、現場に放り出されています。その結果、1年未満で離職する職員も少なくなく、支援の質の維持さえ危ぶまれているのです。

国も地域包括支援センターの業務負担軽減に向けた指針を示していますが、現場での実施はなかなか進んでいないのが現状です。

多岐にわたる業務と事務作業の重圧

各センターは市からの委託を受けて運営されていますが、その業務範囲は多岐にわたります。毎月300〜400件もの報告書がFAXや紙で届き、様式もバラバラなため、集計や確認作業だけで膨大な時間が奪われています。

例えば、誰が担当しても変わらないはずの「請求業務」などの事務的作業に、専門職が1日以上拘束されることも珍しくありません。本来、専門職が注力すべきは「介護予防活動」や「地域づくり」、「総合相談」であるはずですが、手順が不透明な事務作業に追われ、自らの業務を振り返る時間さえ失われています。

加えて、各センターで個別に標準化を進めるには限界があり、市が主導して進める必要があると考えています。

豊橋市が主導する「マニュアルひな形」と「現場の独自性」の両立

一方で、私たちは、単に一律のルールを押し付けたいわけではありません。18のセンターはそれぞれ異なる法人が運営しており、独自のノウハウやシステムを持っています。だからこそ、まずは市が「委託内容に沿った標準的な業務フロー」を定めたひな形のマニュアルを作成し、各センターがカスタマイズできるようにしたいと考えています。

また、業務に追われてマニュアル作成の時間が取れないことが想定されるので、生成AIなどを活用してマニュアル作成の効率化を図れないか、と考えています。その他、動画によるマニュアルなど、付加的な要素があれば、是非ご提案ください。

この難しい課題に対し、現場に寄り添いながら共に支援してくれる「伴走型」のパートナーを求めています。

本来の「介護予防活動・地域づくり」に注力できる未来へ

この実証実験を通じて、まずは特定のセンターにおいて、現場の状況に即した運用手順のプロトタイプを構築します。実証期間中は、新人職員の理解度向上や指導役の負担軽減につながっているかを多角的に検証し、フィードバックを繰り返しながら仕組みを改善します。

事務作業を標準化することで、「いつまでも住み慣れた地域で生活できるように支援する」職員の環境を整えたいと考えています。

現在は豊橋市長寿介護課で勤務していますが、もともと私は地域包括支援センターで働いていたからこそ、本取り組みの重要性を痛感しています。現場の知恵を形にし、持続可能な福祉の未来を共に創り上げるチャレンジに、ぜひ力を貸してください。

Vision

実現したい未来

業務を標準化することで、職員の定着や、本来の「介護予防活動」や「地域づくり」など、質の高い支援に注力できる環境を整え、市内の全センターへ展開する。

得られるもの

・福祉現場の最前線における実証フィールドと実務に即した検証環境
・豊橋市との協働を通じた、自治体課題解決における実績の獲得

Outline

実証支援金:最大50万円

実証にかかる実証プロジェクト経費の支払
1件(1課題)あたり50万円(税込み)上限

Urban Innovation TOYOHASHI オンライン課題説明会

開催日時:


【開催概要】
◯ 日時:2026年2月4日(水) 14:00〜15:00(1時間)
◯ 申し込み方法:
お申し込みはこちら
◯開催方法:Zoomミーティング
※申し込み頂いた方に接続先URLをお知らせします。
◯ 当日プログラム
各課題の担当課とのQAセッションができる貴重な機会となっておりますので、ぜひご参加ください。
本事業についてのお問い合わせは事務局から回答いたしますので、担当課や関係先に直接メール・お電話等でご連絡いただかないようお願いします。

