Urban Innovation JAPAN


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魅力文化創造課

NFTアート!?地域のクリエイターを後押しする仕掛けを作りたい!

Point

解決したい課題

豊中で活動する新進気鋭のクリエイターと市役所とのつながりがなく、市の魅力発信や文化振興にクリエイターの力を十分に活かすことができていない。

想定する実証実験

・クリエイターが気軽にNFTアートを試すことができる仕組みづくり。
・クリエイターと市役所がつながるきっかけになる仕掛けづくり。
・NFTアートへの関心を高めるワークショップ、アイデアソンなど。

実現したい未来

・NFTアートを通じてクリエイターの活動の場が広がっているとともに、支援者と繋がり活動資金の獲得が出来る。
・クリエイター同士や地域の事業者などが繋がり、情報交換を行ったり地域の活性化に繋がる新しい活動が始まる。
・市民が気軽に文化芸術に触れることが出来る。
そのような場や仕組みが出来ている未来を実現したい。

得られるもの

・NFTアートの活用による地方創生が注目され始めた今、大阪・豊中で、自治体職員やクリエイターと共に新たな可能性やニーズの開拓に携わることができる。そのノウハウと実績は、全国の自治体のNFT活用事業に参入していく際のアドバンテージとなる。
・自治体が持つ情報やネットワークを活かして、市民や地元の商店・企業をはじめ、大阪大学総合学術博物館、大阪音楽大学、文化芸術センター指定管理者などの専門機関等とのつながりをつくることができる。

Story

デジタル化が進む、豊中市

 豊中市では、デジタル技術を活用し【暮らし・サービス】【学び・教育】【仕事・働き方】のあり方を根本から変革していく方針を示した『とよなかデジタル・ガバメント宣言』を2020年8月に発出しました。現在、市民の皆さんに便利で快適な暮らしをお届けするとともに、まちの発展につなげていくためにさまざまな取組みを行っているところです。

デジタル×アート=NFTアート!?

 最近はアート作品をデジタル上で売買することのできる『NFTアート』という仕組みが広まっています。NFT(非代替性トークン)は、デジタル作品の流通を可能にした革新的技術として将来の発展が期待されています。日本国内でも、プロスポーツ球団やエンタメ企業が所有コンテンツをNFTで販売し始めるなど、NFT市場に注目が集まりつつあります。

 しかし、まだまだ一般的ではない仕組みのため、多くのクリエイターたちからすると、一握りの著名なクリエイターや有力コンテンツをもつ企業だけが利益を得ることができる、参入障壁が高い、遠い世界というイメージがあるかもしれません。また、投機目的と思われるような売買事例も散見され、主要取引通貨である仮想通貨市場は乱高下を繰り返す危険な相場のイメージが定着しています。登場したばかりの技術、仕組みとはいえ、課題も多く、不安が先立つのが現状であり、多くのクリエイターたちにとって実際に活用をイメージできる状況にはほど遠いのではないか、と私たちは感じています。

豊中市内の潜在クリエイターは3,000人以上!

 豊中市は、「音楽あふれるまち」の取組みや、子どもたちが文化芸術に親しむ機会の充実、助成制度による文化芸術活動の支援など、文化芸術の振興に力を入れています。平成27年度(2015年度)には、文化芸術創造都市として文化庁長官表彰を受けました。

 こうした取組みは、市内で文化芸術活動を行う方々と連携・協力して進めてきていますが、市とつながりのあるのは、まだ一部の方々にとどまっています。平成27年(2015年)の国勢調査によると、豊中市で文化芸術関係の職業についている人はおよそ3,600人(社会経済分類の「文筆家・芸術家・芸能家」区分の人数)。新進気鋭のクリエイターなど、これまでに市とのつながりがなかった方々とも連携することにより、新たな取組みを生み出し、豊中のまちを、豊かな文化芸術が育まれる魅力的なまちにしていけるのではないかと感じています。

 そこで、NFTアートを一つのきっかけとして、創造性あふれるクリエイターたちが出会い、集まり、つながることで、クリエイターの創作活動の発展、ひいては豊中のまちの活性化につなげていこうと考えました。

NFTアートを活用して、クリエイターたちにどんどん活躍してほしい!

