Urban Innovation JAPAN


応募終了

富谷市 都市整備課

市民の安全を守る道路照明灯と防犯灯の維持管理を効率化したい!

採択企業
あっとクリエーション株式会社

Point

解決したい課題

市内約5,200灯の道路照明灯と防犯灯を限られた人数で維持していくため、情報管理を効率化したい。

想定する実証実験

道路照明灯等の位置情報と現地設置箇所の整合性が常に図られる情報管理システムの構築と試験的導入。

Story

集合写真
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地域の安全を守るための道路照明灯と防犯灯

道路照明灯とは、夜間時などにおいて道路状況や交通状況を的確に把握するための良好な視環境を確保し、道路交通の安全を図るものです。また、防犯灯は、住宅地などの生活道路における犯罪防止等を図るものです。

富谷市は仙台市の北部に隣接する人口約5万2千人の市で、団地造成等により灯数が年々増加傾向にあり、現在防犯灯は約3,300灯、道路照明灯は約1,900灯管理しています。

近年では、道路照明灯、防犯灯を水銀灯などからLEDに切り替え、照度アップや維持コスト削減を図っています。現在、防犯灯については切り替えが完了し、道路照明灯については、約3割を終え、今後令和4年までには切り替えを進めていく予定です。

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道路照明灯

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防犯灯

道路照明灯と防犯灯の管理に伴う課題

都市整備課では、市内にある道路照明灯と防犯灯の設置箇所や照明灯の灯種(水銀燈やLED等の種類)などを管理しています。また、電力会社との契約も管理しており、新設した照明灯について新たに契約したり、撤去された照明灯について解約を行って、電気使用料金の未・過払いがないよう確認しています。

位置情報とセットで管理する必要があるため、過去にGISを導入し管理をはじめましたが、更新作業は職員ができず、都度業者に委託に出している状況で、多額の費用がかかるため、新規に設置した情報などはエクセルデータで管理しており、GISが最新情報ではない状況になっています。

市民や町内会から新規設置の要望や点灯していないなどの問い合わせがあった場合、随時現場確認を行い、必要に応じて修繕工事等を施工するなどしています。

市民の安心・安全な生活を守るために

都市整備課としても、道路照明灯等の適正な管理を行っていきたいのですが、限られた人数の職員が他業務を兼務してあたっているため、情報が分散していたり、情報の更新に手間がかかる現状ですと、更新が遅れたり、いつか間違いを犯すリスクがあると懸念しています。

加えて近年適正な電気使用料金の管理が求められており、このまま対応に手をこまねいている状況は良くないと考え、今回皆さんと一緒に該当業務の効率化と適正化に取り組みたいと思います。

また、全国の自治体においても道路照明灯等の維持管理業務問題に苦慮しているところは少なくないと思います。市民の安全な生活を守る使命を全うするためにも、ぜひ、課題解決のためにお力を貸していただければと思います。

集合写真
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Vision

実現したい未来

道路照明灯や防犯灯管理に関わる業務の効率化を図るとともに、常時最新の情報管理を実現していく。

得られるもの

道路照明灯等の維持管理業務の問題に苦慮している他の自治体にも今回のノウハウを生かした提案ができると思われる。

Outline

背景 ・市内の防犯灯は約3,300灯あり、LEDへの切り替えを完了したところである。また、道路照明灯については、市内約1,900灯あり、現在LEDへの切り替えを進めているところである。
・市の道路照明灯と防犯灯の台帳をGISで管理しているが、新規に設置したものについてはその都度エクセルデータを更新しているため、既存データについては情報が古いままのものも多くある。
・加えて、市民や町内会から新規設置要望や不点灯などの問い合わせがあった場合、随時現場確認を行い、必要に応じて修繕工事等を施工するなどしている。
課題(詳細) ・道路照明灯等の台帳と現況の整合性精査に伴う現場確認やデータ更新作業に膨大な時間を要する上、現状全ての情報が最新状態にはない。
・電気使用料金未・過払いが生じないように当初から努めているが、漏れが無いよう確認作業を徹底するのが現状困難である。
・不点灯などの市民から当課に問い合わせがあった際、現場確認作業や業者発注にその都度時間を要している。
求める解決策 ・より効率的で正確な道路照明灯等の台帳更新作業や管理・確認ができるようになる管理システムの導入。(本市が導入している道路照明灯等に関する既存民間業者システム以外でもよい。)
・電気使用料金未・過払いが生じていないかの確認作業もより効率的にできる仕組み。
想定する実証実験内容(詳細) エクセルデータとGISの二重データ管理を一元化し、地図情報と連動し現状に則した最新の道路照明灯及び防犯灯の管理する仕組みの構築と検証を行い、以下の業務の効率化につながるか検証する
なお、実証実験の範囲については、道路照明灯などの灯数が多い地域を選び対象とする。
・照明灯の新設や廃止などの情報を職員が更新する業務
・不点灯などの市民や町内会から当課に問い合わせを記録する業務
・工事進捗など最新情報が管理できる仕組み
・電気使用料金の未・過払いが生じないような適正な管理
実証実験成功後の発展性 ・対象を市内全域に広げることを想定している。
・全国の自治体において道路照明灯等の維持管理業務はあるため、同様の問題に悩んでいる自治体に今回のノウハウを生かした提案ができると思われる。
提案企業に求める専門性 ・地図情報活用や既存データのデジタル化等の知見と技術。
・電気関係基礎知識があると望ましい。
プロジェクトの進め方・打合せ方法 対面での打合せを希望するが、オンラインでの対応については要相談。
提供可能なデータ・環境等 ・本市で設置している防犯灯及び道路照明灯に係るデータ情報。
・GISデータ。
プログラム終了後の本格導入 有効性が確認された場合、来年度以降の予算要求を目指す。

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