Urban Innovation JAPAN


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豊中市 家庭ごみ事業課・事業ごみ指導課

「もったいない」の心で創る循環型社会の実現

Point

解決したい課題

SDGsに示される「2030年までに廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」に寄与するため、子ども服のリユースや食品ロスの削減など、市民に身近な地域循環を推進する。資源の有効活用やごみの減量についての意識向上を図りたい

想定する実証実験

・マッチングアプリ等により、地域におけるリユース子ども服の循環をスムーズに行う仕組み作り
・飲食店での食べ残しの持ち帰りを気軽に導入できる仕組み作り

Story

3Rの優先順位、知っていますか?

「3R(Reduce・Reuse・Recycle)」の中でも、リデュース(ごみを減らす発生抑制)とリユース(繰り返し使う再利用・再使用)は、リサイクルよりも優先順位の高い、環境にやさしい行動です。豊中市では、家庭ごみ・事業ごみの各分野で、リデュース、リユースの取組みを推進しています。

「もったいない」の心で創る循環型社会の実現に向け、市民に身近な「子ども服のリユース」や「飲食店の食品ロス削減」などの分野で、よりよい仕組みづくりを行うことで、協働とパートナーシップに基づいた、環境に配慮したまちづくりを推進していきたいと考えています。

子ども服リユースをもっと身近に!

家庭ごみ事業課では、自治会や保護者会などの営利を目的としない地域団体に回収したリユース子ども服を無償で提供しています。
豊中市内の公立こども園等に協力をいただき、まだ使える子ども服を集め、捨てるのではなく必要な人に使っていただくことにより、資源の有効利用及びごみの発生抑制を進めるとともに、子育て世帯のサポートにも役立てようとするものです。
これまで、様々なイベントでリユース子ども服を来場者に配布してきましたが、コロナ禍で多くのイベントが中止になり、在庫があふれた状態に。
保管している大量の子ども服の中から、一部を市ホームページに掲載し、限られた方にだけお配りするのが精一杯の状態です。子ども服の検品作業や収納等は、職員が普段の業務の合間に行う作業についても、効率化が必要だと考えています。

保管している子ども服のほんの一部

食べ残しを持ち帰れる「ドギーバッグ」知っていますか?

まだ十分に食べられるのに売れ残りや食べ残しなどにより廃棄されてしまう「食品ロス」。日本では、平成28年度推計で643万トンもの食品ロスが発生しており、このうち352万トンが事業所から排出されています。なかでも外食業界では133万トンと事業所から排出される食品ロスの38%を占めています。
豊中市においても事業所から排出される可燃ごみの約40%を占め、食べ残しや調理くずなどの生ごみの削減が課題となっています。食べ物を扱うお店にとっても、食品ロスは仕入れやごみ処理費などの経費の無駄になり、利益を減らす大きな要因になっています。

テキスト

自動的に生成された説明 グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト

自動的に生成された説明

豊中市の様々な取り組み

もっと良い方法があれば…。

リユース子ども服の課題も、飲食店の食品ロス削減の課題も、地域の活動団体や飲食店を繋ぎ、巻き込むもっと良い方法があれば、と模索しています。様々なアイデアやスキルを持ったスタートアップの皆さまとの対話を通じ、お互いの資源を持ち寄りながら課題解決に向けて進めていければと思います。

私たちと一緒に循環型社会の実現に取り組んでいただけませんか?

「循環型社会の実現」というと、とても壮大なことのように思えますが、地球に住む全ての人にとって、未来に向けての大切な目標です。市民ひとりひとりの「もったいない」の気持ち、環境のことを考えた身近な活動の積み重ねを、大きな力に変えていくためには、皆さまのアイデアやスキルが必要です。これからの市民ニーズに応えられる新しいサービスを私たちと一緒に考えていただけませんか?
ご応募お待ちしています!

