Urban Innovation JAPAN


応募終了

岡崎市 観光推進課

「どうする家康」に便乗!宿泊につながる体験型コンテンツの開発・実証

採択企業
  • 株式会社さとゆめ、株式会社amulapo、株式会社一旗

Point

解決したい課題

岡崎での滞在時間を長くすることで宿泊客や地元飲食店での消費拡大を狙いたい

想定する実証実験

既存施設やリバーフロント地区を活用し、夕方〜夜にかけて楽しめる新たな体験型コンテンツの開発し、宿泊につながるか実証を行う

Story

「東海オンエア」効果で増えた!? 岡崎観光の現状

 みなさん岡崎市をご存知でしょうか。

 岡崎市は、徳川家康公生誕の地である岡崎城や岡崎発祥の八丁味噌などが有名で、そうした歴史的なコンテンツを中心に観光PRを行ってきました。

 そんな中で近年では、岡崎市在住のYoutuber「東海オンエア」の人気により、10~20代の若い世代の観光客が増えています。日本全体で観光客数は減少傾向にある中では、岡崎市の観光客数は、微減しているもののなんとか維持しています。一方で、大きく課題になっているのが、宿泊者数の減少です。

若い世代向けの観光政策は順調?

 これまで岡崎の歴史をめぐるコンテンツとして、家康公が生まれた場所である岡崎公園(岡崎城)や、家康公ゆかりの寺社仏閣に関わるスタンプラリーやキャンペーンを行ってきましたが、令和元年に実施した来訪者アンケートの「あなたはどこを訪れましたか」という質問では、来訪者の約7割が岡崎城に訪れ、そのうち10-20代がわずか7%あまりでした。

 一方で、東海オンエアをフックにした、鉄道会社と連携した若い世代に向けた街歩きの観光商品を開発では、多くの若い世代が岡崎に訪ずれ、観光施策として成功しました。

 

 2017年には、岡崎観光サイトをリニューアルし「岡崎おでかけナビ」を開設しました。
観光伝道師でもある東海オンエアのおかげもあってか、毎年PV数は上がっており、年間900万を超えるPVを誇っています。

 

 しかし、このようなコンテンツがあっても岡崎に宿泊する理由は少ないのが現状です。名古屋まで電車で30分という好立地であることや、一般的なビジネスホテル中心の宿泊施設の中では、なかなか宿泊滞在に至らないのが現状です。

 そのためには、夜も楽しめる岡崎や宿泊してこそ体験できるコンテンツが必要と考えています。そんな検討のさなかに千載一遇のチャンスが訪れようとしています。

2023年大河ドラマ「どうする家康」 決定!ちゃんと便乗したい!

 2023年には、徳川家康公が主人公となる大河ドラマの放送が決定しており、歴史好きな観光客の増加は期待しています。

 全国的に岡崎市の知名度が上がるこのタイミングで、歴史好きな方はもちろん、歴史好き以外の方にも岡崎に着目してもらいたいと思っています。そして、実際に訪れてもらった際に、宿泊につながったり、また訪れたいと思っていただけるような観光コンテンツを作っていきたいと思っています。

 訪れていただいた方に岡崎滞在を楽しんでもらうためのコンテンツや、岡崎に対して新たなイメージを印象付けられるようなコンテンツなど、いろいろな可能性があると考えています。 
ぜひ一緒に岡崎を盛り上げる観光コンテンツを作りましょう。ご応募お待ちしています。

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Vision

実現したい未来

岡崎に来るなら泊まらないともったいない、ぜひ行ってみたい、また来たいと思ってもらえるようなまちにしたい!

