Urban Innovation JAPAN


応募終了

富谷市 健康推進課

働き盛り世代1人1人に健康行動を促す仕組みを作りたい!

採択企業
株式会社リンクアンドコミュニケーション

Point

解決したい課題

メタボ該当者および予備群の数や、有所見者率が全国平均よりもかなり高い

想定する実証実験

働き盛り世代向けに、自分の健康に意識を向けて、行動、それを継続できるような仕組みの検証

Story

特定健診で有所見になっても、放置しがちな働き盛り世代

 富谷は、市民の平均年齢が43.3歳と、県内で1番若い自治体です。(令和2年国勢調査による)

 子育て世代、働き盛り世代が多く、が、日々仕事・家事・子育て…忙しく中々自分のことに時間を割く時間がない、特に不調がないから、どうしても健康づくりへの優先順位は低いのが現状です。わかります。私もそうです。

 例えば、市が行う国民健康保険の特定健診では、宮城県内トップクラスの受診率を誇りますが、有所見(要精密検査)となっている所見をそのまま治療せずにいる方も宮城県内の平均値にくらべて約2倍となっているのが現状です。

 また、メタボの該当者と予備群の数が、年々増加傾向にあります。

 さらに、富谷市の子供の肥満率も非常に高まっており、将来的にも非常に心配な状況です。

健診後のフォローも虚しく・・・

 実は昨年度までは、市民にむけて宮城県が運営するウォーキングアプリの利用を促進していました。話はそれますが、宮城県はメタボ該当者とその予備群の数が、全国2位(令和元年)となっており、対策の一つだったと思われます。しかし、利用者が伸び悩んだせいか、2022年3月を持ってサービスが終了となってしまいました。(参考:宮城県ホームページ https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kensui/apuri-syuryo.html

 全国的にみても、自治体の行う健康推進の施策が、とてもうまく行っている事例はあまり聞きません。

 また特定健診後には、特定保健指導を実施しておりますが、実施率は(20%弱…)「自分の体だから放っておいてほしい!」と行政の介入をよく思わない方もいます。

 健診後事後フォロー(採血+運動や栄養講話)も実施しており、参加者は血糖値の維持改善がみられていますが、市全体の血糖値の所見としては年々悪化傾向です。

健診の様子

健康行動を促す手法を広く募集します!

 富谷市としては、市民の一人ひとりが健康に向けて一歩行動してもらうことを目指しています。

 当初は、宮城県がかつて提供していたようなウォーキングアプリの富谷市版を作ることも検討しましたが、宮城県と同じ轍を踏む可能性も高いと考えて手を出すのをやめました。

 このような状況から、今回この実証事業にて、広く市民の健康行動を促すような仕組みを募集することにしました。

 今回対象にしたいのは働き盛りの世代です。その方々の行動変容を促し、自ら健康づくりに一歩踏み出してもらえるような施策を考えています。例えば、先程の検診の有所見者の治療率を上げることも大事ですし、野菜摂取を増やしていくことなども大事かもしれません。アプリなどのデジタル技術などを活用する方法も含めて検討していきたいと考えています。

実現したい未来

 健康な体は、日々の生活の積み重ねが大切です。

 働き盛り世代の方々が、まずは今自分の血糖値がどの段階なのかを自分で把握し、これならできる!と決めそれを継続していける仕組みづくりを、これまでの保健事業とは違った視点で築いていきたいです!!

 ご提案お待ちしています!

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Vision

実現したい未来

健康寿命の延伸につなげたい

得られるもの

他の自治体、健康組合でも活用できると思います。

Outline

背景 ・国保特定健診の受診率は、宮城県内では上位である。
・メタボ該当者と予備群が年々増加傾向にある。
・受診者の8割強が、血糖値(HbA1c)の基準値を超えて有所見となっている
・有所見(要精密検査)となっているにも関わらず、治療・再検査にいかない方が8.3%(宮城県の平均の倍)
・宮城県で、歩数計アプリも導入したが、申込人数が少なく、2年で事業終了となった
・富谷市は公共交通機関もなく、どうしても車中心の生活になってしまう
課題(詳細) ・従来の市からの健康増進施策では効果が見られない。
・ポイントのインセンティブでは人の行動は変わらない
・働き盛りの世代は忙しく、健康に気を使っている時間がない
求める解決策 まずは働き盛り世代の方のうち有所見者の多い血糖値をターゲットに、健康行動を促すような仕組みを導入したいと考えています。
対象者は、健診結果で有所見となった方を対象に、
・血糖値を下げるチャレンジプログラムを提供する
・リモートで健康相談が受けられる
などを考えていますが、これ以外にも有効な手段があればぜひご提案ください。
継続しやすい仕組みや、行政負担もあまり大きくない形で続けられる仕組みであるとなおありがたい。
想定する実証実験内容(詳細) ・市内の働き盛り世代のモニターを対象に一定期間トライアルを実施する。
・成果としては、行動変容や継続率、利用者の声を取ることを想定している。
※何をしたらよいのかわからない場合は、保健師栄養士に相談できます!
実証実験成功後の発展性 他の自治体他、様々な健康組合等にも活用していけると思います。
提案企業に求める専門性 保健事業の企画や調整にあたり、新たな視点での助言や仕組みづくりのサポートをしていただきたいです。
プロジェクトの進め方打合せ方法 メールでのやりとり、オンラインでの打ち合わせ可能です。
提供可能なデータ・環境等 国保特定健診における年代別の有所見率
富谷市勤務の保健師・栄養士が協力します。
プログラム終了後の本格導入 仕組みとして、受診率の向上や、未治療率低下などの効果が見られた時は本格導入、予算計上したい。

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