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神戸市 消防局 兵庫消防署

未来の防災力のカタチ~若者向けの防災知識向上サービスの実証開発~

要点 Point

解決したい課題

阪神大震災から25年が経過し、記憶の風化や世代交代、正常のバイアス等により防災意識が低下してきている。特に若者の気を惹くことができていない。

想定する実証実験

ゲーム等のプロトタイプを作成し、区内広報イベントや防災訓練、学校園等の学生に試遊してもらった後、アンケート調査から効果の分析を実施。

実現したい未来

ネット配信によりエンターテインメントとして情報提供することで敷居を下げ、若者に興味をもってもらいたい。コロナ禍での3密を避けることも考慮したい。

得られるもの

ゲーム等の内容のカスタマイズにより、他地域、他業種への展開が期待される。また、それらから波及して体験型アトラクションへの発展も考えられる。

物語 Story

集合写真

~25年前のあの日~

1995年1月17日。

阪神大震災により神戸は大きな被害を受けました。

誰も想像しえなかった都市直下型の地震により、当時の神戸市民は多くの犠牲と引き換えに、「自助と共助」の大切さを学びました。

そして、老若男女問わず市民一人ひとりが震災を自分ごと事として考え、地域の防災訓練等に積極的に参加し、自分たちの町は自分達で守るという思いを胸に、日々防災意識を高め、安全安心な都市神戸を目指してきました。

自助と共助のイメージ

~高齢化する社会、マンネリ化する訓練~

あれから25年が経過し、神戸の街は復興と発展を遂げることができましたが、同時に震災を経験したことのない市民が増加しています。

それに伴い震災は過去のものである(記憶の風化)という意識や、防災意識の低下(正常のバイアス)、防災に対する興味も次第に薄れてきています。

更には各地域の指導者の高齢化(世代の入れ替え)も大きな問題となっています。
かつては各区で盛んに行われていた防災福祉コミュニティ(防コミ)の訓練への参加者も地域の高齢化と共に減少し、毎年同じ内容で繰り返されるマンネリ化した訓練内容では神戸の今後を担う若者を惹きつけることはできません。

防災訓練の様子その1

~古典的な防災啓発からの脱却~

災を経験した世代である私たちが当時学んだ「自助と共助」の大切さをこれから後世に伝えていくためには、これまで積み上げてきた方法に拘ることなく、『スマホ世代』の若者たちも興味を持てるようなアプローチへと変換していくための新たなツールが必要です。

防災訓練の様子その2

~これまでの”防災”とこれからの”ボウサイ”の融合~

では、どういう方法で行うのが良いでしょうか?

震災を経験した世代の人間は、今の『スマホ世代』の若者たちの『スマホ依存』を否定的なフィルターにかけて見てしまいがちです。

これまでのように「広報誌で各家庭に配布!」といった方法で、果たして若者たちは目を通してくれるでしょうか?これからは「SNSで話題!」、こちらが選ばれる時代ではないでしょうか?

何も直接地域の訓練に参加することだけが防災意識の向上につながるとは限りません。お堅い方法を好むことが多かった行政も、『スマホ世代』という言葉を肯定的に捉えてアプローチする時代です。

行政だけでつくる一方通行で広報色の強いアプリではなく、エンターテイメント性が高く、得られる教養に「行政(消防)によるお墨付き」の信頼性を兼ね備えたサービスを一緒に開発しませんか。
私たちは、「最新の災害対応知識」と「実経験に基づく確かな技術」を用意できます。

それらを社会に浸透させてくれる「自由な発想」と「エンターテイメント性」の提供をお待ちしています。

集合写真

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募集要項 Outline

背景 阪神淡路大震災から長い年月が経過し、市民の防災意識が低下。特に今後を担う若者にこそ防災意識を高めて欲しいものの、興味を惹くことができていない。
課題 若年層に、無理なく遊戯の中で防災意識を高め、防災に興味を持ってもらい、社会全体の防災意識の向上を図る。
求める解決策 社会生活に広く浸透している、インターネット(スマホ)を媒体とし、ゲーム感覚で自然と防災知識が身につくアプリケーションソフトやサービスの開発。
付加的・発展的な要素 阪神淡路大震災など、神戸の文脈を踏まえたような提案
想定する実証実験内容 区内各種イベントや学校園を対象とした本サービスの配信と使用感のアンケート調査。
求めるスタートアップ像 行政の信頼ある情報と企業側のエンターテインメント性とクリエイティブ感の融合した提案ができる企業。
エンターテイメント性に関しては、たとえば、テキストアドベンチャーゲームでは学習要素が強くなるため、キャラを作成したグラフィックスアドベンチャーゲームで考えてもらいたい。また、情報提供方法も活字だけではなく、アニメーションであればより理解を深めやすいと考える。
スタートアップに求める条件 若者等の市民の声を取り込みながら課題解決に結びつくように、粘り強く取り組めること。
提供可能なデータ・環境等 防災に関する知識と技術、ゲーム内での選択肢に掛かる回答資料、ゲーム台本の作成(紙及び所定媒体)。
プログラム終了後の本格導入 無料ダウンロード及びQRコードでの配信等(調節中)。
また、防災だけでなく、救急編(心肺蘇生法)の内容のゲームや、山での遭難を想定した脱出ゲームなど。また、現在も他地域で実施されているようなリアル脱出ゲームとして体験型アトラクションとしての発展も望める。内容も家庭の事故時の応急手当方法等のコンテンツを増やすことで、ゲームだけでなく、情報提供のツールとしての展開も可能である。

お申し込み Application

<神戸市、姫路市、豊橋市>
締切:2020年7月19日(日)


<名古屋市>
締切:2020年7月31日(金)

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