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神戸市 市民参画推進局 参画推進部 男女活躍勤労課

女性の社会参画に向けたリカレント教育のニーズ検証

採択企業
株式会社Compass

Point

解決したい課題

40代~60代の女性で再就職や社会貢献活動に関心がありながら、踏み出せていない方のニーズを捉えきれていない。ニーズに合わせたリカレント教育を検討したい。

想定する実証実験

・ニーズの掘り起こしにつながるようなアンケート方法、アンケート設計の提案
・ターゲット層に合わせてSNSを活用する等のアンケートの実施、分析、データ提供

Story

集合写真

再就職や社会貢献活動にチャレンジしたい女性の一歩を後押ししたい!

「女性活躍推進」を耳にしない日はないほど、女性が仕事や起業、地域でのボランティアなど様々なところで活躍するようになりました。
とはいえ、家庭や育児、介護などで、仕事や社会参加などに一歩を踏み出しにくい現状があります。

実際、神戸市の専業主婦にアンケートをしたところ、8割が就業を希望する一方で、市内女性の就業率は全国よりも低い状況となっています。

私たちは自分の力を社会で生かしたいと思う女性のニーズに合わせて、女性の学びの場を充実させていきたいと思っています。

女性の力が求められています


人手不足を背景に、日本全体で女性の就業率は上がってきています。

平成30年7月豪雨への神戸市広報対応へのSNSでの評価(全般)
内閣府「平成29年度 男女共同参画白書」より

労働市場だけでなく、地域活動などでも担い手がますます不足することが予想され、女性への期待が高まっています。

ところが、家庭に入り仕事などから長く離れてしまうと、次の一歩にとまどいを感じる方がたくさんいます。特に40~60代の女性に焦点をあててみると、今と比べ子どもの出産前後に仕事を辞めることが多く、ブランクが長い世代となっています。

子どもの出生年齢別第1子出産前後の妻の就業経歴
内閣府・男女共同参画推進連携会議パンフレットより

そこで私たちは、子育てが一段落し、再就職や地域活動などについて関心をもつ40代~60代の女性が、具体的な行動につなげるためのリカレント教育(学びなおし)に注目しています。

セミナーを実施してみると…

神戸市では男女共同参画センター(あすてっぷKOBE)等で、女性を対象とした「就業・チャレンジセミナー」などを実施しています。受講者は40~60代が約7割で、アンケートでは「子どもも手を離れつつあるので、自分の今後を考えるきっかけとして参加した」「仕事をしていたときより、自分の状況、労働市場等、社会の状況も変化しているので、自分に合う仕事を考えるヒントを得たかった」などの声を聞いています。

セミナー受講の様子

リサーチが難しい女性のニーズ

これまでのリサーチ方法はセミナー受講者へのアンケートでした。また講座のPRは広報紙やチラシ、市のHPなど従来型の手段を使っています。しかし、昨年関連するセミナーに参加した人数は約500人(17講座)と、十分にアプローチできていないと感じています。生き方が多様化する中で、ターゲット層の40代~60代の女性が、再就職や地域ボランティアなどの社会貢献活動について、

・具体的にどのような意欲、関心があるのか
・一歩を踏み出せない理由や制約はどこにあるのか
・どのような学びが必要だと思っているのか

といった、潜在的なニーズを掴むことが難しいのが悩みです。

神戸市と一緒に、ターゲット層女性へのアプローチ方法の模索・ニーズの明確化を!

これまでアプローチできていない層へのニーズヒアリングを一緒にしませんか?関心やニーズがわかれば、セミナー内容や講習の形、その後のサポートも工夫し、女性の社会への参画をより促進できます。また、現在は、チラシの配布が主になっているPRについても、スタートアップならではのアイデアを求めています!

女性の再就職や新しいチャレンジに向けた支援はまだまだ十分ではありません。こうした学びを支援する事業や意識啓発などは、息の長い取組みで、すぐには効果が見えにくい課題ですが、ニーズを的確にふまえて取り組むことで、社会全体を変える可能性を持っています。このような課題は自治体に多く、このプロジェクトを様々な場面で展開できると思います。

これからの女性の輝く場所を一緒につくっていきませんか?

仕事や子育てが一段落し、一歩を踏み出したい女性に新たなきっかけを提供することで、女性がもっと輝く社会をつくっていきませんか?一緒に未来をつくっていけるスタートアップをお待ちしています!

集合写真
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Vision

実現したい未来

様々な世代の女性が仕事等のブランクに関わらず、再就職や社会的な活動などで自分の力を発揮できる未来

得られるもの

・神戸市と協力してターゲットを絞ったアンケートを行う実績およびニーズ把握
・ニーズ調査の新たなパッケージとして、他の自治体や庁内の別部署へ展開が可能なこと

Outline

背景 女性活躍推進の流れもあり、就業率も上昇する一方で、結婚・出産等でのブランクが長くなると次の一歩を踏み出しにくくなる。
男女活躍勤労課では、男女共同参画センター(あすてっぷKOBE)を中心にセミナー等の啓発事業、女性の学びの場の提供などを行い、参加者からのアンケートでフィードバックを得ている。
しかしながら、そもそも、参加していない方にはアプローチができておらず、また女性の生き方も多様化しており、どういった機会が求められているのか、ニーズを把握するのが難しい。
課題(詳細) 下記対象に合わせたリカレント教育(学びなおし)を検討・設計するためのニーズ把握が難しい。また講座のPR手法がチラシ、広報紙、市HP等の従来型のままであるため、対象とニーズに合わせて効果的に実施したい。
対象:子育てが一段落するなど、再就職やボランティアなど社会的な活動を考える40代~60代の市内在住女性
把握したいニーズ(例):
・具体的にどのような意欲、関心があるのか
・社会参加するための次の一歩を踏み出せない理由
・どのような学びが必要だと思っているのか
・どのようなサポートを望んでいるのか
・どのような学び方を望んでいるのか(頻度、回数、時間帯等)

ただし、自治体が実施する学習の場のため、民間等の既存サービスとは異なる役割等がある。

求める解決策 ターゲット層の上記ニーズを定量的、定性的に把握・分析すること。
講座情報の効果的なPR方法の提案。
ただし、これにとらわれず、自由な発想で上記課題を根本から解決するものも歓迎する。
想定する実証実験内容(詳細) ・ニーズの掘り起こしにつながるようなアンケート方法、アンケート設計の提案
・ターゲット層に合わせてSNSを活用する等のアンケートの実施、分析、データ提供
実証実験成功後の発展性 講座情報の効果的なPR方法、ニーズに沿った新しい体系の提案があれば望ましい。
求めるスタートアップ像 ・職員との対話を通じて解決策を見つける意欲があること
・上記解決策について、興味があり、実効性のある提案ができるスタートアップ
スタートアップに求める条件 ・ターゲット層の心理を理解し、アンケートを適正に設計できること
・SNS上でターゲット層を絞った上で、アンケートを実施できること
・定例的に打ち合わせを実施できること(Webミーティングも可)
プロジェクトの進め方打合せ方法 適宜、オンライン会議
提供可能なデータ・環境等 セミナーアンケート
市実施の調査結果(一部抜粋して共有)
プログラム終了後の本格導入 効果検証の上、他事業への展開を検討

選考基準・スケジュール・よくある質問など

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