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名古屋市 住宅都市局 企画保全課・監理指導室

施設まるごとスキャン!?公共施設の現地調査を一度で完璧に終わらせたい!

Point

解決したい課題

老朽化する公共施設の改修にかかる現地調査に、膨大な手間と時間がかかっている。

想定する実証実験

ご提案いただく解決策を活用して、職員が西庁舎内で模擬現地調査を行い、従来の方法に比べ台帳作成にかかる時間が効率化できるか検証する。

Story

老朽化施設が増加しています!

名古屋市は多くの公共施設を保有しています。施設数は約2,700で、その延べ床面積は1,000万平方メートルに及びます。

市民1人当たりに換算した保有資産量は、政令指定都市の20市内で4番目となる4.4㎡/人です。他都市と比較して多くの施設を保有しています。このうち約半数は築40年以上を経過しており、公共施設の老朽化が深刻な課題となっています。

公共施設の維持管理は、その施設を所管する市役所の各局が行っています。軽微な修繕で対応可能なものなどは、施設所管局が対応していますが、大きな金額を必要とする改修は営繕部に相談されます。
営繕部では、施設の設計、工事及びこれらに必要な金額の算出をしています。営繕部が算出した金額をもとに施設所管局が予算を要求し、確保された予算で営繕部がに設計及び工事が依頼され、発注を行います。施設の老朽化進行に伴い、営繕部に持ち込まれる改修の相談件数が増加しています。
改修を検討するためには、具体的にどのような工事が必要なのか現地調査を行うことになります。ここに課題があります。

【現在の業務の流れ】

  1. 現地まで原則公共交通機関を利用して向かう。
  2. デジカメ撮影による写真で状況を記録する。
  3. 写真撮影した場所と方向を、手元に用意した紙面(平面図やノート)上に手書きする。
  4. 写真からは読み取りにくい現地の情報を追記する。
  5. 庁舎まで原則公共交通機関を利用して戻る。
  6. 撮影した写真データをパソコンに取り込む。
  7. エクセル等による台帳のテンプレートに、撮影した写真を並べ、手書きしたメモを打ち込む。

①~⑦の作業に丸1日か、それ以上の時間を要しています。台帳作成のために時間外勤務をすることは珍しくありません。ときには①~⑤の作業で1日が終わってしまい、⑥~⑦は後日行うこともあります。

1度作成した台帳から現地の全ての状況が読み取れるとは限りません。確認したい箇所の写真がなかったり、拡大して詳細を確認できなかったりするときは、再度現地に足を運んでいます。また、台帳作成までに日が空いてしまうと、現地の記録がおぼろげになってしまうこともあります。

現地調査は新たなやり方を見つけられず、ずっと同じ方法で取り組み続けているのが現状です。

1施設につき膨大な手間と時間をかけているこの現地調査の件数は、年々増えています。さらに、今後はより一層増加していくと予想されます。

これまで実施してきたこと

調査対象を漏れなく把握するために各室の部位ごと・設備ごとにデジカメにて撮影することになります。同じ部位・設備でも全景や近景をそれぞれ撮影する場合もあります。
これにより写真の量が膨大になってしまい、台帳に整理する作業に負担がかかっています。写真の他にも紙面に手書きで情報を残すようにしていますが、立ちっぱなしで時には雨に濡れながらの状況下では、乱雑なメモになってしまいます。二度手間にならないよう工夫はしていますが、写真やメモが何を記録したかったのか意図が読み取れないことは珍しくありません。根本的な解決には至っていない状況です。

今回実施したいこと

そこで、新しい現地調査手法を導入したいと考えています。
端的に言えば、1回の現地調査で必要な情報を漏れなく集め、その場で台帳を作成できるツールです。

具体的には、
・1度の現地調査で現地の状況を広域で画像に記録する。
・画像を拡大することで詳細を確認できる。
・画像を撮影した位置や方向が自動で平面図上に落とし込まれる。
・撮影した画像にメモを直接書き込める。
・記録した情報を物件ごとに自動で台帳化できる。
といった機能があることが理想です。
これらが可能になれば、職員の負担を大きく軽減できると考えています。

目指す未来

改修工事が増え続けている今、現地調査に係る負担の軽減を実現したいです。現地調査が効率化されると、本当に必要な業務である改修内容の検討に、より多くの時間がかけられるようになります。

このことは、市民の皆様が快適に施設を利用することに繋がります。
効率的な現地調査の実現に向けて、皆様のお力を貸してください。

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Vision

実現したい未来

老朽化する公共施設の改修にかかる現地調査を効率化したい。
職員にかかる負担を軽減するとともに、利用者に一日でも早く安心安全を届けたい。

得られるもの

工事候補地の現地調査以外に、設計段階での利用が可能であり、活用の機会が多いと見込まれる。また、本市以外にも他の自治体及び企業での利用も想定できる。

Outline

実証支援金:最大70万円

行政課題 1件あたり70万円(税込み)上限
社会課題 1件あたり400万円(税込み)上限

背景 現在名古屋市では公共施設の老朽化が進行しており、これにあわせて改修を必要とする施設が増加しています。
施設の現地調査には膨大な時間、人の工数がかかっており、今後も増大することが予想されます。
課題(詳細)

庁舎から現地への移動には原則公共交通機関を利用する。
到着後はデジカメでひとまず大量の写真を撮影する。
併せて写真撮影場所やその方向、気づいたことなどを紙に手書きで記録する。
現地での作業終了後は庁舎に戻り、デジカメの写真データをパソコンに取り込んでエクセル上に1枚ずつ並べ、紙に記録した事項を打ち込む。
こうして作成した台帳で不明な点があれば再度現地に足を運んで確認をする。

この作業手順によって大きく2つの問題があり、職員への負担が増大している。

①移動時間をかけて複数回現場に足を運ぶこと
②現地で得た記録の整理に時間がかかること

求める解決策

現地や周辺環境など、なるべく多くの情報を詳細に画像として記録できるツールがほしい。パノラマ写真や3D画像を手軽に作成したい。

画像撮影の際に、下記点が網羅されていると良い。

・撮影位置の記録
・平面図上でどの場所からどの向きで撮影したのかの記録
・建物が複数階のときは、階層を分けて記録
・さらに、撮影した画像は自動で台帳化
・音声入力やタブレット等を活用して、撮影データに手書きメモを残したい

想定する実証実験内容(詳細) ご提案いただく解決策を活用して、営繕部職員が西庁舎内で模擬現地調査を行う。その解決策がどのくらい職員の負担を軽減できるのか検証したい。
実証実験成功後の発展性 設計、工事を担当する部内の職員や施設所管局職員、業者への情報提供をしたい。
提案企業に求める専門性 建築設計に関する知識があればなお良い。
プロジェクトの進め方打合せ方法 打合せの頻度は指定しない。必要に応じて適宜行う。オンライン会議が可能である。
提供可能なデータ・環境等 職員が作成した現地調査の記録簿。
プログラム終了後の本格導入 経費次第では導入したい。

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