Urban Innovation JAPAN


応募終了

神戸市 交通局 営業推進課

with/afterコロナを見据えた、公共交通の利用促進プロジェクト

採択企業
scheme verge 株式会社

Point

解決したい課題

コロナの影響で市バス・地下鉄の乗降客数は大幅に減少している。ワクチンの普及まで一定の時間を要するなかで、(緊急事態宣言終了後に) お客様の不安を和らげて少しでも安心してお出かけをしてもらえる仕組みづくりをすることで、乗客増・収入増につなげたい。

想定する実証実験

まずは、どのような仕掛けならばイベント参加、企画乗車券・グッズ販売、ご意見収集などの現状サービスと相乗効果が見込めそうかを実証したい。

Story

コロナの影響で困っていること

みなさんは、コロナ禍でどれほど市バス・地下鉄の乗降客数が減少したと思いますか?

緊急事態宣言が発令され、生活スタイルも一変し、市民の皆さまの足である市バス・地下鉄は現在も一部減便するなどの影響が続いています。
最も乗降客数の多い地下鉄三宮駅では、前年同週比で最大約65%の減少という結果が出ています。

暮らしや社会機能の維持のためにも、公共交通である市バスや地下鉄の存在は必要不可欠です。

維持するために、市バスや地下鉄に多くの方に乗っていただきたいと思っていますが、一方でコロナ禍で外出を控えるよう行政からもお願いしています。

これまでのような人が集うイベントなどの実施も難しい状況ですが、何よりも皆さまの命や健康の安全と、市バスや地下鉄に乗っていただくことの両立に悩んでいるのが実状です。

これまでの取り組み

これまで、西神・山手線沿線で例年実施していた大規模イベントでは、複数日開催で8,000人参加頂くなど盛況で、海岸線においても、沿線のスポーツチームや企業・施設と連携した取り組みに注力し、乗降客数増は目標まであと一歩というところでした。今まで行ってきたイベントの一部は以下の通りです。

・2018年9月 交通フェスティバル 名谷車両基地 来場者数約8,000人
・2020年8月 おもちゃ箱列車 御崎公園駅海岸線車両内 来場者数700人

おもちゃ箱列車(左) / 交通フェスティバル(右)

ですが、外出自粛が呼びかけられる中で、毎年恒例で実施していた地下鉄やバス車両を使った大規模イベントは開催できず、交通局としてバスや地下鉄の魅力をどうやって伝えるか、できることを検討してきました。

その一環として株式会社DIIIGと連携し、アプリを用いた周遊型のイベント開催や、グッズ・部品のインターネット販売、YouTube等SNSの強化など、新たな手法での乗客増・収入増対策を模索しています。

私たちで思いつくことは出来る限り実施していますが、それだけでは限界があることも肌で感じています。そこで、一緒に考え、取り組んでいただける方を今回募集させていただくことになりました。

様々な企業やYoutuberにも協力いただきながら、毎週ペースで投稿を続けています。

withコロナに対応した継続的な取り組みや仕組み

緊急事態宣言が発令され外出自粛が呼びかけられる中で、バスや地下鉄の沿線を中心とした事業者にとっても、このまま人が来ないままでは存続できないといった状況もあります。公共交通の使命の一つとして、様々なお客様を快適に運ぶことでまちの活性化を担ってきた我々としても、とても心が痛い状況です。

その中でも、ワクチン接種が進み、少しずつでも「密を避ける」「近場のお出かけ」といったwithコロナ禍に合わせたニーズに対応したイベント実施や仕組みの導入に取り組みたいと考えています。

例えば、コロナ禍で課題に挙げられている
 ・体力低下が問題となる中、フレイル予防につながる中高年への外出促進の取り組み
 ・未就学児の親子が遊べる場に行きやすくなる取り組み
を安全・安心の確保と両立して提案して頂いたり、

市バス・地下鉄の使いやすさを効果的に示すような
 ・シチュエーションに合わせたオススメスポット+経路
 ・大人の部活や習い事など土休日の習慣的な外出促進の取り組み
をテクノロジーや新しい仕組みを使って提案して頂けたらと考えております。

