Urban Innovation JAPAN


応募終了

観光文化交流局MICE推進室

大規模イベント会場内滞在人数の即時計測システム~ウィズコロナ時代における安心安全なイベント開催を目指して~

Point

解決したい課題

大規模イベント主催者に求められる入場者数の常時かつ厳密な把握/管理を簡単かつ低コストで手間なく実施する手法の構築。

想定する実証実験

名古屋市国際展示場(ポート メッセなごや)で実際に開催される大規模集客催事における実証実験

実現したい未来

入場者数の常時かつ厳密な把握/管理が簡単かつ低コストで手間なく実施でき安心、安全なイベント開催が活発に開催される状態

得られるもの

感染症流行期には今後も会場内の入場者数に上限が設けられる可能性があり、新型コロナウイルスが収束したあとも、入場者数の常時把握は一定のニーズがあると思われる。
その場合、イベント主催者 を対象としたビジネスチャンス発生の可能性がある。

Story

MICEを推進してきた、日本の中心地である名古屋市

名古屋市は御存知の通り、日本の中心に近い大規模都市です。宿泊施設も豊富で、国際空港もある。日本全国からはもちろん、世界中から訪れやすい場所です。この条件を活かし、名古屋市が力を入れてきたのが「MICE誘致」です。

MICEとは会議(Meeting)、報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際会議 (Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字を使った造語です。これらのビジネスイベントを名古屋市で開催してもらうたに、施設の充実化と支援を用意してきました。国際会議の開催助成金は、最大1千万円を用意。3000人以上が入る名古屋国際会議場(ポートメッセなごや)センチュリーホールをはじめてとして、大小100以上の経済的でアクセス良好なMICE施設を準備しています。

…しかし、コロナ禍によって、状況は一変…!

順調な名古屋のMICE誘致の状況を、一変させてしまったのが、新型コロナウイルスによるパンデミックです。御存知の通り、飛沫感染を防ぐため人と人との接触は制限。実際に人が集い、ともに対話し、体験できることが最大の価値であるMICEの開催は、ほぼ壊滅状態になりました。2021年になったいまでも、残念がら回復には程遠い状況です。

この状況だからこそのインパクト「感染症対策総合展」の実施!

そんな状況を逆手に取り、開催したのが「感染症対策総合展」です。世界初となる感染症対策の専門展として2020年9月に開催。感染症対策にまつわる製品・システムを展示・紹介し、さまざまなビジネスの現場で感染対策の整備を進めたい!その思いで、名古屋市が自ら展示会を主催、開催。

最新の殺菌設備や空調・換気設備、マスクやシールド、遮蔽のための様々なシステムなどが一堂に展示し、日本中の感染症対策の最前線が揃いました。

これは感染症対策の制限の範囲内で展示会が開催できることの実証でもあり、展示会の再開気運の醸成を狙ったものでもあります。この開催以降、徐々に展示会は再開され、第2回は感染症対策総合展が民間企業の主催により年末に東京で開催。今年の3月には同様の趣旨の展示会が大阪でも開かれました。

大規模イベントの人数把握・コントロール「名古屋システム」の誕生

その感染症対策総合展で開発された、人数把握とコントロールの仕組みが「名古屋システム」です。

これは、事前入場登録を前提とし、入場登録時に発行するQRコードに入場者の情報の情報を紐づけ、入館時にそのQRコードを認証することで、入退館時間が把握できます。くわえて、入場者のみならず、出展者、関係業者、主催者など入館するすべての入館人数の把握することが可能です。

展示会の開催が決定されたのが7月、展示会が開催されたのが9月と短期間で開発されたシステムでありますが、入場者数の常時把握を実現し、安心安全な展示会の開催に貢献しました。

名古屋システムを超える利便性と拡張性を

しかし、課題も浮き彫りになりました。たとえば…
①事前入場登録時の来場データ管理が煩雑
②来場者のみならず関係者出入口の全てにおいてQRコードチェックが必要
③QRコードチェックに伴う人員配置が必要
④複数館利用となればその数は拡大
⑤各展示会主催者がすでに導入している事前登録システムとの連携が困難
などです。