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Vision

実現したい未来

市民が気軽に環境にやさしい活動に参加することができ、それを通じて資源の有効活用やごみの減量についての意識が高まること

得られるもの

循環型社会の構築に向けての取組みは全自治体で行なわれているが、解決の決定打が見つかっていないことから、もし解決策がみつかれば、各自治体で展開することも可能と考えられる

Outline

背景 ・豊中市では、家庭ごみ・事業ごみの各分野で廃棄物の発生抑制や資源の再利用に向けた取組みを行っている
・「3R(Reduce・Reuse・Recycle)」の中でも、リデュース(ごみを減らす発生抑制)とリユース(繰り返し使う再利用・再使用)は、リサイクルよりも優先順位の高い、環境にやさしい行動
・「もったいない」の心で創る循環型社会の実現に向け、市民に身近な「子ども服のリユース」や「飲食店の食品ロス削減」などの分野で、よりよい仕組みづくりを行うことで、協働とパートナーシップに基づいた、環境に配慮したまちづくりを推進していきたい
課題(詳細) <子ども服リユース>
・家庭ごみ事業課では、豊中市内のこども園を通じて保護者から子ども服を集め、地域団体(自治会や保護者会など)が実施する営利を目的としないイベントに提供する事業を実施している
・資源の有効利用及びごみの発生抑制が主な目的だが、同時に子育て世帯のサポートにも役立てようとするもの
・コロナ禍で地域のイベントが実施できない中、集まった子ども服の在庫があふれた状態になってしまっている
・子ども服の検品作業や収納等は、職員が普段の業務の合間に行っている
<飲食店の食品ロス削減>
・日本では平成28年度推計で643万トンもの食品ロスが発生しており、このうち352万トンが事業所から排出されている。なかでも外食業界では133万トンと事業所から排出される食品ロスの38%を占めている
・豊中市においても事業所から排出される可燃ごみの約40%を占める、食べ残しや調理くずなどの生ごみの削減が大きな課題
・ドギーバッグについては環境省が推奨しているが、衛生面での課題があり、市としての支援が難しい面もある
求める解決策 <子ども服リユース>
・マッチングアプリ等を利用し、市民団体や子育て世帯が、リユース子ども服についての情報を必要な時に得られる仕組み作り(アプリ以外の手法の提案も可能)
<飲食店の食品ロス削減>
・飲食店が活用しやすく環境負荷の小さいドギーバッグの提案や活用の幅が広がる提案
想定する実証実験内容(詳細)

<子ども服リユース>
・豊中市内で活動する多くの地域団体と連携できるようなマッチングアプリの開発。市内で実施される幅広いイベントでリユース子ども服を活用できるような仕組みや、管理の負荷を軽減する仕組みを想定
<飲食店の食品ロス削減>
・飲食店における、ドギーバックなどを気軽に導入できる仕組みづくり(素材の検討や周知)
①持ち帰りのオーダー数②食べ残しの品目や量の確認③アンケートの実施 等

実証実験成功後の発展性 <子ども服リユース>
循環型社会の構築に向けての取組みは全自治体で行なわれていることから、全国展開することも可能
<飲食店の食品ロス削減>
・豊中市では、豊中エコショップ制度を設けている。食品ロスの削減など、環境にやさしい取組みをしているお店を豊中エコショップとして認定。そのお店と環境に配慮した取組みを市ホームページやSNS,広報誌などの媒体で紹介している
・食品ロスを削減するよい仕組みができれば、豊中エコショップでの展開や、同様に課題意識をもつ他自治体への展開が期待できる
提案企業に求める専門性 ・市民が参加しやすい仕組みづくりのためのサービスデザインやUX・UIデザインのスキル、ノウハウ
・循環型社会実現のための先進事例等の知見
プロジェクトの進め方打合せ方法 オンラインでの打ち合わせについては、事前にメール・電話等で連絡をいただければ可能。
提供可能なデータ・環境等 <子ども服リユース>
イベントの開催状況、参加者数、配布・在庫数データ
<飲食店の食品ロス削減>
特になし
プログラム終了後の本格導入 資源の有効活用やごみ減量について、市民の意識向上や成果があれば予算化を検討
ただし、ドギーバッグについては現段階で予算化の予定はなく、市内の飲食店への周知に留まる予定

選考基準・スケジュール・よくある質問など

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