上記はあくまで担当者の想定なので、乗客増・収入増につながる取組であれば幅広くご提案頂き、共に課題を解決していきたいです。

併せて、対象ターゲットに最適な手法による情報発信や一連の企画の中でお客様からのご意見も収集できるような仕組みづくりも付加して頂けるのであれば、サービスの改善や問題点の解消にも役立てたいと思っています。

共に課題解決に挑んでいただける方々を募集しています

今後もコロナの影響は一定続くと思われるが、ワクチンの普及が進み、少しずつでもお客様が安全・安心に楽しんでいただける、乗客増・収入増につながる新たな取り組みを通じて、市民の足としての公共交通機関を維持していきたいと強く思っています。

行政というと堅いイメージを持たれる方も多いかもしれません。

私共のチームは日頃から規模も分野も様々な企業様とお仕事する機会も多く、行政の部署の中では比較的フットワークが軽く、課長がラグビーのイベントやファッション系のポジションにも居た経験からか、デザインやソフトの重要性も理解しているという印象をお持ちいただくことが多いです。

この課題についても、担当者と決裁者の課長も交えてざっくばらんに相談しあっていますが、皆さまの命や健康の安全と、市バスや地下鉄に乗っていただくことの両立に悩んでいるところです。

スタートアップの方などに知恵を貸して頂き共に課題解決に挑んで頂きたいと思っております。

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Vision

実現したい未来

コロナ禍に対応した新たな継続的な取り組みにより、安全・安心に市バス・地下鉄の魅力を伝え、市民の足としての交通機関を維持していく。

得られるもの

・地下鉄、バスへのポスター掲出、各駅へのちらし・ポスター掲出やデジタルサイネージ、プレス発表など広報面でのPR
・各駅の乗降客数、毎年実施している市バス・地下鉄お客様アンケートデータ

Outline

背景 コロナの影響で、市バス・地下鉄の乗降客数が大幅に減少しており、大規模イベントでの集客やこれまで実施していたやり方での乗客増・収入増対策ができない。
課題(詳細) 外出自粛が呼びかけられる一方、ワクチンの普及が進む中で、「密を避ける」「近場のお出かけ」といったwith/Afterコロナ時代のニーズに対応した新たな取り組みによって、安全・安心に市バス・地下鉄をご利用いただき、市民の足としての公共交通機関を維持する。
求める解決策 新たなツールや仕掛け、例えばアプリを活用した取り組み等を用いてお客様に安全・安心に市バス・地下鉄を楽しんでいただく仕組みづくり。
付加的・発展的な要素 対象ターゲットに最適な手法による情報発信や一連の企画の中でお客様からの建設的で日常的なご意見も収集できるような仕組みづくりも付加し、サービスの改善や問題点の解消にも役立てたい。
これまで実施してきたイベント参加、企画乗車券・グッズ販売、ご意見収集がアプリなどで一括して解決できるのか、関係する技術はどのようなものがあるのかを整理し、現状のサービスと融合したい。
想定する実証実験内容 まずは、どのような仕掛けならばイベント参加、企画乗車券・グッズ販売、ご意見収集などの現状サービスと相乗効果が見込めそうかを実証したい。
上記はあくまで担当者の想定なので、乗客増・収入増につながる取組であれば幅広にご提案頂きたい。
求めるスタートアップ像 ・スピード感を持って効率的にコミュニケーションができる。例えば、メールやショートな打ち合わせの回数を重ねるなど日々のコミュニケーションがとりやすい。
・煮詰まりきっていない状態で困りごとやキーワードなどを伝えるだけでも様々な提案を出してくれる。
スタートアップに求める条件 チャットツールやオンライン会議ツールなども活用しながら円滑にコミュニケーションを行いたい。
提供可能なデータ・環境等 市バスの経営状況、地下鉄の乗降客数、毎年実施している市バス・地下鉄お客様アンケート。
プログラム終了後の本格導入 費用対効果を鑑みて判断する。
効果が見込める場合は、始めは小規模の予算でも段階を経て予算規模を拡大することも可能。

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