Urban Innovation JAPAN


残り14

締 切

朝来市 建設課

データを使って通学路に潜む危険をドライバーに知らせたい!

Point

解決したい課題

通学路の危険箇所を車のドライバーに直接通知することで、さらなる事前予防型の交通事故防止につなげたい

想定する実証実験

ナビゲーションシステムやデバイスを活用して通学路の危険箇所をドライバーに効果的に伝える方法を検証する

Story

取り巻く情勢

全国各地で通学中の子どもたちが巻き込まれるといった、とても悲しい交通事故が発生しており、子どもたちのかけがえのない命を守るためには、交通事故を未然に防ぐ必要があります。

警視庁の統計によると、令和5年中の小学生の交通人身事故は、発生件数1,109件(前年956件)、死者3名(前年0名)で、前年と比べていずれも増えています。また、時間帯別では、16時から18時の下校時や下校後の時間帯が約4割を占めています。

警視庁「小学生の交通人身事故発生状況(令和5年中)」より

こうした現状を踏まえ、通学路において通勤等で交通量が多い通学時間帯の交通安全対策が喫緊の課題となっています。

交通事故が起きてから対策を行う「対症療法型」ではなく、潜在する危険箇所を特定することで、交通事故が発生する前に対策を行う「事前予防型」の交通安全対策が求められています。

これまでの取り組み

これまでに、実際にまちを走るクルマのデータから「スピードが速い!」「急ブレーキが多い!」といった、潜在する危険箇所を特定し、通学路における通学時間帯に即したヒヤリハットをマッピングしています。

令和4年度「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」によって、市内2つの小学校区において実証実験を行い、令和5年度には「デジタル田園都市国家構想交付金」を活用して、市内全域の「ヒヤリ💦ハッ❕とマップ あさご」を作成しており、GISシステムによる一般公開をしています。

また、作成した「ヒヤリ💦ハッ❕とマップ あさご」を有効に活用するため、各学校への配布、報道記者発表や交通安全県民大会への参加、通学路に潜む危険箇所を一般財団法人日本デジタル道路地図協会(DRM)に提供するなど各種の啓発活動に取り組んでいます。さらには危険箇所におけるハード対策として、グリーンベルトや減速マークの設置など、通学路を走行するクルマに対する速度抑制対策なども進めています。

取り組みたい課題

毎日、多くの児童・生徒が通学する通学路は、クルマの交通量が多い幹線道路を避けて、幹線道路に並行する生活道路が指定されています。通勤時間帯には幹線道路が混雑しているので、混雑を避けたいクルマが通学路を走ることもあり、その結果、通学路のクルマの交通量が増加する傾向があります。また、通学と通勤の時間帯が重複するので、通学する子どもたちのすぐそばを、通勤で職場に急ぐクルマが減速することなく通り過ぎることもあります。

これまでの取り組みで、通学路の危険箇所とその要因をデータから特定できるようになりました。しかし、「ヒヤリ💦ハッ❕とマップ あさご」を閲覧して事前に危険箇所を認識していただく必要があることに加え、各種のハード対策は、通学路をクルマが走行することで効果を発揮するものです。子どもたちの安全な通学環境の実現のためには、今よりも効果的な「事前予防型」の対策が必要です。

私たちは、危険箇所に接近するクルマのドライバーに対して、危険箇所の告知や迂回の誘導などをリアルタイムかつ効率的にアナウンスする方法を確立できないかと考えています。

想定する解決策

実際にまちを走るクルマのデータから特定された「スピードが速い!」「急ブレーキが多い!」といった危険箇所及びその要因を、車載されたデジタルデバイスなどを介してクルマのドライバーに知らせたり、センサーなどでスピードや急ブレーキを検知して看板で注意を促すなど、効果的な方法を検証したい。

車の走行データや危険箇所など、私たちが持っているビックデータを活用いただき、ドライバーがリアルタイムで危険箇所を認識し、危険な運転を改めることができる解決策を求めています。


最後になりましたが、実現したい未来まであと少しです。
子どもたちの安全な通学環境の整備のために、私たちも一緒にチャレンジしたいと思っており、みなさんからの「斬新なアイデア」を募集しています。
「子どもたちの笑顔を未来につなげる」取り組みを実現しましょう。


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Vision

実現したい未来

ドライバーが通学路の危険箇所を事前に把握し、交通事故を未然に防ぐことができるようになることで、子どもたちの安全な通学環境を実現する

得られるもの

市がHPでの発信やプレスリリースなどを行うことで、実績としてPRすることができる。

Outline

実証支援金:最大50万円

1課題あたり補助率1/2以内、最大50万円(税込み)
(例:総事業費70万円の場合、35万円の補助
   総事業費200万円の場合、50万円の補助
※支払いのタイミングは、実証事業が完了し、事業実績報告書の検査完了後になります。

ひょうごTECHイノベーションプロジェクト企業向けオンライン説明会

開催日時:


各課題の担当課とのQAセッションができる貴重な機会となっておりますので、ぜひご参加ください♪
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本事業についてのお問い合わせは事務局から回答いたしますので、担当課や関係先に直接メール・お電話等でご連絡いただかないようお願いします。

背景 これまでに通学中の子どもたちを守るため、交通事故を未然に防ぐ「事前予防型」の交通安全対策を実施してきた。令和4年度「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」において、車の走行データを活用して危険箇所を特定し、現在は、「ヒヤリ💦ハッ❕とマップあさご」として、公開型GISシステムによる一般公開を実施している。 しかし、実際に通学路を走行するドライバーに対して、危険箇所を直接伝える手段が不足している。車載ナビに活用してもらえないか取り組んだが、実現できていない。
課題(詳細) プローブデータを活用して通学路の危険箇所を抽出しているが、それをドライバーに効果的に伝える方法が確立されていない。現状では、「ヒヤリ💦ハッ❕とマップあさご」を、保護者や児童・生徒には見てもらえているが、肝心のドライバーに見てもらえていないので、危険箇所に近づいた際にドライバーに運転中に直接通知する仕組みを作りたい。
求める解決策 ナビゲーションシステム、ドライブレコーダー、レーダー探知機、スマートフォンなどのデバイスを活用し、車のデータから通学路の危険箇所をドライバーに直接告知する仕組みを構築する。これにより、ドライバーが事前に危険箇所を認識し、安全運転を促進する。
想定する実証実験内容(詳細) GPS付きのレーダー感知器を用いて危険箇所に近づくと音声アラートで通知するなど、既存のGISシステムや危険箇所などのデータを活用して、ドライバーに安全運転のための注意喚起を行う仕組みを構築する
実証実験成功後の発展性 通学路で成果が出れば、市内の道路の危険箇所対策へ展開したい
提案企業に求める専門性 車のデータから通学路の危険箇所をドライバーに通知する技術や製品
プロジェクトの進め方打合せ方法 随時打合せを実施(オンライン会議対応可能)
提供可能なデータ・環境等 ・提供可能なデータ:「ヒヤリ・ハッとマップ あさご」、通学路危険箇所データ(位置情報・危険要因)、公開型GISシステム(ヒヤリ・ハッとマップあさご・道路認定網図)、3D都市モデル(都市計画区域内)、朝来市通学路交通安全対策プログラム、通学路、対策完了箇所、過去に実施した対策事業の内容 等
・協力団体:朝来市教育委員会、各学校等
プログラム終了後の本格導入 本実証事業を通じて検証を行い、来年度以降の導入を検討する。

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