背景 豊橋市内に18カ所設置されている地域包括支援センターでは、高齢者から寄せられる多様な相談に対応しています。利用者を訪問してケアプランを作成するような、サービス利用者への直接的な支援以外にも、電話問い合わせの対応、定められた会議の準備・開催、請求、給付など、業務は多岐にわたります。
一方で、業務内容に関する統一的なマニュアルが十分に整備されておらず、仕事の進め方が、個人の経験やスキルに依存する「属人化」の状態に陥っています。さらに、知識や経験が豊富なベテラン職員ほど多忙であり、新人職員への指導時間を確保することが難しい状況です。その結果、新人職員への教育体制が十分に整っていないことが大きな課題です。

このような環境下では、新人職員が不安を抱えたまま業務にあたることになり、離職リスクの増大や支援の質のばらつきを懸念しています。

課題(詳細) 業務内容は委託仕様書で定められているものの、業務の進め方は各センターや担当者に委ねられているため、組織としての共通の手順ややり方が確立されていません。そのため、業務の進め方が見えにくく、日々発生する膨大な事務作業や対人業務の効率を下げる要因となっています。
現場では常に目の前の対応に追われ、自らの業務を振り返り、整理するための時間が圧倒的に不足しています。その結果、本来注力すべき「介護予防活動」や「地域づくり」、「総合相談」に割くべき時間が削がれてしまっているのが現状です。

各センターが個別に連携しながら業務を標準化するには限界があるため、豊橋市が主導的な立場で取り組む必要があります。今回の実証事業を最初のきっかけとしたいと考えています。

求める解決策 委託仕様書に沿って業務全体の流れを整理し、誰が担当しても迷わず業務を進められる「共通の基盤」を構築したいと考えています。単に一律のルールを一方的に押し付けるのではなく、各センターがこれまで培ってきたやり方や工夫を 尊重しながらも、最低限守るべき業務の品質を担保できる仕組みを整えることが目的です。
本実証によって、職員の負担を軽減し、新人職員でも不安なく取り組める環境を実現したいと考えています。現場の実情に寄り添い、職員と共に業務を整理しながら、実際に使える運用の形まで落とし込んでくれるパートナーを求めています。
想定する実証実験内容(詳細) まず特定の地域包括支援センターを対象に、現場の実情に合った業務手順書や管理の仕組みを試作し、試験的に導入します。市から各地域包括支援センターへ委託している内容に沿った形で、マニュアルのひな形として作成し、現場で無理なく活用できる状態を目指します。

ただ、業務が幅広いので、どの業務について実証で行うかについては、採択された企業とともに検討し、決定したいと思います

また、マニュアルしかイメージがついてないのですが、業務標準化ができる手段であれば、どんなご提案でも受け付けたいと思っています。

実証実験成功後の発展性

実証実験が成功すれば、市内18カ所の全センターへと順次展開し、市全体の福祉サービスの質の底上げを目指します。

提案企業に求める専門性 ・現場職員へのヒアリングや業務整理を通じて、属人化した業務を可視化・整理してきた経験、実績
・福祉現場特有の専門性や個別性、対人支援業務の特性などに関する知見
・仕組みや手順を設計するだけでなく、現場に定着させるまで伴走し、業務改善を継続的に支援してきた経験、実績

現場の声を丁寧に汲み取り、複雑な業務を誰もが理解できる形に再構築できる仕組みを一緒に作ってくださるご提案があるとうれしいです

プロジェクトの進め方打合せ方法 プロジェクト期間中は、オンラインでの定例会議を基本とします。
現地調査や、現場職員との意見交換などの際には、豊橋市にお越しいただけるとありがたいです。
提供可能なデータ・環境等 ・市が把握している現在の業務フロー図や、一部のセンターで活用されている既存のマニュアル等を提供します
・地域包括支援センター委託業務の仕様書
・実証実験に協力してくれるセンターをフィールドとして提供し、実務に即した検証環境を整えます
プログラム終了後の本格導入 実証実験で成果が確認された場合は、次年度以降の本格的な導入を積極的に検討します。福祉制度の変化に応じて、仕組みをアップデートし続けられる長期的な協力関係の構築を視野に入れています

選考基準・スケジュール・よくある質問など

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