得られるもの

・実証実験の有効性が確認できた場合、本格導入も検討
・共同開発したコンテンツを収益事業として使っていただいても構いません

Outline

背景 岡崎市の観光施策は、これまで、家康公が生まれた場所である岡崎公園(岡崎城)や、家康公ゆかりの寺社仏閣に関わるスタンプラリーやキャンペーンなど、主に中高年の観光客をターゲットにした歴史的コンテンツが中心だった。近年では、岡崎市在住のYouTuber「東海オンエア」の人気により、10~20代の若い世代の観光客が増えている。
 全国的に観光客数が減少する中、岡崎市の観光客数は微減ながらなんとか維持している状況である。ただし、顧客層の入れ替わりも関係しているのか、宿泊客は大きく減っており、岡崎市内の観光客による消費額が減っている状況である。
 このような中で、2023年には、徳川家康公が主人公となる大河ドラマの放送が決定し、歴史好きな観光客が増えることが見込まれることから、好機を逃さず、経済効果を市内に波及させる施策を打っていきたい。
課題(詳細) 岡崎市には、夕方〜夜にかけて楽しめるコンテンツが少ないのが課題である。宿泊に繋がる体験型コンテンツを開発したいが、ターゲットを歴史好きな観光客向けに置くべきか、東海オンエア目的で岡崎に来訪するZ世代向けにすべきかが絞り込めていない。また行政がやるコンテンツは尖ったコンテンツになりづらく、訴求力が弱くなることも懸念される。
求める解決策 モノよりコト消費を意識した体験型コンテンツや、岡崎への滞在時間を長くするコンテンツの開発を行いたい。
例えば、
・宿泊すること自体が体験になるようなもの
・東海オンエアきっかけで来訪したZ世代向けに、先進技術を使うなどして、岡崎の夜も楽しんでもらえるコンテンツづくり
・歴史に興味のなかったZ世代にも岡崎の歴史を楽しんでもらえるコンテンツづくり
・「どうする家康」に合わせた新たな観光コンテンツづくり
などを想定しているが、上記以外にも岡崎の観光産業の活性化につながる施策であれば広く募集する。
想定する実証実験内容(詳細) 1市、観光協会、観光施設、市内民間企業の協力のもと新たな観光コンテンツを企画、試験的に実施し、
・宿泊につながったかどうかの測定
・参加者へのアンケートによるリピート意向調査
・市内のセンサーによる人流計測
などにより効果検証を行う。
過去にはイルミネーション(岡崎公園、桜城橋、籠田公園)、プロジェクションマッピング(岡崎公園、桜城橋)、乙川河川敷でのナイトマーケットやキャンプ、ボートグランピングなどの実績あり。
実証実験成功後の発展性 ・市の観光政策として事業化を検討する
・民間の旅行商品としての展開を検討する
・市内他エリアや他自治体への展開も検討する
・観光庁、文化庁といった国のモデル事業を活用した本格実施の検討
提案企業に求める専門性 ・旅行者のニーズをあった観光コンテンツを作る企画力
・ターゲット層に訴求し来訪につなげるマーケティング力
・ステークホルダとの調整、事業推進を円滑に行うコミュニケ−ション力

プロジェクトの進め方打合せ方法 ・一度岡崎市内の観光、宿泊していただいた上でプロジェクトを進めたい。
・以降は、定期的に市と会議を行って課題の共有、コンテンツ企画・製作、進捗確認しながら進めていきたい
・オンライン会議対応可
提供可能なデータ・環境等 【データ】
観光白書の統計データ
・各種アンケートの統計
一般社団法人 岡崎市観光協会の協力 
【環境】
岡崎公園、りぶら、乙川河川敷、桜城橋、籠田公園等の公共施設の使用可能。
プログラム終了後の本格導入 実証実験の結果により、次年度以降の本格導入に向けて予算化を検討。
先進的な技術を含んだ提案で、実用性が認められる場合、予算については、本市が予算として持っている先端技術研究費の活用の他、他市への横展開可能性を有するモデル事業となり得る場合、本市が国土交通省から選定されているスマートシティモデルプロジェクトにおいて実施することも検討する。

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