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神戸市 経済観光局 商業流通課
子育て世代に届けたい!商店街・市場の魅力発信
- 採択企業
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- ためま株式会社、株式会社BLUE STYLE
Point
解決したい課題
商店街・市場と関わりが薄い若年層・子育て世代に、商店街・市場に足を運んでもらい、賑わいづくりがしたい
想定する実証実験
特定の商店街・市場への広報等のツールや仕組みの試行導入および効果測定
Story
たくさんある商店街・小売市場。しかし、その多くは…。
みなさんは、神戸にどのくらい商店街・小売市場があるか、ご存知でしょうか?
実は、市内には約240もの団体が存在しています。アーケードのある商店街、おいしそうな商品が並ぶ市場、夏には夜店・お祭りがあったり・・・。誰もが知っている三宮・元町などの大きな商店街から、近所の人しか知らないような小さな市場まで様々です。
しかし、量販店やインターネット販売との競争の中で、全国的に見てもこうした商店街・小売市場は。厳しい状況に置かれています。
みなさんの中にも家の近くにどんな商店街や市場があるか知らない方や、シャッター商店街を目にしている方も多いのではないでしょうか?
事実、国の調査報告からも、全国的な課題であることがわかっています。
(中小企業庁「平成30年度 商店街実態調査報告書」より)
でも、ちょっと待ってください。
みなさんは、商店街はただ買い物をするだけの場所だと思ってはいませんか?
スーパーとは違う、「人」からモノを買うということ
「氷入れてあげるよ!」
人と待ち合わせがあるのに、魚屋さんで話かけられておいしそうな旬の秋刀魚をついつい買ってしまった…。そんな時に、店主から掛けられる何気ない一言。
もしくは、たまに呑みに来るだけなのに、すっかり顔なじみになってしまった。
などなど、そんな、単なるモノを買うだけに留まらない、人と接する、人とつながりを持つ“ほっとする空間”が商店街にはあるのです。
人とのつながりが薄いと言われる昨今、商店街は一種の地域コミュニティの核としての機能を持っているとも言えます。結果として、地域の見守り・安全、防災、地域文化の継承など、直接目には見えない、しかし重要な機能を果たしてきました。
とは言いつつも、わたしたちはついつい便利なスーパーマーケットで買い物をして、家に帰る、そんな方々も多いのではないでしょうか?
神戸市も積極的に取り組んできた。だが、しかし…!
私たち職員は、商店街や市場の利用者の一人でもあります。利用者として、お気に入りの商品やお店などの魅力を発信する、そうした取組みに積極的に取り組んできました。
しかし、まだまだ本当の魅力“ほっとする空間”を伝え切れていない、そう私たちは考えています。
特に、若年層や若い子育て世代や方々には、商店街でそもそも買い物自体をほとんどしたことがないなど、商店街での“ほっとする空間“の原体験すら持たない人たちも増えてきているのが実情です。
一度でも商店街の魅力を知ってもらうことさえできれば、下記のようなうれしいお声を頂けることも多いにもかかわらず、です。
<商店街ツアー 親子参加者の声>
「お店の方とお話ができてよかった。」
「サービスが良くてびっくりした。また来たいと思った。」
「商店街の店主の方の人柄が出ていて、また商店街に買物をしに来たいと思った。」
「アットホームでよかった。対面でいろいろとお話できるのがよかった。」
必要なのは、今までにない新しいきっかけづくり
そこで、若年層や子育て世帯の方々に対面販売の楽しさを知ってもらい、店主の人柄に触れてもらうために、取りも直さずまずは商店街や市場に「足を運んでもらう」今までにないきっかけづくり、仕組みづくりができないかと考えています。
そうすることで、単なる買い物に留まらない、地域コミュニティとしての商店街を、持続可能なものにする第一歩としたい。
同様の課題を抱えている商店街・市場は市内にも多くあり、効果的な手段を生み出すことができれば、他のエリアへ広げていくことも検討していきます。
ぜひ、神戸発の商店街・市場の賑わいモデルを一緒に作りませんか?
Vision
実現したい未来
商店街・市場とつながることで、地域コミュニティが豊かになり、より良い暮らしが実現できること
得られるもの
・実証実験後の本格導入
・他都市への展開
Outline
背景 | 市内には240の商店街・市場があるが、市民の皆さんに知られていなかったり、日常的に利用いただけていなかったりする。また、新たにマンションが建ち子育て世代の転入者も増えてはいるが、地域のお買物スポットの情報や市場での対面販売の楽しさが伝わっていない。 |
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課題 | 商店街や小売市場でイベントを行うと多くの人で賑わうが、日頃の買物に結びついていない。商店街・小売市場は若年層・子育て世代の新規顧客を取り込めていない。若年層・子育て世代のニーズ把握や広報の発信の仕方が課題である。 |
求める解決策 | 今までにない効果的な広報手段、もしくは賑わいづくりの仕組みの開発。 たとえば、商店街・市場をコミュニティの場ととらえ、お客さんと商店主、お客さんとお客さんの会話が広がり、お得な買物や季節の食材、お薦め店舗情報などを必要な人に発信できるしくみづくり。 たとえば、今まで市職員では思いつかなかったような、商店街・市場に足を運んでもらえるような賑わいのづくり仕組みなど。 |
付加的・発展的な要素 | 単発での広報や賑わいづくりに留まらない解決策 |
想定する実証実験内容 | スタートアップとともに、商店街・市場の商店主と連携しながら、若年層や子育て世代の求めるニーズを把握し、必要な情報を必要なターゲットへ効果的に発信し、商店街・市場への来場者等の効果測定を実施する。 |
求めるスタートアップ像 | 若年層や子育て世代のコミュニティ形成に見識があればありがたい。商業者や商店街・市場の環境に理解があり、人とのつながりを持ちながら作成していくことができる人。行政と適度にコミュニケーションをとりながら常により良くすることを考えて提案してくれる人。 |
スタートアップに求める条件 | 打ち合わせは原則、市役所(7月に移転予定)で開庁時間に行うが、商店街・市場との打ち合わせは、現地会議室等にて夜間に行う場合もある。スタートアップ側が複数人で作業、打ち合わせを行う場合は、窓口役を一人設けること。 ただし、遠方の場合は随時オンラインでの打ち合わせも可。 |
提供可能なデータ・環境等 | ・平成26年度神戸市概況調査、平成30年度商店街実態調査報告書(中小企業庁) ・商店街・市場等のフィールドの提供 |
プログラム終了後の本格導入 | 効果的な広報、賑わいづくり手段であると判断した場合は、市内の商店街・市場で導入を働きかけるほか、翌年度予算要求において導入にかかる支援を検討する。 |
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