Urban Innovation JAPAN


応募終了

大垣市 生活環境部 危機管理室

自宅de防災訓練~ウィズコロナ時代のデジタル防災訓練~

採択企業
株式会社スピード

Point

解決したい課題

新型コロナウイルス感染症による3密回避等により総合防災訓練等が中止となる中、いつでも、どこでも参加できるスマホ等を活用したデジタル防災訓練を実施したい。

想定する実証実験

オンライン上で避難情報発令や避難生活などの防災訓練シミュレーションを行う。楽しみながら防災意識を高められるような要素を組み込み、若年層へのアプローチも検証したい。

Story

水の都 大垣

 揖斐川や長良川をはじめ、多くの河川が流れ、地下水が豊富なことから自噴水も多く、水との関りが深い大垣市。

 豊かな水の恩恵を受ける一方で、水害に悩まされてきた過去があります。また、海溝型の巨大地震「南海トラフ地震」及び、養老‐桑名-四日市断層帯による内陸型地震の危険性が高まっています。

この春、洪水ハザードマップと防災ハンドブックを新しくしました

 大垣市では、河川の氾濫による浸水想定や避難所の位置等を表示した「大垣市洪水ハザードマップ」や、風水害や地震などに対する防災知識を深めていただくための「大垣市防災ハンドブック」を令和3年3月にリニューアルしました。

 またいつでもどこでも気軽に気象情報を入手し、防災への備えを学ぶことができるようスマホに対応した大垣市防災ポータルサイト「大垣防災」を開設しました。大垣市が発令する避難情報や避難所開設状況などの情報を発信するほか、今後の台風進路や降雨量等の気象情報、河川水位の状況、ライブカメラの映像提供など、災害時に必要となる地域の現状を一元的に入手できるよう作りました。

コロナ禍に対応した、若年層でも楽しめるデジタル防災訓練を作りたい

 大垣市では上記の取り組みに加えて、市民の皆さんの避難行動や防災意識のさらなる向上を目指し、防災訓練を定期的に実施しています。

 しかし、ここ最近は、コロナ禍のために例年行っていた防災訓練が中止されています。このため、これまでとは異なる3密を避けた防災訓練の新しい在り方を模索しています。また、防災訓練への参加者が高齢化しており、訓練の内容にクイズやゲーム等の要素を盛り込むことで、若年層でも楽しみながら防災意識を高められるような要素が必要だと考えています。

 そこで、デジタルによる防災訓練を提供したいと考えています。

各災害を想定した防災訓練×ドキドキする仕組み

 たとえば、スマホ等を活用した災害発生時の対応シミュレーションです。「南海トラフ地震版」、「風水害版」といった災害種別に応じた、事前準備→情報収集→避難開始→避難所生活を時系列で展開し、災害時自分がどう行動するかを体験しながら考えるというものです。また、内容に防災意識を高めるクイズ等を含めたいと考えています。

 なかなか私たち職員だけでは新しいアイデアが思いつかない分野です。様々な専門性や新しい技術を持った方と繋がることで、幅広い世代がドキドキするような新しい防災訓練を作りたいと思っています。

 私たちは、より地域の状況にあったデジタル防災訓練を作成するために、大垣市のハザードマップ、防災ガイドブック作成で集めた知識やデータを提供します。大垣市防災ポータルサイトもぜひ活用していただきたいと期待しています。

実現したい未来は

 どこでも、だれでも気軽にスマートフォン等を活用し、防災訓練に参加してもらうことで、市民の防災知識の向上と事前準備を促し、災害に強いまちづくりを目指します。私たち行政が様々な専門性や新しい技術を持った方と繋がることで、防災のあり方に新しい思考が生まれることを期待しています。

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Vision

実現したい未来

どこでも、だれでも気軽にスマートフォン等を活用し、防災訓練に参加してもらうことで、市民の防災知識の向上と事前準備を促し、災害に強いまちづくりを目指します。

得られるもの

地域の実情に合わせたデジタル防災訓練の事例は全国的にも稀有で、実証実験等を踏まえ防災訓練のパッケージ化を進めることで、他自治体への横展開が狙える。

Outline

背景 コロナ禍で、例年行っていた総合防災訓練が中止される中、3密を避けた防災訓練の新しい在り方を模索している。また、若者の防災訓練への参加が少なく若年層も含めた防災知識を高めるツールが必要だと考える。
課題(詳細) コロナ禍を考慮して、いつでも、どこでも参加できるスマホ等を活用したデジタル防災訓練を行いたい。さらに、ツールの中にクイズやゲーム等の要素を盛り込むことで、若年層でも楽しみながら防災意識を高められるような要素が必要だと考えている。
求める解決策 スマホ等を活用した災害発生時対応シミュレーションなど。たとえば、「南海トラフ地震版」、及び「風水害版」といった災害種別に応じた、事前準備→情報収集→避難開始→避難所生活を時系列で展開し、現在地を基準に自分や家族がどう行動するかというものです。また、内容に防災意識を高めるクイズ等を含めたい。
想定する実証実験内容(詳細) 市メール配信サービスや市公式LINEなど防災情報を選択している市民等を対象に参加者を募り、スマホ等を利用した災害シミュレーション訓練を開催します。
また、訓練参加者に対し内容や防災意識に関するアンケート調査を行い、効果検証を行う。
実証実験成功後の発展性 【地震版】、【洪水版】、【土砂災害版】など災害種別に応じたシミュレーション訓練を展開し、各自治体の地域特性や発生原因に応じた訓練メニューを揃えることで継続的な実施が期待できる。
提案企業に求める専門性 学習効果を高められるような教育分野での事業実績やゲーム業界などストーリー展開やエンターテイメント能力などがあるとより望ましい。
プロジェクトの進め方打合せ方法 隔週程度の打ち合わせを希望。オンライン会議対応可能。
提供可能なデータ・環境等 防災ハンドブック、洪水ハザードマップ、大垣市防災ポータルサイト、「大垣防災」、避難所一覧など災害シミュレーション訓練に必要な情報
プログラム終了後の本格導入 実証実験の効果検証を踏まえ、有効性が認められた場合は、本格導入に向けた予算化を行う。

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