 デジタル作品の「真正」が担保できる技術は、デジタル作品の流通とクリエイターの安定した権利収入確保に大きく道を拓くものです。しかし、そうした市場が将来、本当に多くのクリエイターたちが参加し、活用可能なものに成長していくのか、現状はまだまだ不透明です。

 そこで、まずは本市が媒介役となって、市在住・市ゆかりのクリエイター等にNFTの仕組みの詳細や出品までのハードル、出品・取引の実情、メリット・デメリットなどについて学び、理解する機会を提供したいと考えています。

 そのうえで、こうした機会を捉えて、クリエイター一人ひとりが、今後NFTが自分の活動や事業にとって有益なものなのか、考えていただくきっかけにつながればと思っています。そうした取組みの積み重ねが、やがてはNFT市場をめざす新たなクリエイターたちが次々と生まれてくる素地をつくり、ひいては市場の発展につながるものと考えています。

 私たちと一緒に、NFTアートを活用しながら、市内のクリエイターたちが活躍できる仕組みづくりに取り組みませんか?音楽だけではなく、『アートもデジタルのまち、とよなか』を目指し、協働してくれる皆さんからのご応募をお待ちしております!

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Outline

背景 NFT技術の登場により、クリエイターのデジタル画像・音楽・動画などの作品についても流通の仕組みが整い、同市場は新たな作品発表の場、活動資金獲得等の手法の一つとして注目されている。地域の活性化の方策の一つとして、NFTアートの活用事例も少しずつ出てきている。
課題(詳細) 文化芸術振興や魅力発信(シティプロモーション)の取組みは、古くから受け継いできた歴史や伝統の継承・発信だけでなく、新たな発想や新技術なども柔軟に取り入れながら、常に創造・進化していくことが求められる。
現状、市役所と旧来の文化芸術団体とのつながりはあるが、たとえばメディアアートなど新たな分野の活動者とのつながりは少なく、クリエイター等が集まる場やつながる場もない。新たな活動者とのつながりは、主に市の助成制度を通じてつくってきているが、制度への応募者の広がりや先駆的事業の応募が少なくなっているなどの課題があり、クリエイターに十分に情報が届いていないことが考えられる。
求める解決策 ・市内クリエイターがNFTの仕組みや関連ビジネスの現状を学び、そのメリット・デメリット等を理解する機会・場を提供し、参加者一人ひとりが今後の活用の可能性を自身で考えてもらうきっかけづくり。
・NFT市場をめざす新たなクリエイターたちが生まれる素地をつくる。
想定する実証実験内容(詳細) クリエイター同士や支援者が、作品作りなどを通してつながり、実証後も自分たちでNFTを活用した取組みを継続できるようにする。そのきっかけとして、以下のような事業を組み合わせる。
 ・クリエイター等への支援策や地域還元策の検討。
 ・クリエイター等によるデジタル作品の制作・販売・活用。
 ・豊中市で活動するクリエイター等を対象に、NFTアートへの関心を高めるセミナー、ワークショップ、アイデアソンなどの実施。
また、クリエイターと市役所がつながる仕掛けとして、ふるさと納税の返礼品などへの活用を検討する。
実証実験成功後の発展性 ・NFTアートについて学び・体験できるセミナー等や、クリエイター同士や支援者がつながる場の継続支援など、豊中で活動するクリエイター等への支援策を実施。
・NFTアートによる地域活性化策についての検討が進み、市民や地域の事業者への還元効果のある取組みがあった場合には、市としてその取組みの定着までの支援策を検討する。
提案企業に求める専門性 ・クリエイターの目線から、NFTの仕組みの詳細や出品・取引の実情、出品までのハードルやリスク、それぞれの取り組みに適したプラットフォームなどに関する豊富な知識・経験。
・上記の豊富な知識・経験を踏まえた、クリエイターのニーズへの対応力や地域に還元するための活用方法の提案力。
プロジェクトの進め方打合せ方法 ・NFTアートの活用方法やその将来性への期待がふくらむ反面、身近での活用はまだ初期段階であり、今後の展開が見通しにくい状況です。職員の知識や活用イメージも十分に整っていないため、ざっくばらんな打合せも含めて、丁寧にやりとりしたい。
・豊中の人やまちと出会い、豊中ファンになってほしいので、対面での打合せや現地視察を行い、状況に応じてzoomミーティングを活用しながら進めていきたい。
提供可能なデータ・環境等 行政情報や関係者のネットワーク(市民や地元の商店・企業をはじめ、大阪大学総合学術博物館、大阪音楽大学、文化芸術センター指定管理者などの専門機関等)
プログラム終了後の本格導入 当面は、NFTアートに関するセミナー等の継続など、クリエイター同士や支援者がつながる場やきっかけづくりの支援を想定。地域への還元効果が見込める取組みが具体化してきた段階で、事業化に向けた予算確保など。