Urban Innovation JAPAN


残り44

締 切

保育課

すべて手作業!?保育園への入所審査をDXでスムーズに!

Point

解決したい課題

・業務効率化によって、保護者や保育園等へ選考結果を通知するまでの時間を短縮したい
・保育園等への入園審査業務を効率化し、年10,000時間以上の職員の時間外業務を削減したい

想定する実証実験

・申込内容の審査や採点、選考、入所先の決定までをツールやサービスによって自働化。それによる業務量の削減効果を検証する
・(できれば)現業務の洗い出しなどを行い、将来的な入園審査業務フローの見直し材料を収集する

Story

全国では、保育園入園(保活)が課題

働きながら子育てをするうえで、課題になってくるのが保育園への入園。入園できるかできないかで、育児休業からの復帰ができない、働き方を変えなければならない等の状況が発生してしまいます。こうした中、豊橋市では待機児童ゼロを維持しています。

誰の目にも公平で適切な審査をするには、膨大な書類、たくさんのチェック項目を点検することが必要・・・

保育園の入園は、保護者の方にとっては死活問題。公平で適切な審査をするためには、膨大な書類を隅々までチェックし、間違いのないよう点検をしなければなりません。

現在は、チェックや審査をすべて人の手、人の目で行っています。ツール導入によって、効率化を図る必要性を感じながらも、業務効率化の手法としてのAI-OCRの活用可能性等デジタルツールの活用に関する知識や経験に乏しいことや、目の前の業務に手一杯な状況で、現状では手つかずになっています。

待機児童ゼロと公平な審査を維持していますが・・・保育園の入園審査・選考業務はパンクしています

保育に関する新しい制度ができたり、保護者向けの支援策が次々に行われるなか、制度などを運用している保育課は以前から業務繁忙が続いています。近年は人員体制を拡充するなどしていますが、それを上回るペースで業務量が増加。公平な審査の維持と、保護者や保育園等からの相談対応に支障が出かねない状況です。

デジタルの力で素早く、正しく選考して、利用者に届けたい!

保護者や園からは、少しでも早く選考結果を知りたいという声が多く届きます。その裏側には、保護者にとってはちゃんと入園できるかどうかの不安、園にとっては、入園してくる児童の保護者さんと早く連絡をとってコミュニケーションを図りたいという思いがあります。

結果を早くお伝えするために、申込の〆切を早くする方法も考えられますが、あまりにも早い〆切だと保護者の方の事情の変更に速やかに対応することが難しくなる点が課題としてあげられます。

豊橋市では、素早く、正しく選考して、少しでも早く皆様に結果をお伝えできればと考えています。

利用する市民も、従事する職員も、ハッピーに!

今回の実証実験で想定されるようなITツール等を駆使し、効率的な審査等ができるようになれば、保護者や園の方からの相談や新しい事業の検討などに有効に時間を使うことができ、豊橋市の保育をとりまく環境の向上につながるものと確信しています。

副次的に、従事する職員のワークライフバランスもしっかり確保していきたいと考えます。

今回の実証実験に参加するにあたり

実証実験への参加にあたり、日常業務が手一杯の状況もあり、実証実験で業務量が増えることについて、大変悩みました。

しかしながら、保育課職員だけでは業務改善を考える余裕がなく、今回のアーバンイノベーション豊橋の仕組みを使うことで、外部の方のお力を借りて、豊橋市の保育をとりまく環境を向上させるための第一歩を踏み出そうと固く決意しました。

最近では、子育てしやすい街として評価をいただいておりますが、さらに「子育てしやすい街」を推進していきたいと考えています。皆様からのお知恵とお力を是非ともお貸しください!

READ MORE

Vision

実現したい未来

目の前の業務を必死でこなしている状況から脱し、市民にとってより良い保育サービスや施策の立案も行えるような環境をつくり、「子育てしやすい街」をさらに推進していきたい。また、業務効率化による時間外業務を削減し、職員のワークエンゲージメントを高めたい。

得られるもの

保育園の利用調整は、市町村の責務となっており、本市同様に紙ベースで入所受付や審査をしている自治体も数多くあると思われます。本市(中核市)規模の実証結果をもとに、他自治体への展開が可能と考えます。

Outline

背景 以前から保育課は業務量が多いが、近年、職員の増員のペースを上回って、業務量が増加。令和5年度は年10,000時間以上の時間外業務が発生した。日中は、保護者や保育園等からの問い合わせや相談対応がメインとなるため、入園審査業務は業務時間外に行っている状況。日々、目の前の業務をこなすことで精一杯になってしまい、新たな保育サービスのアイディア出しや施策立案などに充分な時間を割くことができていない。

また、入園審査業務を全て手作業で行っていることから、選考結果が出るまでに相応の時間を要しており、選考結果の通知が遅れるなど、保護者や保育施設に対しても影響を及ぼしている。

課題(詳細) 入園審査の業務概要は以下の通り。

①提出された申請書類を点検し、不備がないかや申請内容が適切かどうかを確認する。
②申請内容に応じた指数付けを行う。
③基準に基づき指数の高い方から希望する保育園等へ割り当てる。
④選考結果を申請者と保育園等に通知する。

特に①②の申請書類の確認と採点作業に多くの時間を要している状況。日中は保護者や保育園等からの問い合わせ・相談対応がメインとなることに加え、申込から選考まで定められた期間内で行う必要もあり、入所審査業務は業務時間外に集中して行うことが常態化。

現在手作業で行っている保育園への入園審査を効率化したい。
また、入園審査関連業務が繁忙であることによる、問い合わせへの回答や選考結果の通知の遅れなど、市民や保育施設に与える影響についても解消したい。

求める解決策

・申請内容の審査、採点、入園選考、通知業務の自働化
・(できれば)申請書類(紙)のデータの電子化
※申請書は、統一様式ですが、申請内容によって添付が必要な書類が複数パターンあるため、単純にAI-OCRなどでの読み込みだけでなく、工夫が必要だと考えています。

想定する実証実験内容(詳細) ・紙ベースの入園申込書類を電子データ化し、申込内容の審査や採点、選考、入所先の決定までをツールやサービス によって自働化。それによる 業務量の削減効果を検証する
※検証期間が短いため、早期に実証実験を始めることができるツールやサービスを想定しています

・(できれば) 現業務の洗い出しなどを行い、将来的な入所審査業務フローの見直し材料を収集する
※自働化に支障の出る書類やフローがあれば、見直しを検討したいと考えています。

実証実験成功後の発展性 実証実験でうまくいけば、入園事務以外にも保育課業務で応用できるものがあれば機能を拡張していきたいと思います。
また、中核市規模での入園事務改善事例があれば、規模にかかわらず様々な自治体への展開が可能と考えます。
提案企業に求める専門性 保育園等の入園の仕組み等、保育関連の知識、経験を持っているとありがたいです
プロジェクトの進め方打合せ方法 Zoom等でのオンライン会議。必要に応じ、随時打ち合わせ(1~2週に1回程度を想定)
提供可能なデータ・環境等 ・各給付認定申請書等、各種申請書類一式
・入園方法や助成内容等、各種制度の説明資料
・利用者へ配布する「入園のご案内」
・ホームページ記載内容
プログラム終了後の本格導入 実証実験後には、本格導入に向けすぐにでも予算化したい。

選考基準・スケジュール・よくある質問など

資料請求・新着課題

地域・社会課題解決に繋がる、
本当の意味での地域創生をともに実現しませんか?

社内で検討されたい方のために、
実績などをまとめた案内をご用意しています
自治体関連のお役に立つ情報や、
新着課題をお届けします