
Point
解決したい課題
子育てが一段落した女性やシニアには多様な働き方のニーズがあると予想されるが、市の職業紹介は常勤・パートタイムといった雇用が中心で、単発や数時間のスポットワークには対応できていない。
想定する実証実験
・女性やシニアのスポットワークのニーズや各業界への印象調査
・ニーズにマッチした業務の切り出しや、求人募集の可能性の検証
・プロトタイピングの実施
提案企業に求める専門性
・マッチングプラットフォームの運用
・人材の開拓能力
・求人企業の開拓能力
・業務の切り出し提案力
以下は、プラスアルファの要素としてあるとより望ましい
・アンケートやヒアリング調査の設計や分析に関する専門的な知識やサポート
Story
多様な働き方を求める声と深刻な人手不足
全国的に様々な業界で人手不足の深刻化が進んでおり、実際豊中市も、大阪府内でも事業所数・従業者数は多いものの、有効求人倍率は全国平均や大阪府平均よりも低く、とりわけ福祉・介護分野では人手不足の状態が続いています。
一方で、共働きやリモートワーク増加など、近年益々働き方の多様化が進んでおり、それに伴って働き手のニーズも多様となっていると予想されます。このことから、働き手と現場のニーズのミスマッチを解消することが急務となっています。





すでに始まっている取り組み
豊中市では、豊中しごと・くらしセンター(無料職業紹介所)において、結婚や子育てにより離職した女性や定年退職後の再就職、副業やフリーランスなど多様な働き方について検討している市民に対して、今後のキャリアや働き方について検討することができる講座やセミナーを実施しています。しかし、時代の変化とともに、より柔軟な働き方へのニーズが高まっていると予想されるものの、当センターが実施する無料職業紹介は基本的に常勤・パートタイムを含めた雇用が中心であり、単発や時間単位のスポットワーク就労には対応できていないのが現状です。そこで、これまでの取り組みをさらに発展させ、新たなマッチングの仕組みを構築したいと考えています。
ただ、市内の女性やシニアの具体的なニーズ調査はまだ実施していないので、本当に必要なマッチングの仕組みを作るためには、まずは実態の把握が肝要だと思っています。


常勤・パートタイム以外の新しい働き方
今回私たちは、実証を通じて、子育て中の女性やシニアが自分のスキルや経験を活かして活躍できる機会を増やすために、マッチングプラットフォームを構築することを検討しています。このプラットフォームを通じて、多様な働き方を希望する市民と、人手不足に悩む事業者双方のニーズを満たし、市民一人ひとりが自身のライフスタイルに合わせて柔軟に活躍できる機会を創出することが目的です。
豊中市の未来を共に創りませんか?
私たちは、このプロジェクトを通して、豊中市を誰もが活躍できる、より活力あふれる街にしたいと願っています。まずは、就労意欲のある女性やシニアが市内で働きやすくなるようにしていきたいです。ゆくゆくは、人材を事前に登録できる人材バンクを構築して、地域の人手不足の解消にもつなげたいと考えています。
この想いに共感し、共に未来を創造してくれる企業・団体を募集します。共に豊中市の新たな一歩を踏み出しませんか?

Vision
実現したい未来
就労意欲のある女性やシニアが働きやすい市内での環境を考えたい。ゆくゆくは人材を事前に登録できる仕組みをつくり、地域の人手不足解消にもつなげたい。
得られるもの
・サービスや仕組みに対する市民からのフィードバック
・同種の課題を持つ他自治体での活用
・認知を広めるためのメディア露出・広報面での協力
Outline
企業募集説明会
開催日時:
豊中市内で、応募を検討している企業向けに説明会を開催します。
リアルのみとなりますが、課題について直接担当者と話すことができる機会ですので、奮ってご参加ください。
後日録画を市のウェブサイトで公開予定ですが、質疑応答部分の公開は予定しておりません。
■概要
日時:2025年5月12日(月) 15:00〜16:30
場所:地域共生センターまるぷらっと西館 3 階大会議室(〒561-0881 大阪府豊中市中桜塚2丁目28−8)
参加登録:豊中市のウェブサイトからご応募いただけます
背景 | フルタイム就労は難しいものの、1日単位や時間単位のスポットワークであれば働けるシニアや子育て中の女性が存在すると思われるが、くらし支援課(豊中しごと・くらしセンター)で実施している無料職業紹介は常勤・パートタイムを含めた雇用が中心で、スポットワークの就労には対応できていない。 |
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課題(詳細) | <求職者のニーズや実態把握の不足> 特に女性やシニアが具体的にどのような働き方を希望しているのか、各業界へのイメージが先行して希望する働き方の求人に辿りつけていないのか、事業者の業務の切り出し方次第では合致する可能性があるのか、ニーズや実態の調査が十分には行えていない。 <ミスマッチの解消> 潜在的な労働力と実際の求人の間にミスマッチがあるのではないかと考えており、民間事業者と連携しながら、このニーズをうまく汲み取ることでミスマッチを解消したい。 |
求める解決策 | 女性や定年後のシニアのニーズや各業界に対する印象を調査した上で、求人募集・マッチングを行い、利用者にインタビュー・アンケートを実施する。 |
想定する実証実験内容(詳細) | 検証を通じて、子育て中の女性やシニアに対して、今後どのような人材マッチングの仕組みを作るべきかを明確にしたい。例えば、以下のような実証実験を行うことを想定している。 ・女性や定年後のシニアに対する、働き方や勤務形態等のニーズ調査を実施し、市民ニーズを把握する。同時に、各業界へのイメージが先行して求人に辿りつけていない可能性を確認する。 ・市内事業者を中心に、そのニーズにマッチした求人がどれくらいあるのか、あるいはマッチした業務を今後切り出し可能かを検証する。 ・実際に求人募集・就労体験をしてもらい、利用者にインタビュー等を行い、今後のマッチングの仕組みづくりへと活かす。など。 |
実証実験成功後の発展性 | ・本格活用 ・他市への拡大 |
提案企業に求める専門性 | ・マッチングプラットフォームの運用 ・人材の開拓能力 ・求人企業の開拓能力 ・業務の切り出し提案力 以下は、プラスアルファの要素としてあるとより望ましい ・アンケートやヒアリング調査の設計や分析に関する専門的な知識やサポート |
プロジェクトの進め方打合せ方法 | プロジェクト開始当初は、週1回ないし隔週で打ち合わせを実施し、状況に応じて頻度を調整。具体的な進め方としては、オンライン会議の実施や、必要に応じた現場視察などを想定。 |
提供可能なデータ・環境等 | ・無料職業紹介事業実績 |
プログラム終了後の本格導入 | 実証の成果に応じて検討。 |
選考基準・スケジュール・よくある質問など

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