Urban Innovation JAPAN


残り14

締 切

多可町 ふくし相談支援課

多可町① 紙から卒業!ケアマネージャー業務デジタル化への挑戦

Point

解決したい課題

・ケアマネージャーが聞き取った内容を自動的に文字起こしするツール等を活用し、支援経過を記録する業務負荷を削減したい。
・合わせて、聞き取った内容を出先でタブレット等でシステムに入力できるようにしたい。

想定する実証実験

・AI等を活用した文字起こしツールによる、聞き取りの効率化の検証
・聞き取った内容やメモを、訪問先等からでもシステムに安全に実施できるかの検証。

Story

○介護を取り巻く現状

みなさんは、介護に関する人材が不足していることをご存じですか。
多可町では令和6年4月1日現在で7,350人の高齢者が住んでおり、高齢化率は38.9%になります。
介護認定者は1,369人で認定率は18.1%になります。

毎年増えていく認定者。しかしながら、そんな高齢者を支える介護人材は全国的に不足しています。多可町でも同様の傾向で、このままでは介護サービスが必要な方がサービスを受けることができない介護難民がでる可能性があります。

そうなると、現在従事している介護職員の負担も増える一方となり、大変さから仕事を辞めたり、新たに職に就く人が減るなど悪循環になっていく懸念があります。

○直営包括が抱える課題

当町では、包括支援センターを直営で運営しており、業務内容はケアマネージャー業務だけでなく、介護予防事業、総合事業や権利擁護事業、認知症対策事業など、多職種で業務も分担しており、職員の負担は年々増えているような状況です。
こういう状況の中、後期高齢者が今後も増え、それにより認定者も増えていくであろうと推測される中、ケアマネージャー業務を効率的に行えるようにすることは、すぐにでも対策しなければならない課題と考えています。

聞き取った内容のシステムへの入力、ケアプラン作成、ケアプランの修正や確認のための再訪問等、たくさんあるケアマネージャー業務の負担はすごく大きいものになっています。
これらを解決していかないとケアマネージャーの負担が増え、介護現場から去って行く人も増え、ますます介護人材が減っていくのでないかと危惧しています。

○デジタル技術を活用して介護人材の負担を軽減したい

ケアマネージャーの負担を取り除くための解決策として、デジタル技術を導入し効率よく業務をこなせるように取り組んでいく必要があります。
そのために、様々な環境下で、タブレットを通じて一定以上の精度が見込める文字起こしの機能、その内容をスムーズにシステムに反映できるようにしていきたいと考えています。

また、AI等を導入することで、聞き取った内容を元に最適なケアプランを作成したり、作成したケアプランの点検ツールとして活用することで、最適なプランを作成できます。さらにケアプラン作成支援として活用すれば、新人ケアマネージャーにとっての人材育成ツールとして活用できるのではないかと考えます。

超高齢化社会に向けて、それらを支える側の負担を取り除くことで、みんなが穏やかに過ごせることにつながるので、介護分野の課題解決に向けて、一緒に悩んでくれる企業からの提案をお待ちしています。

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Vision

実現したい未来

・ケアマネージャー業務の効率化により、時間的余裕を作る。
・一人あたり受任件数を増やし、人材不足のカバーをしたい。
・適正なケアプランにより、介護支援の質を向上させたい。

得られるもの

・包括支援の中で聞き取りやデータの入力も必ず含まれるので、多くの自治体への横展開が期待できる。
・文字起こしや出先からのシステムへの入力は、他部署の業務でも有効である可能性が高いため、介護事業以外の業務での導入も期待できる。

Outline

実証支援金:最大50万円

1課題あたり補助率1/2以内、最大50万円(税込み)
(例:総事業費70万円の場合、35万円の補助
   総事業費200万円の場合、50万円の補助
※支払いのタイミングは、実証事業が完了し、事業実績報告書の検査完了後になります。

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開催日時:


各課題の担当課とのQAセッションができる貴重な機会となっておりますので、ぜひご参加ください♪
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本事業についてのお問い合わせは事務局から回答いたしますので、担当課や関係先に直接メール・お電話等でご連絡いただかないようお願いします。

背景

・センターでは、約150人~200人の要支援者を、専任ケアマネージャー2名と兼任の専門職がフォローしながら、心身の状況や生活環境を聞き取り、本人・家族の意向を踏まえてケアプランの作成を行っている。

・現状では、訪問時に支援調整をすべて紙ベースで行っているが、文書の管理や聞き取った内容をシステムに再度入力することなどが手間になっている。

・今後高齢化が進むにつれ、介護を必要とする人は増えていく見込みであり、ケアマネージャーのひとりあたりの業務負担がさらに増すことを懸念している。

課題(詳細)

・訪問ないし電話での聞き取りは、現状では白紙にメモをとり、役所に帰った後にシステムへ手動で入力している。

・基本的に聞き取りはひとりで行うため、話を聞きながら正確にメモをとることは負荷が大きいのと、出先からシステムに直接入力出来ないため、一回とったメモを再度システムに手打ちしなければならない点が二度手間となっている。

求める解決策

・聞き取りを行うのは、介護を必要としている人の自宅だけでなく、介護施設や庁舎など、雑音のある環境でも実施する可能性がある。様々な環境下で、一定以上の精度の文字起こしが可能かを検証する。

・聞き取った内容をシステムに入力する際、定型の内容についてはプルダウンやチェックボックスを活用して入力を効率化し、メモやコメント等もスムーズに入力できることを期待する。

想定する実証実験内容(詳細) ・様々な環境下で文字起こしツールを活用し、一定以上の精度が出るかを検証する。
・聞き取った内容やメモを、セキュリティ的に問題ない形でシステムに入力することができるかを検証する。
実証実験成功後の発展性 他の自治体への横展開
提案企業に求める専門性 介護保険制度、医療についての知識があり、システム開発に対する実績やノウハウを持っているなど。
プロジェクトの進め方打合せ方法 随時打合せを実施(オンライン会議対応可能)
提供可能なデータ・環境等 認定情報、ケアプラン情報等
プログラム終了後の本格導入 実証の成果を踏まえ、次年度以降の導入について検討する。

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