こうした課題を解決すべく、今回のプロジェクトで、一緒に実証実験をしていただける企業さまを募集することにしました。大規模なイベント会場内の滞在人数を手間なくローコストで実現できるシステムの構築。AIカメラや通信システムによる入館者数のリアルタイム計測などをつうじて、さまざまなイベント主催者が活用できる仕組みの実現を期待しています。

名古屋だけでなく、全国のイベント再開に向けて

入場者の常時把握という課題は、全国のあらゆるイベント関係者の課題です。おそらく、このシステムが完成すれば名古屋のみならず、全国に広く普及していくと考えています。

日本中の安全安心なイベント開催は、直接的にも間接的にも、日本経済の発展や、あらゆる産業の活性化、イノベーションにもつながっていく、非常に重要なポイントです。

私たちはフィールドとしてポートメッセなごやを提供することができます。世界の発展に貢献できるシステム開発を、ともにチャレンジしてくれる企業様のご応募をお待ちしています!

READ MORE

Outline

背景 コロナ禍の中でイベント開催には、入場者数の上限が設けられている。
しかし、大規模展示会など入場者が常時入れ替わり、主催者・出展者など多くの関係者がいる催事では、リアルタイムに入場人数を管理するのが非常に難しい。

現状では、人数把握のために人手を増やしたり、新たなシステムを構築するなどして対応しており、主催者の負担は甚大で、イベント関連企業の営業益悪化とイベント開催の縮小につながっている。
仮にコロナ禍が収束したとしてもいつ新たな感染症が生まれるかわからない、今後もイベント時には入場者数の常時把握が求められる可能性がある。

課題(詳細)

名古屋市はこれまでビジネスイベントの誘致・開催に力を入れてきた。高い経済波及効果やイノベーション創出効果が期待される展示会やイベントは社会の成長にとって欠かせない催事だからだ。

会議(Meeting)報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際会議 (Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字をとった「MICE」と呼ばれるようなビジネスイベントの開催を増やすために、さまざまなMICE用施設を準備し、誘致支援メニューも用意。それらは大変好評を得ていた。

しかしコロナ禍以降、その数は激減。<数値をいれる> 。

現状、大規模ビジネスイベントを開催するには、関係者を含む参加者の人数把握とコントロールが必要不可欠であるが、それはイベント主催者にとって、コストやオペレーションにおいて、大きな負担となっている。

求める解決策 イベント会場内の滞在人数を手間なくローコストで実現できるシステムの構築。
AIカメラや通信システムによる入館者数のリアルタイム計測など期待。
想定する実証実験内容(詳細) ポートメッセなごやで開催される大型イベントの開催時に、カメラやセンサーなどを設置し、滞在人数を常時計測。その数字は、主催者や会場管理者が常時把握できるようにしたい。
実証実験成功後の発展性 男女比や来場者の移動動線把握など催事の特性分析への活用など拡張性を検討したい。その他、全国の主催者や会場への情報提供に努め、このシステムの普及を後押ししたい。
提案企業に求める専門性 イベント業界の業界特性
プロジェクトの進め方打合せ方法 まずはポートメッセにおけるイベントの開催状況など実際にご視察いただきつつ、課題やニーズの掘り起こしを図り、WEB MTGも組み合わせながらコンセプトの共有に留意して進めていきたい。
提供可能なデータ・環境等 実証実験実施に係るポートメッセにおけるイベント開催情報の提供と主催者との調整
プログラム終了後の本格導入 システムの稼働については設置者と主催者におけるビジネスとすることが考えられるが、少なくともカメラの常時設置と稼働のための条件整理は予算要求の上、市側で負担したい。このシステムを会場の強みとして利用促進活動に活用する。

この記事をシェアする